昨日、ある新高1の子と話をしていた。
その子は、高校から出された「宿題」を、せっせと勉強していた。
見ると、ずっと漢字を書いてる。
「集中して漢字覚えてて、偉いやん」と声をかけると、その子がボソッと一言。
「この漢字、全問テストをやってくれたら、俺絶対、満点とれんねんけどなー。」
・・・すごい。
この子は、高校に行っても、このままいけば大丈夫だなって分かった。
だって、たぶん、他の同級生の子は、今ごろ遊びほうけているに違いないのだ。
だけど、この子は「漢字せっかく全部覚えたんやから、全問テストしてくれないかなー」って言ってる。
格が違う・・・
別に、遊んじゃダメなわけじゃない。
勉強も・部活も・遊びも、全て味わい尽くしてこそ、高校生活の醍醐味だと思う。
けど、この子が漢字に賭けてる気合いは半端じゃなかった。
僕が高校生のとき、ずっと思ってたことがある。
学校のテストは、「テスト」じゃない。
「練習試合」だ。
全国模試は、「テスト」じゃない。
予選なしの、一発出場の「全国大会」だ。
なんで、勉強ってなった瞬間に、暗いイメージが付きまとうんだろう。
違う、違う!
部活と一緒!
サッカー部が、他校のサッカー部と「練習試合」をするのと一緒だ。
「試合」なのだ。 もっと楽しくてワクワクするものだ、本当は!
普段のパス練習とか、走り込みとか、そういう地味な練習が報われる、
一番楽しいパフォーマンスの場、それがテストっていう試合。
だから、「明日テストかー。だりーなー。」じゃない。
明日は試合なのだ。パフォーマンスのチャンス!
もっと言うと、
野球部が、甲子園に行こうと思ったら、まず地区予選を全て勝ち抜かなくてはならない。
甲子園に出るだけで、かなりの苦労だ。
それに比べて・・・
全国模試とか、センター試験って、何がすごいって、
予選なしで、いきなり「全国大会」に出られるのだ。
「え、本当にいいの?」って感じだ。
全然勉強してない子も、
トップ目指して頑張ってる子も、いきなりまったく同じ問題で、
まったく同じ基準で、評価してくれる。
すごすぎだ。
4月の頭、多くの高校で、最初に「実力テスト」みたいなのがある。
上に書いた漢字の子は、これで上の方にいきたいなーと見据えて勉強していた。
「ガリ勉」とか、そういうんじゃなくて、
ただ試合前に、きっちり自分に追い込みをかけているのだ。
早く、この発想の転換をしたほうがいい。
試験前の勉強も、
試合前のテニス部の実戦練習も、
コンクール前の吹奏楽部の仕上げ練習も、
根は一緒だ。
大切だから、もう一度。
「早く、この発想の転換をしたほうがいい。」
この発想の転換ができれば、
こんなに楽しい競技は、なかなか無い。
成果は着実に出るし、年に何度か全国大会(予選なし)が開かれるし、
競技人口も半端ない。センター試験の受験者数は、毎年50万人ぐらい(!)だ。
是非、この"発想の転換"をして、
この競技で楽しく超上級レベルの選手を目指してほしいなーと思う。
「試合」直前の、緊張感の張り詰めた会場。
って思うと、見え方が違ってくるよ。
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