2024年7月18日木曜日

寿司とタイピング


授業のない週末のある日(→自習する子だけ来ている)、

卒業生の子が大学のテスト勉強にやってきた。




大学生ということで、自分用のパソコンをもっている。

それで、高校生の頃はほぼ関係のなかった「パソコンのキーボード入力」のスピードを上げたくて、

寿司打 というタイピング練習ゲームをやっているらしい。

「Jeffもやってみてください」ということで、

ちょっとやってみた。




Jeffは、けっこうタイピング速度はある方だと自分では思っている。

けど、ミスが多い。

ミスが多いとスコアが伸びないんだけど、何度かやっているうちに、100位台がとれるようになってきた(写真を撮っていなかったので、下の画像はさっきプレーしてみたときのやつ)。




これを聞いた大学生の子:
「じゃあ2ケタになるまでやりましょう!」




これに乗ったのが良くなかった…。

負けず嫌いなので、やり続けること数十分...



1時間...





2時間...





とれない。っていうか、あれ、今日、他にやることあったはずなんだけど…



「いや、次はとれるかもしれない」

よし、やろう。





…こうして、結局その日は夜まで寿司打をやってしまった。

「時間返してくれー」「まあ自分が悪いんだけど…」

という、

「今日は勉強するつもりだったのに、気づいたら夜になっていた」高校生みたいな状態になってしまっていた。





この寿司打、「ミスなく連続して入力すると解答時間が増える」っていう機能がついていて、これがクセ者だった。

ゲージが溜まっていって、

「やばい、あと何文字か正しく入力すれば時間が増える!」と思うと、

正確性を重視してしまって、スピードが落ちる。




「いや、そういう小手先のテクニックばかり追っていると全体の速度が落ちてしまう。ミスを気にせず思い切りやろう」

「あれ、でもそうしたらミスが激烈に増えるな…やっぱり正確性も大切じゃん…」

「あああ、どんな気持ちでプレーすればいいんだ!」

なんだか、共通テストの英語を解いている受験生みたいだ。




でも、「小手先のテクニックだけ追ってもダメ」というのはけっこう正しくて、

タイピングも、英語リーディングも、

要は土台となるそもそものスピード自体を上げていくのが本質的に大切なはず。

「その地力を最大限に生かすための戦略、テクニック」が効いてくるのは、その後だ。

なんだけど、いざプレーしている最中は、気持ちは

それどころじゃなくなりがち。



・・・という学びをゲットしたから、この日の寿司打も無駄じゃなかった、そうだそうだ、と自分に言い聞かせることにした。

それにしても、なんて危険なゲームなんだ…

タイピングに自信のある人はやってみると良いけど、時間が溶けないように注意です…。


(けっこう正確性に注意してスピードを調節したつもりでも、
ミスタイプ数がなかなか1桁にならない)



========


その同じ大学生の子が、昨日も勉強に来ていた。

昨夜の教室では高3生の授業をしていたんだけど、その子たちに、アイスの差し入れまでしてくれた。

かっこええやんー

ありがとう!





こちらは、3年生の子の保護者の方からいただいた差し入れのお土産。

いつもお気遣いいただいてとても嬉しいです、美味しくいただきました!

ありがとうございます!