きょう回転寿司に行ったら、
3席ぐらい離れて、海外からの観光客っぽい男女2人が座っていた。
「いやー、本当に観光客かな? 地元に住んでる人の可能性もあるしなー、モグモグ」
と思っていると、
よく見たら、男性が醤油をつけずに寿司を食べている!
「なにーーっ!
いや、でも、通(つう) な食べ方とも言える・・・
素材の味を堪能しているのかもしれないし・・・」
しかも、モグモグしながら、うなずいている。
「んー、いい味だ」とでも言いたげな表情だ。
いや、それなら良いんだけど・・・
食べていたネタは、多分あれはアジっぽかった。
それ、醤油つけないと、きつくないかな・・・
女性は、茶碗蒸しを楽しんでいる模様。
静かに食べる2人なので、まったく会話が聞こえてこない。
「なんか、味がしないよね?」とでも話をしてくれたら、
"醤油 (soy sauce)" 紹介マンとして一言かけに行けるんだけど、
とにかくこの2人、話さない。(険悪な感じじゃなくて、普段からこんな感じですよという、落ち着いた雰囲気の2人だった。)
ああ、ソワソワする・・・
せっかく観光に来てくれたんなら、寿司はおいしく食べてほしい。
だったら醤油でしょ!
ああ、でも、「宗教上の理由で醤油は使えません」みたいな事情かもしれないし・・・
そうだ、カウンターに置いてある醤油、自由に使えるって知らないのかもしれない。
そう思って、
ちょっとわざとらしく、見せつけるかのように、
自分の皿に醤油を追加してみた。
こうやるんですよー・・・
フリフリ・・・
全然こっち見てない。
ああ、だめだ。ただ単に、大量の醤油が皿にのってしまった。
観光客だったら、
「現地の人はどうやって食べてるんだろう?」と
こっちをチラチラ観察するもんじゃないの?
やっぱり地元民なの? 通だから、醤油は要らないの?
そんなことを思っていると、女性が流れている寿司を1皿とり、
さらに男性も追加でもう1皿とっていた。
たぶん、あの色合いは、再びのアジだったと思う。
「さっき醤油なしで満足できたの? なら良いか!?」
という思いと、
「いやアジやで、醤油は要るって!」
という思いとが混じり合いつつ、
けっきょく我慢できなくなったJeffは、ついに席を立ち、声をかけた。
以下、実際は英語で話してるんだけど、日本語で。
Jeff「醤油かけへんの?」
男性「え、醤油使わなあかんの?」
Jeff「いや、使わんでもええんやけど。醤油使っていいんやで、って知らんかったらと思って・・・」
男性「使った方がベター?」
Jeff「自分はそう思うけど」
男性「オッケー。えーと、直接かけんの?」
Jeff「直接でもええし、こんな風に、空いた皿を使っても良し」
男性「おー。Thank you. ありがとう!」
こんな感じの会話だったと思う(最後の "ありがとう" は日本語だった)。
ああ、すっきりした・・・
話しかけてよかった。
この感じ、たぶん観光客だったんだと思う。
「なんか寿司って味しないし、微妙」みたいな感想にならずに済んだ(んだと信じたい)。
その後すぐに店を出たので、醤油をつけて「うまっ」とか言ってくれたかは分からないけど。(あの2人のことだから、味わいながら、ウムウムとうなずいていたかも。)
今は外国からの観光客も増えているから、英語メニューを用意しているお店も多いだろうけど、"How to enjoy sushi" のような説明書きまで用意しても良いかもしれない。
特に、湯飲みで押すとお湯が出てくるあの機械(なんて呼ぶんだろう?)とか、知らないとお茶が飲めない…程度ならまだ良いとして、素手でプッシュしちゃったら、めちゃくちゃ危ないよね。
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卒業生の子が買ってきてくれたお菓子。
ハーベスト、好きすぎて、Jeffがかなり食べてしまいました。(ごめん。まだ残ってます。)
いつもありがとう!