最近、AmazonプライムのThe Great British Bake Offにハマっていて、寝る前にずっと観ている。
bakeは「焼く」という意味で、パン(bread)やケーキ(cake)、ビスケット(biscuit)等々を手作りするのが大好きな"baker"たちがこの番組の主役。
イギリス全土から腕に覚えのあるアマチュア"baker"たちが集い、毎週のお題をクリアしていくんだけど、その都度1-2人が脱落していき、最終的にチャンピオンが決定される。
その熱戦も目が離せない(毎週の結果発表シーンは涙を誘う)んだけど、それに加えて、ケーキがお題の週なら「イギリスのケーキの歴史」を専門家が語ってくれたりと、ためになる勉強コーナーも丁度良いバランスでミックスされている。
日本のバラエティ番組のような過度な演出がないのも、就寝前に楽しむのにピッタリだ(ただし食欲をそそる映像だらけで、完全に『飯テロ』だから夜中の視聴には注意)。
英語にも注目だ。番組の特性上、食に関する表現が多種多様に味わえる。
stodgy は「こってりした」とか「胃にもたれる」という意味。審査員が何度か発言しているのを聞いて覚えてしまった。
soggy もよく出てくる。「ずぶ濡れの」という意味もあるけど、この番組では頻繁にsoggy bottomという表現が登場して、これは焼いたあとの底面が「湿っぽい、ふやけた」状態だということ。審査員がsoggy bottomになっていないか見て、焼き加減をチェックする。
bland は「味気ない」「風味がない」。味付けに関して「もっとseasoning(調味料)が必要」といったアドバイスが聞かれる。
次の戦いでは pull out all the stops (最大限努力する)と意気込みを語っていたり、
興味をひく英語表現には事欠かないのも番組の良いところ(そしてBritish accentは寝る前の耳に心地いい)。
普段の自分は全く料理をしないんだけど、このBake Offを観ていると、いつか自分でトライしてみたいなーという気すらしてくる(&最近、パンやスコーンを食べる頻度が増えている…)。
自分でもbakeする人ならなお一層楽しめる番組だと思う。まだシーズン1を観終えたところだけど、Amazonプライムでは現段階でシーズン8(!)まで視聴できるようなので、しばらくは英国風ベイキングの世界に浸ることになりそう。オススメです。