2013年12月27日金曜日

プーケット・サバイバル 4(ラスト)

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「南の島」全身ヤケドに苦しむ僕は、

ついに、病院に行く決意をする・・・。




(病院へ・・・。 「112」というのは、あと112秒は青信号という表示。 ・・・長い。)






タイの病院


しかし、海外の病院に行くというのは、

想像以上に恐ろしいものだ。




お金はいくらかかるのか・・・

それ以上に、

変な治療されたりしないだろうか・・・




心配は尽きなかったが、

もう、このヒリヒリは、

病院以外で解決できるとは思えない。



ホテルのフロントの優しいお姉さんに教えてもらって、

僕はタクシーに乗り込んだ。



車体が揺れるたびに激痛が走る・・・




I think you need...



すると、小さなクリニックのようなところに着いた。

ドアを開くと・・・



お客(?)は、僕1人。   ああ、不安だ・・・。



するとドクターがやってくる。

僕は、症状を必死で伝えた。



それに対する、ドクターの答えはこうだ。


I think you need an injection...







インジェクションて・・・ ええと・・・









注射?!






ムリ。ムリだ。


そもそも注射は大キライだし、

ここは海外で、そんな不安なところで注射されたくないし、

っていうか、ヤケドに注射ってどういうこと?!




僕は必死で訴えた。

飲み薬。

それか、塗り薬。 それ以外、ムリだ。



僕は、このときほど、英語を話せて良かったと思ったことはない。




僕の必死な思いが伝わったのか、

なんとか、飲み薬のタブレットみたいなやつに変えてくれた。




本当に危なかった・・・。


こうして、タブレットを飲んだ僕は、翌日にはだいぶ回復していた。






タブレットのおかげか、時間が解決してくれたのか、

その辺は今となっては謎だが、

とにかく、注射を回避できてよかった。





・・・という思い出でした。

みなさんも、日焼けにはご注意。あのとき注射していたらどうなってたんだろ・・・ :|











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2013年12月23日月曜日

プーケット・サバイバル 3

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ま、ヤケドぐらい、1~2日で治るだろう。

・・・こう思っていた僕は、自分の甘さに泣くことになる。




(全然無関係な画像。こんなのが500円とかで食べられる・・・)



夜だけ。


そういえば、ヤケドのときって、

冷やさないといけないんじゃなかったっけ?



3日目にして基本を思い出した僕は、

コンビニに行って、持てるだけの缶ジュースを買うことにした。



もちろん、昼間はムリだ。

なんとか身動きができるぐらいに痛みに慣れてきた僕は、

夜、近くのコンビニへ行き、ジュースを買いまくった。




道を歩いていると、客引きのために立ってる人が

腕をつかんできたりする(当然、激痛だ)ので、

太陽が出ていないとはいえ、油断できない。




「この日本人、何本ジュースを飲むんだ」

というレジの兄ちゃんの目をやりすごし、

缶ジュースをゲットした僕は、

ベッドの上で、全身を冷やし始めた。


(この缶を、全身にくっつけて寝転がるのだ。じっと・・・)


・・・しかし。

全然、痛みは・・・ひかない。



全身が冷たくて、

少し動くとヒリヒリするし、

もう泣けてくる・・・・。





次に試したのが、アロエ。

なんか、ヤケドといえばアロエ、ってきいたことがある・・・

気がする。

死にそうになりながら遠くの店まで買いに行ったが、

このアロエジェルも全く効き目なし。






こうなったら・・・

病院に行くしかない。


(次回、ラストです。)




(唯一、外を出歩ける、夜。もはや夜行性動物だ)









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2013年12月22日日曜日

プーケット・サバイバル 2

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人生初の「南の島」で浮かれていた僕は、

2日目、全身ヒリヒリヤケドに苦しむことになる・・・。


(プーケットにもセブンイレブン!)

動けん...


とにかく、水着で守られていたところ意外、真っ赤だ。

ヒリヒリする。

太陽に1日あたっただけでこんな目にあうなんて。




「日焼け止め、塗ってなかったの?」

...塗っていた。

塗っていたのだが、

おそらく海で泳いだときに大半が流れていってしまったのだと思う。




プーケットの太陽をナメていた・・・。

本当に痛い。





どのぐらい痛いかというと、



★まず、服を着ていられない。

歩いて、服がこすれるだけで、叫んでしまうほど痛い。


肌の神経が、100倍 敏感になった感じだ。




★そして、昼間、外に出られない。

太陽があたるだけで、もうアウトだ。痛すぎる。



・・・ってことは・・・・・・

せっかくお金を貯めて南の島に来たのに・・・


そう、1日、ホテルの部屋にいるしかないのだ。



牢獄だ・・・。


たしかにクーラーも効いて快適だが、

これなら日本でできる。


(快適だけど・・・)



僕は、できるだけ体を動かさず、ベッドの上で『金八先生』を観るしかできなかった。

タイに来てるのに...。



つづく。






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2013年12月21日土曜日

プーケット・サバイバル 1

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※今回は、実際の写真も見ながらお楽しみください・・・。





タイに、プーケット(Phuket)という、

いわゆる「南の島」みたいな島がある。




ザ・観光地というか、

のんびり休暇を楽しみたい人や、

サーフィン好きが集まるところだ。




いざ、南の島へ!


社会人2年目の夏、僕は、

生まれて初めて、このあこがれの「南の島」に行った。



タイはもちろん「タイ語」だが、

観光地なので、お店の人もたいてい英語が話せる。





初日。

南の島といえば、海、そして太陽。

そして、真っ白なチェアに座って、サングラスかけて読書・・・。

水着で、気が向いたら海で泳いで・・・



僕の「南の島」初日は、夢のように過ぎていった。



が。。。

(ザ・南の島。)



激痛...

翌日。ベッドから起きると・・・

全身が・・・

い・・・・・・・ 痛い!



痛すぎて起きあがれない。

服を着ているだけで、こすれて痛い。










これは・・・

   もしや・・・










鏡へ走る。 と、

そこに映っていたのは、

痛々しい、全身真っ赤 な自分の姿だった。


やっぱり・・・。



そう、海で一日中優雅に過ごしていた僕は、

見事に、全身をヤケドしていたのだ。



ここから、地獄のバケーションが始まる・・・。



(夜のプーケットの海。この時間なら太陽も出ていないし安全だ)





つづく・・・。









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2013年12月20日金曜日

中国の衝撃 3(ラスト)

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What's missing?

そんな最強女子、リューインも、

今は上海(シャンハイ)の証券会社でバリバリ働いている。



睡眠時間3時間の日々が続いても平気らしい。


やっぱり、さすがだ。




そんな今でも、あのときの衝撃は忘れられない。

あのとき分かったのは、

僕に限らず、

日本人の参加者に決定的に足りていなかったのは


★使える英語力
     と
★コミュニケーションの姿勢


ということだ。





英語は、

言うまでもないだろう。

ただし、これは単に読み書きができるレベルではない。


ちゃんと話せる英語じゃないと、

到底、あのリューインたちには勝てない

ことを、僕たちはみんな思い知った。



思ったことを、即座に表現できないと、

もう置いていかれてしまうのだ。


一度チャンスを逃すと、

もうそれを発言する機会は二度と戻ってこない・・・。






そして・・・

そして、コミュニケーションの姿勢。



リューインは、議論は激しいけど、

それが終わると同時に、本当に信じられないくらい、フレンドリーだった。



議論で反論するのと、

お互いの人間性や友情を大切にするのとは別の話・・・。



ちょっと日本人にはなじまない気がしたが、

ストレートに議論して、そして最高にフレンドリーに一緒に遊んで楽しむ。




これが、グローバルな人間関係のスタンダードなのかな・・・

そう、思った。











高校生のみんなも、大学生になったら、ぜひ海外に出て、衝撃をうけてきてほしい。





2013年12月19日木曜日

中国の衝撃 2

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(ザ・中国という感じの佇まい)





前回は、最強の中国人の女の子、
リューインについて紹介した。


その彼女が語ったのは・・・


10倍いんのよ!

夜。

他の日本人・中国人メンバーと一緒に、

僕たちは北京で1、2を争うというオシャレなバーに来ていた。



とはいえ、僕は昼間の「激闘」でクタクタである・・・。


しかし、

このままでは日本に帰れない。



僕は、リューインにきいてみた。

1番きいてみたかった、この質問...





「リューイン、あのさあ、君...

 なんでそんなに強いの?




どう考えても、女の子にする質問ではないが、

これをきかないとスッキリしないのだ。



すると・・・



You know, we have 1.3 billion people in China.

So we have to stand out 10 times more than you guys.

(私たち中国の人口は13億人。

 ってことは、日本の学生より10倍目立たないとどうしようもないでしょ。)




目立たないと、巨大な人口の中で埋もれてしまうという・・・



な、何その考え方?! 






根が違う・・・


日本だと「目立つとイジメられる」とか

「みんなと一緒がいい」とか言ってるのに、



中国では「10倍目立たなきゃ話にならない」って・・・



もう、根本的な姿勢が違いすぎて、

笑うしかなかった。



こんな人材と、日本人は戦っていかなきゃいけないのか...。


僕に危機感が生まれた瞬間だった...。



(もう1こだけ、つづく。)








2013年12月18日水曜日

中国の衝撃 1

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大学生になると、

海外のpeer(同世代の仲間)に出会える可能性が高くなる。

企業や大学が補助金を出してくれるプログラムが、

探してみればたくさんあるからだ。


(もちろん、基本的には自分でバイトして貯めたお金もとても役に立つ。)





中国の女の子・・・

僕も大学生のとき、そういうプログラムの1つで、

北京(ペキン)大学の学生と

議論したり 交流したりする、イベントに参加した。



そのときの僕の相手は、リューインという女の子だった。


Nice to meet you! 
I'm very happy to be your buddy!


buddy(バディ)というのは、ペアを組んで色々やる相手、

みたいな意味だ。



ああ・・・優しそうな子でよかった・・・。


と、初日だけは僕も安心していた・・・。








ボコボコ

しかし。2日目、議論スタート。


「なんで日本人は授業中に何も発言しないの?」

「なんで日本の学生は遊んでばかりなの?」

「その説明、分からないんだけど。」

「もう私の作ったこの案でいきましょう。 any problem?」



・・・チーン。

全然、全然、 

日本語の子とちがう~~~~!


もう、とにかく全てストレート。

中国人パワーに圧倒された。




僕は生きてる中で始めて、

恐い人が近くに来ると胃が痛くなる

という状態を経験することになった。



夜。リューインが僕に語った話が、また衝撃的だった・・・





が、それは次回・・・ つづく。







2013年12月9日月曜日

ある中1の悩みと、怪しすぎる本。

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僕は今でこそ英検も1級だし、
「英語ができる人」と言ってもらえているが、
その出だしはヒドかった。
あんまりバラしたくないけど…。











全然、英語分からん

中1の冬。僕は悩んでいた。
英語が…
全然分からない。

be動詞? 三単現? …何それ?

いくら参考書を買って読んでみても、
本当に、何を言っているのか理解できない。

あのときの辛い気持ちは、今でも忘れることができない。
本当にイヤな気持ちだった。


「なんで英語なんてこの世にあるんだ」ぐらいの気持ちだった。
「英語さえなければなあ」といつも思っていた。


こうして、中1の僕の英語は、
順調に下降していった。










怪しすぎる一冊

あまりに悩んだ僕は、ある日、
本屋で、ふとある本に目がとまった。
その名も、
「超」勉強法  、だ。

あ・・・ 怪しすぎる。
ハッキリ言って、中1の子が手にとる本とは思えない。

しかし、ワラにもすがる思いだった僕は、
迷わず、この本をレジにもっていった。


とはいえ、何度も参考書に裏切られてきた僕は、
今回も半信半疑だった。










・・・今度こそ、効くといいんだけど・・・でもダメかもな・・・うーん・・・


そんな切実な思いで、ともかく、その本を僕は家に持って帰った。





この一冊が、僕の一生を変えることになる・・・。












ま・・・まるあんき?

さっそく部屋にこもって読んでみる。と・・・


- - - - - - - - - - - - - - - - - - 
英語の勉強に特別な努力は要らない。
ただ、音読して、教科書を「丸暗記」することだ。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - 



え・・・・・

音読するだけ?!

やっぱり・・・ やっぱり・・・ 怪しい。

怪しいが、他に手は残されていない。




普通の参考書ではダメだったのだ。
すぐに本屋に引き返し、本で指示されていたとおりに教科書CDを買った僕は、
ひたすら音読しまくったのだった。










どうしちゃったの?!

とにかくそれからは、音読しまくった。


本には20回音読するように書いてあったが、たぶん100回以上は音読したと思う。


特に、CDのネイティブスピーカーをできるだけ真似して発音するように気をつけた。


少なくとも、今までの参考書の勉強に比べて楽しいことは確かだ。





本当に効果があるかどうかは・・・でも、信じるしかない。











こうして、不安に包まれつつ受けた、中2の最初のテスト。







ああ、点数が上がっていますように・・・

音読しかしてないのに、これで下がったりしたらただのマヌケだよ・・・










そう思っていた僕に手渡されたテストは、

何と、初の90点超え(!!)だった。



(実家に帰ったときに発掘! した、実際の答案用紙。)




このときの感動、これも、一生忘れないと思う。

ただもう、とにかく嬉しかった。






結局、そのままこの音読法を続けたおかげで、
中3で英検2級、高校で準1級までいった。
(さすがに1級をとったのは大学に入ってからだった。)

ただ、それよりなにより、英語で話すことがめちゃくちゃおもしろくなった。






当時は訳が分からなかったが、

今となっては、なぜこのやり方が英語の習得にベストなのか

よく分かる。(それについては、また・・・)





とにかく、僕と同じ感動をみんなにも味わってほしいなー、と思う。







その後、英語は、海外の学生と議論するとき【こちら】や、マヌケな海外旅行【こちら】でも役立ってくれたりと、
僕の人生でなくてはならない存在になっているし、これからもそうだろう。




本当に、運命の一冊に感謝だ。 

この本は、今も本屋に行けば売っていると思うので、見かけたら是非読んでほしいなと思う。