今や、入力した文字列を自然に読み上げてくれる、音声合成の技術がかなり発達している。
…ってことは、リスニングの練習問題とかも、簡単に作れるのでは??
というわけで、昨日は(厳密に言うと、楽しすぎて気づいたら24時を過ぎてたけど…)、空き時間に、リスニング問題のサンプルを作ってみた。
大阪府の高校入試のC問題で、「会話を聞いた上で内容を6分で英語でまとめる」という、鬼のような "Part C" 問題があって、それにトライしてみた。
昔もC問題でリスニング教材を作ったことがあるんだけど、そのときはネイティブスピーカー2人に来てもらって、教室で雑音が入らないように神経を研ぎ澄ませながら録音して、あとで編集して…
と、半端じゃない苦労だった。しかも、台本にミスがあっても簡単には録音し直せない。
ところが、音声合成の技術があれば、これらが一発でクリアできてしまう。夢のような時代だ。
もちろん、注意して聞けば「ああ本物の人間が話しているわけじゃないな」と分かってしまうだろうけど、それにしたって、こういう技術を使って問題をたくさん用意しておけば、「たくさん練習量を確保したい!」という子にとっては十分に役立つんじゃないかと思う。
1日で空いた時間に作った問題なので不備があるかもだけど、ともかく「機械音声でも、リスニングの練習問題としてなかなか成立するじゃないか!」というのを感じてもらえると嬉しい。
↓雰囲気だけでも味わってみてください。
(興味のある人用に、解答例も下の方に載せておきます。)
===解答例===
First, students can improve their English skills. They will use a lot of new words, and they can get help from English teachers.
Second, their public speaking skills will improve if they practice a lot. Being able to speak well in front of people is useful for their future, too.
Third, they can make friends with students from other schools. By playing games together, they can talk with other people more easily. This will also be a good chance to be better at communication.
(84 words)
要素1
◆メイン「英語力の向上」
◇サブ「新しい言葉を使う/使えるようになる」
◇サブ「英語教師が助けてくれる」
要素2
◆メイン「人前で話す能力の向上」
◇サブ「練習することで」 「練習する機会になる」
◇サブ「将来/大人になったときに 役立つ」
要素3
◆メイン「新しい友達ができる」
◇サブ「ゲーム→話すのがより容易に」
◇サブ「コミュニケーション能力の向上」