2026年6月30日火曜日

カタチを見抜く

きのう3年生の子と話していて、「一文が長いと、構造がつかめなくてよく分からなくなる」という話題が出た。

これはよくある悩みだ。

英語の勉強では「構文」という言葉がよく登場するけど、Jeffは「構造」というワードを使うことが多い。要は、その文がどういうカタチをしているのかということ。




英語は、「型」がとても効いてくる言語だと思う。

たとえば

When I was fifteen,

と聞こえてきたら、そのあとで、

「テニスが得意だった」なり「カナダに住んでいた」なり、

なにか情報が続くことを、脳みそが勝手に期待するよね?

言ってみれば、When... と聞こえたら、頭の中で無意識に

When [   ], [   ]. 

という2つの箱が用意されるイメージ。

あとはこの箱に情報を埋めるだけだ。

When [I was fifteen], [I lived in Canada].

みたいに。




で、長い文は、こういう型が、レゴブロックみたいにいくつも組み合わさっているだけだったりする。

そして、今の時代は何が良いって、こういうときに、すぐにAIに例文を作ってもらえる。

昨日も、その場でAIに例文をたくさん作ってもらって、すぐに構造をつかむ練習をしてもらった。




1つ、そのまま貼り付けてみよう。英語が得意な人はトライ!

Although many people believe that success in life is determined solely by the amount of money you earn or the social status you achieve, if you look closely at those who are truly happy, you will find that it is actually the small things, such as spending time with your family or doing what you love every day, that bring the greatest joy to our hearts.




たいてい「これで1文? 長っ!」と思っちゃうんだけど、この文は要は3つの箱でできている。つまり 

Although [ ① ], if [ ② ], you will find that [ ③ ].

と見えれば、

「①だけど、もし②なら、あなたは③だと分かるでしょう」

という形をしている。こう見えれば、そこまで複雑な文ではないよね。



Although many people believe that success in life is determined solely by the amount of money you earn or the social status you achieve, if you look closely at those who are truly happy, you will find that it is actually the small things, such as spending time with your family or doing what you love every day, that bring the greatest joy to our hearts.



you will find that [   ] の中身が難しく感じるかもだけど、「強調構文」というのを勉強すれば、

it is [   ] that ...

という強調構文の「型」が隠れていることに気づけるだろう。



それで、今の各自のレベルによって、この文の長さをどう感じるかが当然異なるんだけど、

「無理ー」だろうが「簡単!」だろうが、AIならすぐに難易度を調整してくれる。

本当に良い時代になった。




ちなみに日本語だと「助詞」が大きな役割を果たしている。次の文を見てみよう:

▶最新の翻訳ソフト使って、英語で書かれた論文日本語翻訳したところ、驚くほど完璧な文章から仕上がりました。



どう見てもおかしいよね。けど、正しい助詞に直せば、たとえブロックの順序を入れ替えたとて、文の意味は通じる。

▶英語で書かれた論文、最新の翻訳ソフト使って日本語翻訳したところ、驚くほど完璧な文章仕上がりました。



そして何といっても、この文のように、頻繁に「主語」なしで文が成り立つというのが、英語との大きな違いの1つだね。

(『私が』『我々が』といった主語がなくても自然な文になっている。)





【おまけ】

勉強の息抜きに、数字を当てるゲーム「アルゴ(algo)」、そして心理戦「スカル(SKULL)」に興じる2年生(とJeff)




2026年6月24日水曜日

もう7月がすぐそこらしい

 

先日、この春から京大に通っている卒業生の子が遊びに来てくれた。



学校で、後輩たちに受験の経験を語る会(?)があって、その帰りらしい。

写真のように、生徒の子たちにも勉強のアドバイスをしてくれた。

お菓子の差し入れまで! ありがとね。








こちらは、1年生の保護者の方からいただいた、大量のミニ麺&ワンタンのセット。

いつもお心遣いありがとうございます!




気づけば三国丘高校・泉陽高校ともに、テスト週間。

生徒の子たちも、勉強を頑張っている。

定期テストが終われば、学校も午前授業になって、実質的に夏休みみたいなものだ。

この前、春が来て新年度になったばかりだと思っていたら、もう夏。早すぎる… とにかく前向きに進んでいこう。よし。



2026年6月17日水曜日

いざ北へ!(2026サミット)

 

今年もこの時期がやってきた。

そう、サミットだ。



…と言っても分からないと思うので紹介すると、

Jeffは、大学時代の友人たちと1年に1回集まることにしていて、これを自分たちで「サミット」と呼んでいる。

去年は大阪・奈良サミットで、

その前の2024年は金沢サミットだった。




そして今年は・・・





そう、北海道サミット





飛行機で約2時間、あっという間に北海道に到着。




寒いかと思ってヒートテックもバッグには入れていたんだけど、着いてみればめちゃくちゃ快晴。




半袖もあって助かった…。 ただし、やっぱり冬は寒いようで、大阪では見たことのないような貼り紙も。




雪に備えたタテ型の信号機も、雪国を感じさせる。







もちろん北海道に来たら、食は最大の楽しみの1つ。海の幸を味わって・・・




サッポロビールの工場見学では、プロの注いだ特別なビールを2杯もいただき・・・



そのまま、工場1階にあるお店ではジンギスカンを味わう。






とはいえ、このサミットは、仲間でディスカッションするのがメインイベントなので、

旅館ではしっかり議論してきました。



旅館に着くのに時間がかかって(とにかく北海道は広い!)スタートが遅れたんだけど、

なんとか夜2時ぐらいまでディスカッションすることができた。

毎年、それぞれの生活や課題、やりたいことも少しずつ違ってきていたりして、話を聞くのも刺激になるし、

自分も、このサミットに向けて1年を振り返るので、自身を見つめなおす良い機会になっている。何より、自分とは違う視点からコメントをもらえるのがとても貴重。






巨大な北海道博物館にも行ってきた。











↑ 一番下の写真は「開拓使札幌本庁舎」の模型なんだけど、それが焼失した後に建てられた「赤れんが庁舎」に、翌日立ち寄ることができた(改修されたばかりでとても美しい)。

ちょうど「YOSAKOIソーラン祭り」をやっていて、すごい盛り上がりだった。





入場料300円(だったかな)で、中にも入れた。





そして、ここから徒歩圏内にあったのが、最初の写真の「時計台」。

他にもエスコンフィールドの前を通ったりしたけど(車で通り過ぎただけ…)、



とにかく北海道は、1泊2日じゃ味わい尽くせない大きさだ、っていうことが身に染みて分かった。

また行かないとね。ラーメンもスープカレーも食べてないし。

"ソフトカツゲン" も飲んでない…。



2026年6月8日月曜日

三国丘高校の文化祭へ


久しぶりに、三国丘高校の文化祭に行ってきた。

昔と違って招待チケットがないと入れないんだけど、優しい生徒の子がプレゼントしてくれた。

 







校舎に入った瞬間、高校生パワーにあふれた空間が広がっていたんだけど、

そんななかJeffは、脱いだ靴を入れるバッグを持ってきたは良いものの、スリッパがなくてあたふた…

「いやー靴下のまま乗り切るか…」と思っていたら、スリッパを借りられることが判明して、何とか第一関門を通過(ありがたかった…)。

無事、生徒の子の劇を観に体育館に向かうことができた。





⇧あいかわらず洒落ている螺旋(らせん)階段





ところで、体育館を目指して外を歩いていると(→絶対に靴下じゃ無理だった…)、こんな看板が。


し、しぶすぎる… これは絶対に行かなければ。



実際、戦時中の記録など、貴重な展示がたくさんで、大満足だった。

⇩三国丘高校出身の宇宙飛行士、土井隆雄さんとともに、スペースシャトル「コロンビア」で宇宙を飛んできた校旗。地球を「251周」も(!)してきたらしい。



学校の敷地内に、これだけの高いレベルの資料室があるというのには驚いた。

Jeffと、もう1人しかビジターは見当たらなくて(もったいない!)、ゆっくりと鑑賞することができた。





この「三丘資料館」から校舎の方に戻ると、再び高校生の活気に満ちていた。

こんな何気ない学校行事の一コマも、コロナのパンデミックの時代を思うと、余計に感慨深いよね。

滞在中、塾の生徒の子たちにも会えて、塾とはまた違った元気そうな姿を見られて嬉しかった。

食堂でご飯も食べたかったなー… それは、できたらまた今度の機会にしよう。



===


こちらは、卒業生の子が先週持ってきてくれた、大量のお菓子の差し入れ。


いつもありがとう!



ちなみに車で一緒にランチも行ったんだけど(→Jeffの大好きなイオンへ)、

今回はマリオカートではなく、実車に近いレーシングゲームで勝負。


もう現実ではありえないラフな運転で、なんとか勝つことができた…

そして、相変わらずタピオカは美味しかった。


車の運転ありがとね。また行こう。



2026年6月2日火曜日

難波でスタンドアップ・コメディ

 

「スタンドアップ・コメディ」を知っているだろうか。

⇩こんなやつ(AIに画像生成してもらった)




日本だと「漫才」や「コント」が主流だと思うんだけど、

stand-up comedyでは、こうやって前に立っている演者が、いろんな話で笑わせてくれる。

それで、なんと大阪でも、このstand-up comedyをやっている劇場があるということを最近知って、週末に行ってきた。





なんば駅を降りて、てくてくと歩いていく。



ドンキの横を通り過ぎて…



「COMEDY」の文字を発見。ここだ。





1階がバー、その地下が劇場という構造だった。

バーに入ると、海外からの観光客の人たちが、お酒を飲んだり、ご飯を食べたりしている。ここで開始の8時まで待つという流れらしい。

というわけで、Jeffもちょっと緊張しつつ、バーでお酒を飲んで待つことに。







生でスタンドアップ・コメディに参加するのは初めてなので、お酒を飲みつつそわそわしていると、地下への案内の声が。

2杯目を注文して(お酒を会場に持ち込める)、ちょっと遅れて地下に降りると、既に11人が椅子に2列で座っていた。

「まあ3列目でいっか」と思っていると、司会の人のはからいで、あれよあれよと、最前列のど真ん中に座らされるJeff。

いやーまじかー… どうみても唯一の日本人だよ自分… まあ、もう楽しむしかない。

横のカップルに話しかけると、アメリカから来た観光客らしい。なるほど、それで・・・と、もっと話そうとしているところで、ショーがスタート。




まずはお客さん1人1人に、「どこから来たの」とか「仕事は」とか、そういう質問が飛んでくる。

たしか7人がアメリカからの観光客で、2人がシンガポール、あとはフランス人・ウクライナ人・そして日本人(=Jeff)が1人ずつという感じだった。

この司会者にプラスで3人がコメディを披露してくれて(うち1人はギター演奏しつつ)、ネタバレになるから内容はあまり書かないけど、特に最後の人にはめっちゃ笑わせてもらった。

やっぱり日本文化に関連したネタが多かった(日本に来た観光客にとってはそういう話題が特に受けるんだと思う、実際に面白かった)。




事前は「2時間ももつかな…」と思っていたんだけど、

気づけばあっという間に夜10時。

「いやー来て良かったな」と思いつつ1階のバーに戻ってお酒の残りを飲んでいると、

同じくショーの観客だったアメリカ人カップル(劇場でお隣だったのとは別の2人)も近くの椅子に座ったので、一緒に飲もうーということで3人の二次会(?)が始まった。




さっきのスタンドアップコメディの話題から、

アメリカの物価や食習慣・政治の話、仕事の話、アニメやドラマの話、日米の歴史…と、

とにかく3人で弾丸トーク。

そのまま、深夜1時(!)を過ぎたころ、海外留学の経験のある卒業生の子も参加。


わざわざバイクで駆けつけてくれた。イケメンすぎる。




そのままさらに話は弾んで、解散したのが午前3:30過ぎぐらい… とんでもなく盛り上がってしまった。


楽しかったー(飲みすぎたけど…)。

もちろんショーが終わってそのまま帰ることもできたんだけど、

ちょっと勇気を出して Can I join you? と話しかけるかどうかで、こういう素敵な出会いが左右されることもあるねっていうのを実感した夜だった。

(→よければ4月のこの記事も参照: 笑いあり感動ありの一冊 …この本に刺激されて、以前よりこういうシーンで話しかけるハードルが自分のなかで下がった部分は絶対にあると思う。本当に読んでよかった)



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保護者の方、そして卒業生の子から、差し入れをいただいています!いつもお心遣いをありがとうございます!






2026年5月27日水曜日

経済学部出身の友達と、お金の話


3年生の子が大きい封筒をもっていたので、何の封筒か尋ねてみると、奨学金の案内だった。

 Jeffも大学時代は奨学金を借りていた。

奨学金といっても色んな種類があるんだけど、Jeffが借りていたのは、利息を付けてきっちり返済するタイプ。

大学生の間は奨学金が振り込まれて、それを大人になってから返済していくということで、

これは言わば、大学生の間に必要なお金を、未来の自分から借りているようなものだ。





というわけで社会人になってから、長い間、基本的には一定の金額を毎月返済してきたんだけど、

ゆっくり返すほど、元金もなかなか減らないから、利息も多めに払うことになる。

仕方ないか…と思っていたものの、やはり今後ずっと払うことになる利息を考えるともったいないので、このたび残額をまとめて返済することにした。





それで、「やったーこれでスッキリしたー」と思って大学時代の友人(経済学部)にこの話をしたんだけど、

すると「金利情勢的には返さない方が得では?」という返事が。

「え…そんなことある? だって、もう利息払わなくて済むんだよ、どう考えたって長期的にはさっさと返済した方が得なんじゃ…」

と思いたくなるんだけど、相手は経済学部。

うーん、じゃあやっぱり損なのかも…。

さて、なぜ一括返済しない方が得なのか、分かりますか…?





ここで、話を分かりやすくするために、「返済すべき残額が230万円」で「年間の利息が1%」だったとしよう。

で、「毎月2万円ずつ返済する」とすれば、およそ10年かけて最終的には約242万円払うことになる。

(⇩AIに手伝ってもらって計算しました)


つまり、12万円が利息でとられるということ。

これだけ見ると、「じゃあ今すぐ230万円を返済すれば、12万円の利息は払わなくて済むから、やっぱり得してる」と思うよね。

けど、経済学部の見方は違う。

「その230万円を、返済ではなく、国債などの購入にあてると?」と考えてみよう。

またAIにお願いして計算してもらおう:

「230万円で2.5%利回りの10年物国債を買った場合、最終的にいくら手に入るか計算して」

→すると、税金を引かれた上での最終的な総額は「2,758,200円」になるらしい。

つまり、ここから230万円を引いて、利益は約46万円。




まとめると、

【A】奨学金230万円を一括返済する 

 →利息の12万円を払わなくて済む

【B】奨学金は今のまま毎月の収入から返して(→最終的に12万円の利息を支払う)、230万円は国債の購入にあてる

 →大まかに「46万円-12万円 = 34万円 得する」


ザックリ、こういうこと。

もちろん、奨学金を一括返済した場合、『毎月の収入から返済する2万円』という負担がなくなるので、これを上手く活用すれば、必ずしも34万円もの差がつくとは限らない点には注意が必要なんだけど、

それにしても、「借金なんて、早く返せばそれだけ得でしょ」という枠組みだけで考えていると、この差はなかなか見えてこないよね。




他方でこれは、「ファイナンス」という分野を勉強している人からすれば、当然の視点ともいえる。

「絶対こうだ」と自分が思っていても、それは自分にとっての枠組みの中でそう見えているだけで、違う観点をもった人の助けがあれば、別の道が見えてくることもある。

…っていうのを感じた出来事でした。





…まあ、結局「もう申込の手続きもしちゃったし、スッキリしたいからやっぱ奨学金は一括返済するわー」が今回のJeffの結論なんだけど…。

これまでも奨学金の返済でたくさん(?)利息を払ってきたけど、まあそれは、未来の学生の子たちに貸与される奨学金の原資になると思えば、ポジティブにも捉えられる。

そうやって役立てられていますように…。



2026年5月19日火曜日

すごいぞ高校生


2月末の国公立大学の前期試験(二次試験と呼んだりもする)から、約3ヶ月が経った。

成績開示で、二次試験の英語で〇点取れました~っていう報告をもらったりもする




それで、Jeffも二次試験の英語の長文を順に読んでいくんだけど、高校生が解くには難易度が高いよなーと驚かされたりする。

これ、制限時間もなく、なんなら辞書を片手に、優雅に二次試験の長文を読んで、そのうえで「案外簡単やん」って言うのは危ない。

実際には、その難しい英語を、真剣勝負の会場で読み解き、厳しい制限時間のなか、シャーペンと消しゴムで(⇨パソコンで推敲することもできない!)答案用紙に書き込んでいかなければならない。

入試なり、資格試験なり、ヒリヒリする試験を受けたことがある人なら分かると思うけど、これは、のんびり優雅に解く環境とは別物だ。




授業でも、記述問題の解説をするときは、もちろんできるだけ完璧な答案を提示するべきなんだけど、

他方で「いやこれ、実際の制限時間内でこの答案を仕上げるのは無理やろ」ということもある。

ここで、教える側が、時間をかけて緻密に練り上げた「完璧な答案」をただ見せるだけでは足りないだろう。

だから、「実際の試験会場では、核となるAとBの要素が入っていれば、おそらく合格答案レベルだと思うよ」というように、実践的な答案はこのぐらいだっていうラインも伝えたりするようにしている。




実際、二次試験の通過ラインは「6割」前後におさまっているケースが多い。

逆から見れば、4割も減点されても、合格ラインということだ。

もちろん得意な子は7割、8割とったりもするわけだけど、

ともかく9割や満点というケースはかなり限られるはずで、みんなそうやって合格していく。





ともかく、試験会場でこのレベルの英語を読み解くには、

かなりの練習・トレーニングが必要となる。

1年生のときからやっている「単語」や「文法」は、その土台だ。

そこから積み上げて、高校に入ってからのたった3年弱で、こんなに本格的な英文を読めるようになるんだから、そこに至る努力には敬意を払わないといけないと思う。

(そして、それだけ頑張って身につけた英語なんだから、大学に入ってからも継続して伸ばしてほしい。ぜひ。)




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さて、三国丘高校の1年生は、明日が英文法のテスト。

このあと授業で、文法の総復習会です。どんどん英語力を積み上げていこう。よし。