共通テストまで、あと25日。
↑普段は「共テ」と呼んでいる共通テストだけど、英語では
"The Common Test for University Admissions"
という名前がついている。
今日は3年生の授業の日。
毎年、共テ直前の時期は、共テ対策の授業に切り替えることにしている。
英語リーディング、これはもう本当に分量が多くて、これを乗り切る受験生の子たちはエライとしか言いようがない。
(『センター試験』世代の人たちは、力試しに共テを80分で解いてみると面白いと思う。問題の世界観がガラッと変わっているのが感じられるはず。)
ともかく受験生にとっては、泣いても笑ってもあと25日。
「たった25日」なんてことはなくて、25日もあれば、グングン成長できる。
もう不安や心配はかなぐり捨てて、前向きに過ごしていきたい25日だ。
他方で、高校2年生にとっては、
ザックリと言えば、25日後には、「自分の受験まであと1年」。
数日の誤差を脇に置けば、先輩たちが受験するその日が、自分にとっての「共通テスト1年前」ということになる。
それで、その共テでも重要な英語リーディングだけど、述べたように、とにかくこれは分量が多い。
そうなると、もちろん基礎となる単語力・文法の理解…は必要なんだけど、それに加えて、「たくさんの英語をガシガシと読んでいく力」も大切ということになる。
そのために、長文の問題集を買って演習してもらったりしているんだけど、
実は、小説・物語も、英語で読むのはとても効果的だ。
何より、物語は面白い。その世界観にハマれば、ページをめくる手がとまらなくなる。
そうなれば、気づけば英語を読むスピードだって上がっていく。
そんな作品の代表選手は、なんといっても Harry Potter シリーズだろう。
(ちなみに最近のJeffは、Project Hail Mary という小説を読んでいる。来年の映画公開までに読み終えるのが目標だけど、果たして…。)
…とはいえ、日本の高校生が読むには、英語で書かれた小説はちょっと難しいのも事実。
あれ、じゃあAIの力を借りて、日本の高校生にちょうどいいレベルの語彙を使った物語を作ってしまえばいいのでは…?
そんなこんなで、先日、授業がない日に、
AIと一緒にプロット(話の筋)を考えて、実験的に物語を1つ作ってみた。
↑ イラストは、もちろんAIの力で作成。物語の世界観に応じた絵も、こうやってすぐに描けてしまう。とりあえず今回は550語程度のサッと読み切れる分量にして、2年生のみんなにシェアした。
とはいえ、言うほど簡単ではなかった。
AIと一緒にいろんなプロットを検討したんだけど、これが一筋縄ではいかない。
改めて、小説家の方々はスゴイ…と思い知らされることになった。
「もう2作品目は作れないかも…」というぐらい疲れたんだけど、
大抵こういう作業は、1回目が最も大変で、
2回目、3回目…と続けるうちにコツをつかんできて、
習熟が進むほど1回あたりの負荷は小さくなっていくから、
あと数回ぐらいトライしてみると良いかもしれない。
いや、そのうち、ものすごく魅力的なプロットを思いついて、
AIと一緒に大作を生み出したりして…
せっかくだから、高校生の子が「夢中で読める!」、
そしてその結果「知らないうちに語彙力も身についていく!」みたいな作品にしたいよね。

