2020年9月6日日曜日

英検準1級/大学に進んでも


英語の試験といえば、TOEFL(トフル)IELTS(アイエルツ)など様々あるけど、おそらく日本で知名度が最も高いのは、英検TOEIC(トイック)ではないかと思う。

塾を卒業した大学生の子たちからも、ときどき「TOEICの勉強どうしたらいいですかね?」みたいな質問がきたりする。(まずは公式問題集や模擬テストの本などで一通り解いて、今の実力を把握するところから始めるのをオススメしている。)

自分も、大学生の頃はTOEICに挑戦していた。現在のTOEICは、「聞く・読む」のLR、「話す・書く」のSWに分かれているけど、当時は「聞く・読む」バージョンしかなかったので、TOEICといえばこれだった。たしか990点満点がとれたのは就職する直前で、シェアハウスしていた友達とピザを食べて祝った記憶がある(懐かしい…)。

昔のTOEICは今と形式が違って、たとえばReadingでは誤文訂正問題というのがあった。こんな感じで、誤りを含む下線部をひたすら選んでいく。

One of (A)the most important issues (B)are (C)how to deal (D)with their offer.

新形式ではこの問題は消えて、読解する量が増えた。センター試験から共通テストに変わる英語の試験と同じで、文章から情報を読み取る力が強く求められるようになっている印象がある。(ちなみに上の問題の答えはB。"issues"に引っ張られてareを選びたくなるけど、あくまで"One"の方に合わせないといけないので、isとすべき。)



ただ、高校生にとってより馴染みが強いのは「英検」の方だろう。英検は、以前は年3回しか受験のチャンスがなかったが、現在では英検CBTなどの新形式も登場して、昔と比べてかなり挑戦しやすくなった。

先月は、新たに4人も準1級に合格してくれた。準1級は「大学中級程度」というレベル設定なので、これを高校生のうちに合格するのは簡単なことじゃない。部活や受験勉強など忙しいなか、準備するのは大変だったと思う。本当におめでとう!

いつも思うのは、高校生の間にみんな英語力がかなり上がるんだけど、それを大学に進んでからしばらく放置しておくと、やはり言語なので使わなければジワジワと低下してしまう。

だから、TOEICでもいいし、英検でもいいし、海外からの留学生と交流するサークルなどでもいいし(今はコロナでこういう活動は難しいだろうけど…自分が大学生のときは毎週留学生のみんなとランチを食べたり、一緒に遊びにでかけたりする会に入っていた)、何か英語力を活かせるような活動を続けてほしいなと思う。



こちらは、遊びに来てくれた大学生が差し入れでもってきてくれたお菓子。他にもたくさんあるんだけど、写真を撮る前に、すぐにみんなで食べてしまった…ごめん!中には、「都心部でバイトをしているから、念のためコロナのことを考慮して」ということで、教室に入らずに、サンタクロースのように教室の入り口のところにお菓子がたくさん入ったバッグをそっと置いていってくれた子もいた(ドアを開けた生徒の子が驚いていた)。みんな、ありがとう!