2015年10月11日日曜日
英検だ
今日は英検の日だ。
塾の高1・高2の、多くのみんなが受けている。
こういう、「級」がつく試験は、学校のテストとはちょっと違う。
合格すれば、「私は○級をもっています」という資格として、ずっと使っていける。
ただ、スコアとして結果が出るTOEICやTEAPと比べて、英検が過酷なのは、
合格・不合格がハッキリ出るところだ。
合格点を20点超えていようが、ギリギリ合格点だろうが、とにかく合格は合格。
1点でも下回っていれば、不合格。シビアだなーと思う。
(最近の英検は、合否以外に、英語力を示す数値も通知されるようになったけど、
それでも『資格』という意味では、いわゆる『オール・オア・ナッシング』だ。)
だから、「私だけ落ちたらどうしよう・・・」という不安が生まれたりもする。
これは、本人にとっては、けっこうしんどい。けど、実は、ものすごく良い成長のチャンスだ。
それだけ真剣にテストに立ち向かう、そういうメンタルにさせてくれる機会は、実はそんなにない。
学校のテストも、勉強自体はしんどいけど、じゃあテストが開始した瞬間、
緊張に満ち溢れているかといえば、そうでもないだろう。
学校のテストは、年に5回もあって、しかも一度に何教科もこなすんだから、
雰囲気に慣れてくるのは仕方ないと思う。
英検、「最高の出来だった!」という子もいれば、
「あかんかった・・・」という子もいるだろう。
それでも、どちらにせよ、(メンタルも、英語力も、その両方で)成長してくれるはずだ。
「最高の出来だった!」なら、喜びまくろう。エライ!
「あかんかった」なら、何でそうなったのか考えて、そこを直していけばいい。
「今日が入試じゃなくてよかったね」と僕はよく言う。
入試の前に、「今日失敗しておけて、良かった」んだと思う。そして、次は絶対に、今回悪かったところを完璧に直す。それが大切だ。
今日の英検が、みんなにとって良いチャレンジの機会となっていますように・・・。