2015年8月18日火曜日
甲子園の楽しみは、野球「だけ」ではない!
ちょっとブログの更新が滞ってしまった。
最近、甲子園の話題をよく耳にする。
よく、「甲子園が特に心を打つのは、負けたらそれっきり、という1回勝負だからだ」っていうのを聞くけど、これは正しいと思う。
もう、負けたら次の試合は無し。敗者復活も無し。
だから、1試合、1試合を必死で戦わざるをえない。
残酷だなーと思うけど、これが、各々の試合の価値をものすごく高めていると感じる。
なんとなく、受験みたいだ。
それで、甲子園の中継を先日1回だけ見たんだけど、
僕自身、あまり野球が詳しいわけではないので、
多分みんなに比べて、「野球として」楽しんでいる度合はそんなに強くないだろう。
ただ、こういう甲子園の試合とか、オリンピックとか、世界陸上とか、
そういう「究極の戦い」というか、
「この瞬間のためにこれまでの練習の全てがあった」、というような戦いを中継で見るときは、
選手の表情を見るようにしている。
例えば、甲子園。上で書いたように、1試合、1試合が、もしかすると「ラストの戦い」になるかもしれない、
そういう常に崖っぷちのシステムになっている。
そういう戦いの場面で、人はどういう顔をするのか?
オリンピックとかなら、種目によっては「絶対王者」がいたりする。
そういう、絶対王者は、どういう表情、しぐさで試合に臨むのか?
これに、ものすごく興味がある。
極限まで精神集中をしている選手もいれば、
平常心というか、余裕みたいなものを感じる選手もいたりする。
そういう表情を見て、緊張感を画面から受け取りつつ、
「自分だったらどうするかな?」というのを考えたりする。
そういえば、昔、大学生の頃、
北京大学の学生と一緒に英語でプレゼン(発表)をする機会があったんだけど、
その直前、ある中国人の子が、開会式の間から、席に座ったまま常にブツブツとセリフを練習していたのを今でも覚えている。
そのとき、「ああ、これでいいんだ」と、なぜかホッとした。
鉄の心臓で、どんなときでも心おだやか、みたいな人もいれば、
本番前はもうそのことしか考えられない、という種類の人だっている。
僕はどちらかというと後者だ。
どちらが良いとか悪いではなくて、それぞれに、対策っていうものが変わってくるだけだ。
だから、自分がどちらなのか? が大切なのではなくて、
「自分がどちらなのか?」を事前に知っておくこと、が大切なんだと思っている。
僕は、自分が
「テスト直前とかになると、完璧主義で全精力を傾けるしかなくなる。
ただし焦ったときはケアレスをする可能性が高まる。」
という傾向にあることを分かっているので、それに合わせて、
「本当に大切なテスト前にはスケジュールを入れない。
試験中はケアレスをしなくて済むための手順・ルールを守る。」
という対策ができるようになった。
これは、何度も試行錯誤して、「自分はどういうタイプなのか」が分かるようになったからだ。
ちょっと甲子園の話から受験の話になっちゃってるけど、もう少しだけ話を進めて、
だからこそ、模試とか、そういう、「本番に近い体験ができるチャンス」が大切になってくる。
学校のテストなんて、先生も一緒だし、周りのクラスメートもいつも通りだから、
もう緊張なんかしないだろう。これだと「本番のときの、緊張感あふれる自分」を体験できない。
だから、ベストは、行ったこともないような校舎に行って模試を受けたりして、
「緊張した場面になると、自分はどういう強み・弱みがあるのか?」を、できるだけ早めにつかみ取ることだ。
失敗は、できるだけ早く、何度もした方がいい。
その方が、早めに自分のタイプが分かって、そのおかげで対策が立てられるようになる。
話を戻して、これは、スポーツで言うところの「遠征試合」とか「練習試合」に近いだろう。
「本番に近い雰囲気」で力を発揮できるようにするっていうのは、
気にしていない人が多いけど、これを無視しちゃいけないと思う。
甲子園やオリンピックの中継は、選手の表情を観察しているだけでも、
「一流の人は、どういう精神状態で、ベストなパフォーマンスを出せるようにもっていくんだろう」
ということが学べる、格好の教材だ。
「このスポーツ、ルールよく分からんし」みたいなときは、
試合前、試合中の表情を是非よく見てほしい。嫌でも緊張感が伝わってくる。
そこで、特に一流の人たちの、表情やしぐさ、行動をよーく見てみる。
盗めそうなら、盗んでしまおう。
そういう楽しみ方もあるよ。
~~~~~~~
予定以上にたくさん書いてしまった。
明日は、この夏、第2回目のOSS(One-day Study Session)だ。
朝9時半から、夜9時まで、ご飯休憩をはさみつつ、ぶっ通しで勉強。
前回は夕方までだったけど、一瞬で時間が過ぎ去ってしまった。
明日は、それ以上に時間を最大限に使って、みんなで頑張れる。楽しみだ。よし。