2025年10月27日月曜日

「メリット」と日本語でもいうけれど


3年生の授業の準備中。

そのなかで、merits という単語が登場した。

日本語でも「メリット」というから、「長所」みたいな意味で使われていることはすぐ分かるんだけど、

教える側としては、「あれ、じゃあ meritocracy の方も教えないと」のように、派生して気になることが出てくる。

merit という単語には「長所」以外にも「功績」「真価」といった意味もあり、

meritocracy は「実力主義(社会)」という意味で使われる。

これは、日本語で「メリット」と覚えているだけでは対応できないだろう。




また、「長所」という意味の方でいえば、類義語で advantage なんかも確認しておこうかな…

と考えだすと、この merit という単語1つとっても教えたいことが沢山ある。

とはいえ、限られた時間で、全て話し尽くすわけにもいかない(し、全部を話せば分かりやすい授業になるっていうわけでもない)。




似たような話は何度も書いていると思うんだけど、

このように、生徒の子からすれば授業中「はい、meritねー」という感じでサーッと通りすぎる箇所も、教える側はいろいろ考えていたりする。

1年生の授業なら、merit という単語が出てきても meritocracy を紹介する可能性は低いだろうし、

対して3年生が相手なら、「いま確認しとかないと、もう入試までにこの単語に触れることはないかも…」と思えば、やはり話しておきたいところだ。

こうやって、同じ教材だとしても、話す中身は相手にもよるし、時期にもよる。




今日は、2年生の授業。

1回1回の授業で、みんながさらに成長していけますように…。




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昨日は2期生の卒業生3人が遊びに来てくれて、

その差し入れのコーヒー↓


さすがJeffのコーヒー好きを熟知している… どうもありがとう!



2025年10月21日火曜日

元気な3年生とピラミッド

 

いよいよ、「肌寒い」を通り越して「寒い」時間帯も増えてきた。

気づけば、あと約10日で11月(そりゃ寒いわ…)、

そして共通テストまで88日。



だんだん共通テストがリアルに迫ってきているわけだけど、

そんな中、今日も受験生は元気だった。

泉陽高校の3年生の子たちからは、

先週の校外学習で行ってきたという神戸のお土産(ありがとう!)↓





また、保護者の方からもたくさんの差し入れをいただいて(ありがとうございます!)、

ブログに載せるから撮影用に並べておいてとお願いすると、

こんなオブジェが…



今日の授業も、

最初は「今日眠い、やばい」状態だった子も、結局ラストまでしっかり集中して頑張ってくれた。

どんどん塾生の子たちのレベルが上がっているのを感じる。

試験は英語だけじゃないから、他の教科にもたくさん時間を注いでいるなか、

英語も継続して進化してくれているのが嬉しい。




・・・と、そんな3年生の授業中、

連続してJeffのスマホにLINEの通知が。

見てみると、卒業生の子から、

「ピラミッドきたでー!」というメッセージが来ていた。

ピラミッドって…

エジプトだよな…

と思って見てみると、本当にエジプトの、あのピラミッドだった。


AIが生成したんじゃないかと思うぐらいの絶景。

早速本人の許可をもらって、生徒のみんなにも見せてあげた。

「すごー!」「行きたい!」と元気もりもりの3年生。

確かに行ってみたいね、エジプト。



社会人になってもアクティブに世界旅行を楽しんでくれていて嬉しい。

また遊びにきてくれた時に話を聞くのが楽しみだなー。




さて、明日は1年生クラス。

新しい単元に入る予定で、体験授業に来てくれる子もいる。

英語は、新しい項目を学ぶごとに、

理解できる世界、そして自分から表現できる世界が、

また1つ、また1つ…と増えていく。

そうして、どんどんみんなの世界が広がっていくのが言語の楽しいところだ。

明日も世界を広げよう。



2025年10月15日水曜日

1年生の英文法の進度について


※3年生クラス)新規での受付は終了しております。


※2年生クラス)満席に近いです。興味をお持ちの方はLINE等で個別にご相談ください。



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1年生クラスでは、英文法は

■「不定詞」「動名詞」「分詞」までは終わっていて、

■来週(水曜)の授業で「関係詞」が完了して、そのまま「比較」に突入する予定です。

(三国丘高校の方が英文法の進度が速いので、そちらに大まかに合わせています)。





「比較」は、英文法のなかでも分量が多い項目です。

(それだけ、何かと何かを比べるというのが、人間にとって無視できない行為なんでしょう…。)

「比較」という章の勉強は、

出だしの方は、きちんと「理解」できていれば余裕、

後ろに進むほど、今度は覚えることが増える(→声に出して頭に慣らしていく!)

というイメージ。




その「比較」に入る良いタイミングなので、

1年生で超英塾に興味をもっている人は、今ぐらいの時期に体験に来てもらえると良いかもです。

その際には、事前にLINE等でご連絡ください。

(スマホで見ている場合、この画面の下部からメッセージを送れます。必ず高校名と学年を添えてください!)



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↓ 先日、3期生の卒業生の子たちが持ってきてくれた差し入れ。いつもありがとう!!










2025年10月13日月曜日

2年連続の東京

 

去年の10月に、NコンというNHKのコンクールを聴きに東京へ旅行した話を書いた

観覧は無料なんだけど、そもそもチケット抽選という関門がある。



で、今年もその季節がやってきた。

8月末のある日、「今年はダメかもな…」という不安もありながら応募したんだけど、

これがなんと、運よく当選!

というわけで、テスト期間も終わったこの土日、東京に行ってきました。




今年も、体力に不安を抱えながらも夜行バスに挑戦。

今年は堺東発のバスの便が見つからなかったので、金曜の夜、梅田に向かい…



夜10:20頃のバスに乗車、そのままひたすら東へ向かう。

この写真は途中下車のパーキングエリア。




土曜の朝6時台に東京に着くので、なんとしてもバスでは睡眠をとっておきたい。

去年はバスで体感30分ぐらいしか寝られなかった反省を踏まえ、

今年はドラッグストアで売られている睡眠薬をゲット。

「いやそれにしても眠れるか怪しいな…」と思っていたら…



Zzz ... 



そう、気づけばグーグー寝ていた。

まもなく東京に到着というアナウンスで目が覚めたときにはとにかく驚いた。

眠れてるやん… 

喜びを嚙みしめて(?)、そのまま東京の街へ。

「あ、東京やからエスカレーターは左に立つのか」というベタなカルチャーギャップを感じたりしつつ、

昼には開場時間が迫ってくる。

12:30開場 → 13:30開始 (生放送は13:40~) で、去年はのんびりホールに向かったんだけど、

なんだか早く来た人の方が前方の席を割り当てられているような様子だったので(※気のせいかもです)、

今年は早めに現地へ赴くことにした。




昨年は渋谷駅から向かったNHKホールへは、今年は原宿駅から歩くことに。

改札を出ると、明治神宮の鳥居が。たくさんの観光客で賑わっていた。




小腹がすいてチュロスを買ったりしながら、のんびり歩くこと15分ぐらい、

ついに今年もやってきました、NHKホール。



去年より早く到着とはいえ、すでに長蛇の列。

みんな気合入ってるなあ…




開場の12:30頃には列も続々と動き始め、ついにホール内へと入場。



受付でサッと座席番号の書かれた紙を渡されるんだけど、

ラッキーなことに、今年は2階席の前方だった(※1階席は出場者や審査員など向け)。



コンクールの方は、もう生で聴けて幸せだった、の一言。

昔は「この団体はやっぱり上手いなあ、金賞はここかな?」みたいな予想を楽しんだりしていたけど、

それよりも、「ああ、この日のためにめちゃくちゃ練習してきたんだろうな…その成果を今日は目の当たりにさせてもらっている…」という感慨が強かった。

今年は時間があったので、結果発表、そして全体合唱(参加校全員で一緒に歌うんだけど、ホールじゅうに声が響いて圧巻)まで観覧することができた。


↑夕方5時過ぎ。
今年もありがとうNHKホール…




夜には、大学時代の友人とご飯に行ってきた。

そのまま1泊して、

そうして日曜深夜の夜行バスで大阪に帰り、大阪には月曜の朝に到着… 

のつもりだったんだけど、

「あれ、帰りは別に新幹線で良いのでは… そしたら今夜は自宅のベッドで寝られるし…」

ということで思い直し、結局は新幹線で日曜の夜に帰宅した。



昨年に引き続き、今年もコンクール観覧で「芸術の秋」を堪能することができて、本当にありがたい限りでした。

コロナの影響で、旅行もコンクールも不可能だった数年前と比べると、別世界の感があるね…。




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こちらは先週、3年生の授業の日にいただいた差し入れ。

お心遣いがとても嬉しいです、ありがとうございます!!







かなり肌寒かったり、と思いきや日中は暑かったりと、体調管理が難しいシーズン。

生徒のみんなが、できるだけ風邪などひかずに、元気に高校生活を送れますように…。



2025年10月6日月曜日

HORIZONS


先日、弁護士をやっている大学時代の友人が大阪に出張で来ていたので、久々に会って色々と話してきた。

Jeffも法学部の出身なので、とにかく法律関係の仕事に就いた友人が多くて、

弁護士もいれば、裁判官・検察官もいる。

今回大阪にやってきた同級生のKは、民事裁判を扱う弁護士なんだけど、

仕事の内情をいろいろと教えてくれて、勉強になるっていうより、話そのものが純粋に面白かった。

たとえば、「AはBに〇〇万円を支払え」っていう判決が出たとしても、

現実にはAが〇〇万円をきちんと払うとは限らない。

そもそも、払うための資力が無いかもしれないし、あっても銀行のお金を全額おろしておいて「お金なんか無いもんねー」と主張するかもしれない。

そうなると、Bさんはいくら勝訴したといっても満足いく結果とは言えないわけで、じゃあそれに備えてどういう手があるかっていうと…

みたいな事例を教えてくれたりした。(面白そうでしょ?)




自分とは異なるフィールドで活動している人と話をすると、それだけで世界が広がって見えてきたりする。

英語では broaden one's horizons という表現がある。



◆ broaden O は「Oを広げる」で、

◆ one's のところには my とか her、hisなどを状況に合わせて入れてもらって、

◆ そして horizon には「地平線・水平線」という意味がある。

地平線っていうのは空と地面とが接する線のことで(上のイラスト参照)、

水平線なら、空と海とが接している線。

自分にとっての horizons を広げるっていうことは、

自分に見えている地平線が大きくなる、つまり自分に見えている「視野」が広がるということになる。

実際に辞書でhorizonを調べれば、「地平線・水平線」に加えて「視野・範囲」といった意味も載っている。



こういう感じで使える:

Traveling abroad will broaden your horizons.
(海外旅行は、あなたの視野を広げてくれるだろう。)

※このときは horizonの s を忘れずに。




自分とは違った世界の話を聞くと、自分の horizons が拡大していくよね。

そして何より、久々に会う友達と話せるだけで、嬉しいし楽しい。

そんな再会 in 梅田でした。



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泉陽高校は定期テストが先週終わり、

三国丘高校も、あと明日の1日を残すのみ。

そして今週木曜には「共通テスト100日前」になって、

来週は、泉陽高校の2年生は修学旅行に出発だ。

どんどん時間が進んでいくけど、

生徒のみんなが充実した良い時間を過ごせますように。

そして… 

風邪に注意!(もうインフルがシーズン入りしているらしい!)