高校生の頃、部活の友達と喧嘩をしたことがある。
部活にこないやつがいて、
話を聞いたら、
放課後は塾もあるし、勉強も大変で、部活ばかりに時間を使えないという。
それに対して、とにかく部活もちゃんとやれと言い返しているうちに、
お互いに大声で文句の言い合いになって、
1ヶ月ぐらい口をきかなくなった。
廊下で会っても、ガンを飛ばし合う(?)みたいな感じで、
とにかく険悪だった。
結局、最後は1対1で話して、
こちらも頭を下げて謝った。友達にあんなに誠心誠意 頭を下げたのは初めてだったと思う。
塾のみんなが(高1も高2も)、「時間が足りないー」と苦労しているのを見て、
急にそのときのことを思い出した。
本当に、みんな時間の使い方を見つけるのが大変そうだ。
春のうちは、生活リズムが激変するので特に戸惑うことが多い。
そのうち、自分なりの時間の割り振り方が確立されていくけど、
みんなが早くそれをつかめるといいな。
何度も失敗して、試行錯誤しながら段々とベストな道にたどり着ける。だから、
それまでは色々と試してほしいなと思う。
その喧嘩した友達も、今は結婚して、立派に社会人をやっている。
みんな、大人になると高校時代の苦労なんて遠い昔...みたいに忘れてしまうけど、
日々、目の前で高校生を見ていると、
「この子も今、先輩たちと同じ壁にぶつかってるんだな。
でも、必ず解決できるはずだから、大丈夫、頑張れ!」と思わずにいられない。
みんながベストなやり方にたどり着けますように。