自分が高校生のとき、この世に「スマホ」なんて無くて、
今で言う「ガラケー」だった。
↑ こういうやつだ。
着メロにビックリして、
カメラ内臓にもビックリ、
そして着メロが「着うた」になってまたビックリ・・・ という感じだったが、
それも今の高校生からしたら、「何言ってんだか」というレベルの話になってしまった。
それで、大学生のとき、初めてiPhoneを触って、今度はビックリ仰天したわけだけど、
社会人として会社でまた働いていたころ、
「あと数年したら、高校生でもみんなスマホをもつようになるだろうね~」と言っていたのが、
もうはっきりと現実化している。
「で、スマホで授業受けたりできるようになるんやろうな~」と言っていたのも、実現している。
スタディサプリを使っている高校生の子も本当に多い。
これは、簡単に言うと、月額980円(+税)で、有名講師の各教科の授業が受けまくり、というサービスだ。
超英塾はもちろん英語オンリーの塾なので、他の教科の相談をされたときは、
よく「スタディサプリで勉強したら?」とアドバイスしたりもする。
そう言うと、今度は実際に使っている子が「スタディサプリは、〇〇の授業がまじで分かりやすいからオススメ」と教えてくれることもある。
それにしても、こういう時代になると、塾の先生としては、いろいろ考えることになる。
ただ知識を得るだけなら、もうウェブで簡単に手に入るというのは、これはもう動かしようのない流れだ。
スタディサプリは月額980円だし、
カーンアカデミーのページなんかに行けば、無料で膨大な知識が身に着く。
知恵袋のページに行けば、中高生がおそろしい量の勉強の質問を投げかけている(し、どれもたいてい返答がなされている)。
大学生ならウィキペディアのお世話になりまくりだろうし、
ハーバード大学の授業を受けてみたければ、edXのページに行けばいい。
そういう中で、塾の先生の役割って何なんだろうな、と思う。
それで、自分は英語の先生だから、英語について当然考えるわけだけど、
英語っていうのは、これは「技能」だ。
もちろん、言語学として英語っていう教科をとらえることもできるけど、
自分としては、英語っていうのは「使いこなせてナンボ」という、技能であり、スキルであると思っている。
そうすると、
技能っていうのは、ただ学ぶだけでは身に着かない。
いくらサッカーの本を読んでも、身体を動かして練習しないと上達できないのと同じだ。
実際に学んだことを使って、力を磨いていく必要がある。
その辺に、塾の存在意義はあるんじゃないかなと今は思っている。
たとえば、世の中にこれだけ「正しい食事法」とか「ダイエットの秘訣」みたいな情報が出回っているのに、
それでもダイエットに失敗する人が多いのは、どういうわけだろう。(自分もその1人・・・。)
これって、
ただ情報を得るだけでは、目標を達成するためには足りないぞ、
っていうことを示しているような気がする。
一方で、ライザップに通った人たちの多くが、成果を出している。
そういうのを見ていると、
ただ「筋トレはこうやるんですよ」って動画で教えるだけじゃなくて、
実際にその筋トレしている姿を見てアドバイスしたり、
ペースを一緒に確認したり、そういうサポートが一緒になっていることが成功の秘訣のような感じがする。
あとは、ダイエットだろうが、英語だろうが、それを同じように頑張っている仲間(orライバル)が身近にいる、っていう環境も、モチベーションには強く影響するだろう。
超英塾の壁には、こういう、「英語テスト一覧」が貼ってある。
いろんなテストがあるけど、これも、1人だと多分選べないというか、どこから手をつけていいか分からないと思う。
塾では、まずは全員、英検2級をとって、そこからさらにレベルアップしたい人には、
次のステップを1人1人 個別にアドバイスするようにしている。
定期テスト等は、作る先生や進度によって、毎回のレベルがどうしてもばらけてしまうけど、
英検などの英語試験は、毎回の試験レベルがけっこう厳密に統一されているから、
自分の力がアップしているのかを見るにはちょうど良い。
こういうのを通して、ただ知識を学べるようにするだけじゃなくて、
それを「自分のものにする」・「マスターする」ためのサポートができるのは、塾の一番いいところじゃないかなと思う。
それに、次はどうしたらいいだろうっていうアドバイスをできたり、
仲間とかライバルがいたり、自習ができたり、勉強以外の会話もできたり、っていうのも、face to faceの塾ならではの良さだろうなー。
自分としては、田舎だろうが何だろうが、ウェブでみんなが知識を身につけられるっていう時代には大賛成なので、
そういうツールを否定するんじゃなくて、むしろ最大限に活かして、
そのなかでどうやったらみんなの英語力をさらにアップさせられるかな、っていうのを、実現していきたいなーと思う。
それで、話は変わって、
明日から、超英塾は2泊3日の合宿です。
考えてみたら、合宿って、ずっと対面でコミュニケーションをとっていくわけだから、
究極のface to faceっていう感じのイベントだなあ。
いつもと全然違う環境で、英語漬けの3日間を過ごしてきます。
大切なお子様を預けてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございます。
脳みそを英語モードにしてしまおう。
他にも、流しそうめんとか、ランチ後の眠気防止の卓球タイムとかも楽しみだけど・・・
ともかく、英語力をガッツリ上げてこよう。
今年もテーマは『LOVE ENGLISH』だ。
よし!