2024年10月30日水曜日

100点満点

 

昨日からの2日間で、泉陽高校では共通テストの模試。

その模試で、塾生の子が英語リーディングのテストで100点満点をとってくれたらしい。

すごい!

えらい!

Awesome!



なかなか100点はとれない。素晴らしすぎる。

夏も読解スピードを上げるためにしっかりトレーニングしていたし、

普段からコツコツ続けてきた成果が出たんだと思う。

このまま入試まで突っ走ろう。




こちらは、先週に引き続き、

北海道への修学旅行から帰ってきた三国丘高校の2年生の子からのお土産。




塾に持ってこよう、持ってこようと前の週から思いつつ、

家を出るときには忘れてしまっていたみたいで、

ついに思い出して持参してくれた。ありがとう!






こちらは3年生の保護者の方から。

おいしくて、20袋が一瞬にして消えてしまいました。いつもありがとうございます!






そして、卒業生の子からもお土産。 わざわざありがとう!



2024年10月23日水曜日

高校入試と英語の話


前回は「弾丸・東京旅行!」の話だったけど、

今回は真面目なトピック。





大阪府の公立高校の入試では、

「英検」等の資格を保有していると有利に働く。

2級を持っていれば、本番の英語のテストで「80%」のスコアが最低保証され、

準1級だと、なんと「100%」だ。

つまり、入試当日に英語テストの調子が悪くても、

80~100%の得点が確約されていることになる。




ちなみに、「英検」の他にも使える試験はあるんだけど、

そちらは中学生が受験するにはかなりハードルが高いので、

実際には英検を受ける子がほとんどだと思う。




それで、そうなると誰だって英検2級以上を目指したいところなんだけど、

これがそんなに簡単ではない。

英検2級というのは「高校卒業」程度、

準1級にいたっては「大学中級」程度という設定になっている。

そりゃ中学生からすれば難しいに決まっている。

では、

「実際にどれぐらいの割合でこの制度を使っているのか?」

というのが当然気になってくるけど、

実はこれ、公式に数値が発表されている




公立高等学校入学状況概要について というページにリンクがあるんだけど、

これがけっこう興味深いので、今回はちょっと紹介してみよう。

以下、前回(2024年度入試)の数値。





まず、三国丘高校(定員320)の場合、

志願者数は471名。

そのうち、上記の制度を使ったのが368名で、

志願者数に占める割合は約78%と高い数値だった。

ちなみにこの368名中、「英検2級レベル=80%保証」だったのが355名だから、

ほとんどの制度利用者は80%保証の状態で入試に臨んだことになる。




続いて、泉陽高校(定員320)の志願者数は444名。

この中で制度利用者は103名だったから、

こちらは志願者数に占める割合はおよそ23%、つまり約4人に1人ぐらい。

この103名中、「英検2級レベル=80%保証」だったのが102名で、

1人だけ「英検準1級レベル=100%保証」状態だった。




この両校でまとめると、志願者のうち、

三国丘高校では約78%

泉陽高校だと約23%

の子たちが去年は英検等を活用して受験したことになる。

こうしてみると、

もしかすると「泉陽は少ないな」と思うかもしれないけど、

制度利用者の数は、

「普通科」の府立高校のなかでは、春日丘高校に次いで大阪府2位の多さだった。




この制度は、中学時代にハイレベルな英語力を身につけるきっかけに

なっているという意味で、とても意義があると思う。

ただし人によっては、「もう2級もとったし、入試までは英語の勉強はあんまりしなくて良いや」というケースも出てくるかもしれない。

まして準1級なら、何もしなくても英語は満点なんだから、入試のために勉強する意味がなくなってしまう。

そうなると、早めに英検をとれた子ほど、あまり英語に時間を割かなくなって、

高校入学時、英語力が理想ほど伸びていない… みたいなことは無いのかな。

(受験生としては、入試の結果に影響しうる勉強に時間を注ぎたくなるのは当然だから、

 『もう英語はいったん置いておこう』という作戦をとっても、これを責めることはできないと思う。)




対照的に、

もし「英検2級をもっていれば、〇点を上乗せします」といった加点方式なら、

いずれにせよ本番で英語もスコアをとる必要があるから、勉強は続けることになる。

こんな風に、試験の設計に応じて、

受験生の子たちの勉強スタイルに大きな影響が生じることになる。

せっかく英検で伸ばした英語力、

そのまま高校でさらに得意にしていけるように、スムーズに勉強をつなげられると良いよね、といつも思う。




ちなみに、制度利用者のうち、

本番の試験で「最低保証」スコア以上の得点が取れたのは、

4261人のうち639人。約15%にあたる。

小さい数値にも見えるだろうけど、

「6~7人に1人は、入試当日に(80%を超えて)最低保証よりもさらに良い点をとっている」と思うと、

案外、英検2級をもっていても、本番の試験は軽視できない(少なくとも試験中は全力で臨んだ方が良い)という気になってくる。



何にせよ、中学3年生のみんなの頑張りが報われますように...。




超英塾の方はといえば、

先日、三国丘高校の2年生の子たちが修学旅行から帰ってきて、

いろんなお土産を買ってきてくれた。ありがとう!!








こちらは、アメリカ旅行から帰ってきた卒業生からのお土産(キットカットは日本で買ったやつだけど)。


↑ BEST TEACHERと書かれた
「オスカー像」風の像まで
アメリカから買ってきてくれた。
ありがとう!





こちらは、保護者の方からの差し入れ。

早速さきほど、ホワイトチョコをいただきました(美味しすぎる)。

いつもありがとうございます!











2024年10月13日日曜日

渋谷のスクランブル交差点で、訪日観光客の横で一緒に写真を撮るJeff

 

以前、

東京に住んでいた頃に

Nコンというコンクールの全国大会をNHKホールに聴きに行っていた話を書いた




そのとき、観覧について

『ちなみに今は、往復ハガキではなく、事前にウェブでの応募らしい。』

と書いたんだけど、

今年もウェブ応募を受け付けているのを発見してしまった。

「出してみようかな…」

「いや、でも当たっても、行けるか分からんし…」

「もし当たって、でも行かないなら、当選しなかった人に悪いし…」

・・・とモジモジしていたんだけど、

「当たったらその時に考えよう、何とかなるやろ!」と勢いに任せて応募してみた。





このNコン、結果の通知がメールで届くのが今年は9/30で、

本番の2週間ちょい前。

東京の居住者は良いけど、自分みたいに遠方に住んでいる人からしたら、

移動手段、ホテルの確保・・・と、考えることが結構ある。

「どうなるかなー」と思っているうちに、

9/30がやってきた。

メールを読んでみると…


2024/09/18をもちまして受付を締め切り、コンピューターで無作為に抽選を行った結果、お客様は「当選」となりましたので、お申し込みいただいた住所に入場整理券を発送させていただきました。 
当日のご来場をお待ちしております。




当たっちゃったー!

いや嬉しい、嬉しいんだけど、本当に行けるのか?!

本番の10/12は土曜で、運よく(?)、

泉陽も三国丘も、受験生は(全員じゃないけど)学校で模試がある。

よし・・・ 行かせてもらおう。




でも、どうやって行こう…

NHKホールは渋谷にあって、開場が12:40、開演が13:40。


前日の金曜は夜まで授業があるので、

金曜に東京に行ってホテルで一泊、という選択肢はない。

当日の朝、早めに起きて新幹線に乗って行ってもよいけど…





そうだ、そういえば卒業生の子が、よく東京から夜行バスで帰省している。

調べてみると、堺東を夜9:30頃に出発するバスがあった。

夜行バスで寝られる気がしないけど…

もうこれでいこう。

というわけで、金曜は9時頃に閉めさせてもらって、

乗ってきました、夜行バス。



3列シートで、カーテンで仕切れば自分だけの空間。

とても恵まれた夜行バスだと思う。

これならグッスリ寝られ・・・なかった。

そもそも夜型なので、早い時間に寝つこうとしても無理な話で、

ほぼ眠れないまま、朝6:30頃に東京に放り出されてしまった。




そのあとシャワーを浴びて、仮眠スペースで昼あたりまで寝ようとしたんだけど、

「めっちゃ久々の東京」「ぼんやり寝ててよいのか」っていう興奮で、

1時間半ぐらいしか眠れなかった(遠足前の小学生か!という感じ)。

もう・・・

こうなったら・・・

目が覚めるドリンク剤しかない・・・

怖くて飲んだことがなかった、眠眠打破(よりもっと強力な『強強打破』というやつ)にトライすることにした。




これがあら不思議、しばらくすると、全然眠くない。

いや、それが逆に怖いんだけど…、

そこは目をつぶって、今日だけは何とかこれで乗り切ろう。

その後も、

持っていったコンタクトレンズが両方とも右目の度数で、

処方箋なしで買えるお店を探したりとトラブルはあったんだけど、

ともかく、やってきました、渋谷。




大学時代、そして社会人になってからも過ごした東京。

案外、当時と変わっていないところが多くて、

「懐かしいー」の嵐だった。

それにしても、人が多い、多すぎる…

そして、外国人観光客の存在感の凄まじさ。

コロナの頃と比べると、感慨深い街の活気だった。




その渋谷を、北の方へしばらく歩くと、

木々に囲まれた平和な空間が…



そして、ついにNHKホールへ!




Googleカレンダーを調べてみると、

Jeffが最後にNHKホールに来たのは、2012年らしい。

今年が2024だから、 12年ぶり!

干支(えと)が一周してしまった…

[追記: よく考えたら、この「12年前」すら、本当に現地で観覧したのか記憶が怪しいので、実際にはもっと前かも...]




全部で11校が出場していて、

「これは体力もつかな…」と不安だったんだけど、

実際にはあっという間だった。

このステージに立つ高校生たちが、

この日までにどれだけの想いと研鑽を積み重ねてきたのかと思うと、

それだけで涙が出そうになる。

全ての学校、それぞれの個性がにじみ出ていた。

本当に良い時間だった・・・ 

勇気を出して観覧応募して良かった。

他にも予定があったので、結果発表の瞬間には立ち会えなかったんだけど、

十分に心が洗われたNコンでした。




そして夜、再びバスで大阪へ。

「夜行バスは自分に合っていないのかも、

昨日も眠れなかったし、今夜も眠れ…」

そう、眠れた。

すっかり寝入ってしまい、

気づけば今朝の9時前、堺東駅に到着していた。

人間、疲れてさえいれば、変な姿勢でも眠れるっていうことも分かった旅だった(笑)




今日は、さっそく受験生たちが自習を頑張っている。

その横でこの記事を書いています。

こちらは、その受験生の子の1人が、先日持ってきてくれたお菓子。

保護者の方、お気遣いいただきありがとうございます!


というわけで、共通テストまであと100日を切った。

もう少ししたらラストスパート。

今週もこのまま進んでいこう。よし。



2024年10月9日水曜日

"ES"は「エントリーシート」、では"ガクチカ"は?


先日、大学院に通っている卒塾生が遊びにきてくれた。


↑ 現役生の子たちと一緒にピース(一番左の子)


今年の春に大学院に進学したんだけど、

院生は大変で、入学してすぐに就職活動が始まってしまう(なんか変だよね…)。

というわけでこの日も、ES(エントリーシート)という、

企業に提出する「志望理由書」みたいなものを頑張って書いていた。




Jeffは、塾を始める前からESの添削がけっこう好き&得意で、

以前も卒業生の子のESをより良いものにする手伝いをしたりしていたので、

今回も少しだけアドバイスさせてもらった。




でも、就活だけでなく、そもそも大学院での研究もあるわけで、

両立するのは大変だろうな...。

この卒業生の子は、

学部生の頃にはヨーロッパに留学に行ったりとアクティブで、

大学院生ライフもそのパワーで乗り切ってくれるはず。

みんなのために、

わざわざお菓子も買ってきてくれた。ありがとう!!




この他にも、保護者の方々から素敵な差し入れをいただいています!



さすがの食べ盛りの生徒のみんなも、

この55袋(!)の「食べっこどうぶつ」はまだ食べきれていません。

Jeffも既にたくさんいただきました :)



保護者の皆様からはいつも温かいお心遣いをいただいて嬉しいです、ありがとうございます!




あ、もうすぐ4時だ...

今日は高3の授業。行ってきまーす




(おまけ)

ガクチカの答え:


「学生時代に力を入れたこと」でした



2024年10月2日水曜日

例題「ノドがカラカラになるパーティ」


高3のクラスでは例年、

共通テスト(以前は"センター試験")の「リーディング」の方は普段は取り上げず、

試験直前のシーズンに演習&アドバイス ... という感じだった。

なんだけど、昔と比べて語数もどんどん増加して難易度が上がっているので、

早めに授業で扱った方が良さそうだということで、

今年はすでに授業中に少しずつ組み込むようにしている。




Jeffが高校生のときは「センター試験」で、当時はまだリスニングもなかった。

「センター試験の英語では200点満点!」というのを自己紹介にも書いているんだけど(あれは嬉しかった)、

当時のJeffが今の「共通テスト」を見たら、その長さに驚愕するだろう。




そのうえ、共通テストの英語(リーディング)はある意味で

"情報処理"の試験みたいになっていて、

それをこなすための集中力・体力も必要なんじゃないかと思う。

イメージを沸かせてもらうために、

去年の共通テストの「追試」を参考に例題を書いてみた(日本語です):




次のブログ記事を読んで、問いに答えなさい。


10/1 (Wed)

明日は公民館の一室を借りてAmyの誕生日パーティをするんだけど、開始は17時。1時間前には鍵を借りて部屋を開けられるから、そこから飾りつけをして、配達ピザを受け取って…と大忙しだなあ。あ、そうだ、ジュースは今日のうちに買って冷蔵庫で冷やしておこう。


10/2 (Thu)

やばい、昨日ジュースを買う予定だったのに、忘れてた!もう16時なのに担当者がいなくて鍵も受け取れていないし。間違ってピザだけ早くも15:30に届いちゃったよ、パーティの時には冷えちゃってるじゃん…。ええとどうしよう、まずはジュース買いに行こうか。いや、自分は飾りつけもやらなきゃだし、Bobに買いに行ってもらおう。


10/3 (Fri)

昨日はさんざんだった。Bobはあの後すぐにジュースを買ってくれたけど、道に迷って公民館に着いたのはなんと18時。そして、担当者が戻ってきたのは16:50で、主役のAmyの方が先に来ちゃって、結局部屋を開けた後は飾りつけを本人に手伝ってもらう始末…。まあ、ピザも冷えてたし、喉も乾いたけど、喜んでくれたから良いか。



問1) 次の1, 3, 4のうち、最初に起こったのはどれ?

問2) 次の1, 2, 5のうち、最後に起こったのはどれ?


1 ジュースを買う

2 鍵を受け取る

3 部屋を飾り付ける

4 ピザを受け取る

5 Amyが到着する






「え、これって英語の試験なの?」と思うかもしれないけど、

本当にこういうタイプの問題が出されている。

(ちなみに答えは、問1が4番・問2が2番。)




要は「出来事が起こった順序を時系列で並び替える」っていう、

情報を整理して把握する力を試したいのかもしれないんだけど、

こういう系統の問題は、やりすぎると単なる「ひっかけ問題」みたいになってしまうリスクがある。

そして、試験だから、パズルみたいに自分のペースで楽しく解くことは許されない。

時間内に、間違わないよう正確に情報処理していかないといけない。

それって英語の試験なんだろうか…

じっくり読む子の英語力が低いとは限らないと思うんだけど、

今の試験は、ある程度の読むスピードが身についていて、

かつ必要な情報を効率よく取捨選択できないと、

良い結果を出すのが厳しくなってしまっている。




というわけで、以前に比べて、共通テストを扱う比重を少し上げるようにしている。

まあ、本質的なことを言えば、

どんな問題が出ても怯(ひる)まない英語力をつける、

っていうのが王道なんだと思う。

英検やTOEFLなどと違って、共通テストは、

問題形式が事前に発表されるわけじゃないので、

いくら対策しても、ページをめくってみれば「何だこれ!」という問題が出ることはある。

(2008年のセンター試験もそうだった。)

それでも、いざ試験が始まったら、やるしかない!



共通テストまであと108日 (!) 

「あと15週間ちょい」と言えば短く思えるけど、

この約100日で、実力はぐいぐいと伸びていく。

英語もさらに得意になっていってほしい。




※上の例題の参考にした、実際の問題を見てみたい人は:

大学入試センター | 令和6年度 追・再試験の問題

↑「リーディング」の第3問B 参照です




~~~~~~~


たくさんの差し入れをいただいています。

上の写真はたくさんのクッキー、

下の写真は見ずらいですが、お煎餅(せんべい)の詰め合わせ(&韓国のお菓子)。

とても助かります、Jeffも美味しくいただきました!

いつも気にかけていただき本当にありがたいです。




中学3年生の君へ) 英語C問題トレーニング問題

 

中学3年生の君へ:

大阪府の高校入試「英語C問題」用に作ったトレーニング問題を、

無料で公開しています。

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英語C問題 「ライティング」


英語C問題 「第1問」


英語C問題 「語彙」