2025年7月29日火曜日

Busy Summer Vacation, トゥクトゥク, そして中華料理

 

『夏休み』と聞いて、

こんなイメージをする人も少なくないと思う:

「学校の授業もなくて、好きなだけ寝れて…

 友達と遊びまくって…

 スイカを食べて昼寝して…」



でも、毎年 高校生と接していて思うのは、

「忙しすぎないか、この子たち?!」ということだ。

3年生が受験勉強で忙しい、というのは分かる。

けど、1・2年生も、

スポーツ系の部活に入っている子たちは、

とにかく練習だらけ。

「夏休み、7月の休みはこの1日だけ」とか、

それで「8月に入ったらすぐ合宿が待ち受けてて…」とか、

ほぼ毎日、同じクラブの部員同士で顔を合わせていることになる。

別の記事でも書いたけど、

よく体力がもつなーと感心してしまう。





そして塾に来ると、お弁当をモグモグ。

本人は素知らぬ顔で食べているけど、

それ、たぶん自分で作ったお弁当じゃないよね?

・・・夏休みなのに!

おうちの方が、普段と同じく、お弁当を作ってあげている!!

保護者の方々には頭が下がります…。

「ちゃんと帰ったらお礼言ってんのかなー」とか、ついつい気になってしまう。


 


…というわけで毎年、

「夏休みだし、まあみんな、のんびり」という感じのないまま、

慌ただしく2学期へと突入していっている印象だ。

ちなみに卒業生の大学生の子たちはというと、

今ぐらいの時期にテストがあって、

8月の途中~9月末まで長い夏休み、というパターンだったりする。

いま忙しい高校生のみんなも、大学生になったら、

貯めたバイト代で旅行してみるなり、

趣味を究めるなり、思い切りのんびりするなり、

夏を満喫してほしい。


↑Jeffが大学生時代に
インドに滞在したときの写真。
この「トゥクトゥク」が
町中を走っていた。
ドアもない、いま考えたら
かなりスリリングな車。
またインドで
乗りたいなー… 


↑これも大学時代で、
こちらは中国
(北京だったはず)。
中央で箸をもって
待ち構えているのがJeff。
とにかく中国は
チャーハンが
美味しかった…
また味わいたい。




=====

生徒の子、保護者の方、

そして卒業生からも、

たくさんの差し入れをいただいています!

休憩時間に、生徒の子たちがおいしそうに食べています。

ありがとうございます!




2025年7月22日火曜日

「ねえ、3かける4は?」「えっとね・・・」



たとえば小さい子から、

「ねえ、3かける4って何?」と聞かれたら、

何と答えるだろうか。 

「12だよ」で終われば簡単なんだけど、

もし心と時間に余裕のあるときなら、さらにこう考えるかもしれない:

「あれ、でもこの子、宿題やるために答えを聞いてるだけなのかな…?

 3x4=12 って教えるだけで良いんだろうか…。

 かけ算や九九のこと、ちゃんと分かってるか確認してあげるところから始めた方がいいのでは…」




高校生に英語を教えるときも、同じようなことが起こる。

たとえば「infiniteって単語の意味、何ですか?」と聞かれたとする。

「いやまずは単語帳とか辞書とか見よや!」…って言いたい気持ちをグッと抑えられたとして、

「無限の、って意味やで」と教えるのは容易。




だけど、心のなかでは、

「それは in + finite という形の単語で、

 in は否定のin、そして

 finite は "有限の" っていう意味で、

 合わせると "有限ではない" だから、

  "無限の"って意味なんよ」

まで言いたくなっている。

さらにinfiniteは、あえてカタカナで書けば "インフィニット" って発音だけど、

finiteの方は "ファイナイト" で、発音がけっこう変わっちゃうことも、声を出して覚えてほしい。




そして、まだまだこんなところでは止まらない。

infinite・finite の中には "fin" が隠れているけど、

これらの単語は実は finish と関係している。

全て、「終わり」とか「制限・境界」といった意味をもつラテン語に由来していて、

そうすると finite が「有限の」っていう意味なのもしっくりくる。




define (定義する) という単語も、finが隠れているよね。

定義するっていうのは、「Xとは~~である」っていうように、

他のものとの間に境界線を引いて区切る行為と言える。

たとえば「偶数とは2で割り切れる数である」と定義するとき、

「2, 4, 24は偶数グループに入ってもいいよ、

 でも1, 5, 23は入っちゃだめだよ」と言っているわけやね。

こうやって、制限して、区切っているわけ。




・・・と、教える側の頭の中では、

「これも知っとくとええんやけどなー」という知識が

ズルズルズルっと糸でつながって出てくる。

だけど、実際にどこまで口に出すかは、

教える相手の習熟度にもよるし(話しすぎるとかえって混乱させる)、

他の要因も関係してくる(テスト5分前にこんな話をされても迷惑だろう)。




よく「1教えるには10知ってないといけない」みたいな格言(?)を聞くことがあるけど、

それに近いような話かもしれない。

でも、他方で、「1教えるのに1しか知っていない」人から教わる方が分かりやすい場面もあるなーと、実は思っている。

それは、テスト前なんかに、友達から教えてもらうとき。

生徒の子たちを見ていると、

友達同士で英語や数学を教えてあげているシーンをよく目にする。

「うまく説明するもんやなー」と思いながら聞いているんだけど、

似た目線の同級生 (or 先輩後輩) だからこそ、分かりやすく教えられるっていうこともあるよね。

教わる側も、遠慮なく「どういうこと?」と聞き返しやすいだろうし。





…なんてことを思って今日も英語を教えてます。

下の写真は、最近教室に来てくれた卒業生の子たちからの差し入れ。

貴重なバイト代で、後輩たちのために買ってきてくれたのかと思うと本当に嬉しい。

ありがとう!





2025年7月16日水曜日

200→185/『8時10分前とは』論争/たくさんの差し入れ!

 


ついこの前、7月1日には「共テまであと200日」だと言っていたのに、

気づけば7月も半分を折り返して、共通テスト185日前になった。





早すぎないか…?

体感速度に恐怖を覚えつつも、とはいえ夏休みが始まるのはこれから。

高校3年生は勉強で忙しいと思うけど、

2年生の子に部活の予定表を見せてもらうと、

そっちはそっちで、ほぼ休みがなく予定がビッシリ!

みんな、どれだけ体力あるんだ…

生徒の子たちはもちろんだけど、顧問の先生たちも大変だ。

何にせよ「いい夏だった!」と言える夏にしてくれると嬉しい。



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そういえば最近、「8時10分前」と聞いて、何時のことだと思うか? …という論争(?)が盛り上がっている。

【出典:めざましmedia (Yahoo!ニュース)




何時を思い浮かべますか?





「え? 7:50…じゃないの?」と思っていたら、

"令和の若者" にとってはそうじゃないらしい。

試しに、教室に来ている高校1・2・3年生に1人ずつ尋ねてみた(みんな他の人の答えは聞いていない)。

そしたら、「8時7分」とか「8時5分」とか、

細かい数字は忘れてしまったけど、

とにかく3人全員から「8時X分」という答えが!




「まじか…」

「本当にそうなってるのか今…」

という衝撃。

要は、「8時の10分前」(これなら7:50)ではなく、

「8時10分、の前」ということらしい(だから8時5分などになる)。

だったら「8時10分より前」って言うのでは、と思いつつも、

いやでも「8時より前に」来て、って意味で「8時前に」来て、って言うなあ確かに…という気もしてくる。




あと5-10年したら、「8時X分」派が主流になっているかもしれない。

言葉は変化するものなので(じゃないと現代人にとって古文があんなに難しく感じられるはずがない)、

そうなったらそうなったで、適応するしかない。

ちなみに、

受験の答案では「できるだけ正統派な書き方をしておく」のが原則なので、

たとえば「ら抜き言葉」なんかも添削時には指摘することになる。

「食べれる」→「食べれる」

「見れる」→「見れる」

…みたいなやつ。

この「ら抜き言葉」、実際にはかなり世の中に浸透していて、

広告などでも当然のように使われていたりする。

日常生活では、もはやおかしいと感じない人も相当いると思うんだけど、

テストで使うのは、やっぱりリスクがある。

というわけで、ひとまず今の段階では、

生徒の子たちには「8時10分前は7:50のことだ」と言い続けておこう...。



(ところで1年生の子に『7:50』のことやで、と伝えたら、

 『20分前集合』ってこと? という返事が。

 あくまで『8時10分』が基準なのね…)



~~~~~~~


先日、3年生の子が、大きな段ボール箱を抱えて教室に入ってきた。

見ると、大量の差し入れが!





保護者の方が車で送ってくださったところだったので、

少しだけご挨拶もすることができた。

Jeffの大好きなコーヒーまで!


お心遣い、ありがとうございます!

みんなで美味しくいただきます! :)




2025年7月9日水曜日

就活は英語で job hunting …って面白いよね


先日、就活をしている卒業生が、

アドバイスがほしいということで教室に遊びにきてくれた。


↑後ろに写っているのは、
テスト勉強をする泉陽生2人組(同じ部活の先輩&後輩)



飴も大量に買ってきてくれた。ありがとうー。

(熱中症対策になりそうなやつを多めに選んでくれたらしい)






考えてみたら、高校入試、大学入試…と、

「勉強してテストで良い点をゲットするのが良いことだ」みたいな価値観があって、

と思ったら就職活動では、

「あなたの強みを教えてください」とか

「学生時代に力をいれたこと(→略して "ガクチカ")は何ですか」とか、

別の側面から自分を見つめ直すことが求められる。

そりゃ大変だよね。




この日来てくれた子は、インターンに応募するための用意をしているところだった。

少しでも助けになっていたら嬉しい。また遊びにカモン :)



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こちらは、3年生の保護者の方からいただいた差し入れ。

大量のお菓子!お店で陳列されていそうな量でびっくり。ありがとうございます!





ついに定期テストも終わって、

泉陽高校・三国丘高校ともに「準・夏休み」みたいなシーズンに入った。

自分の時間が増えるこのシーズン。

遊んで…青春して… も もちろんなんだけど(特に高1~高2の子たち)、

プラス、英語の力もグイグイ伸ばす夏にしたい。

It's never too late.  

どんどんやっていこう。



2025年6月30日月曜日

SS実施!/200 DAYS/久々のバナナグラム


この土日は、三国丘高校・泉陽高校のどちらもテスト勉強の時期だったので、

 Study Session(略して SS)を実施した。


12:30-19:15の間は、学校の時間割みたいにRound 1-4に分けて、

その間は私語ゼロの勉強タイム。






この前後の時間帯も、教室に来て勉強している子たちはいたんだけど、

特にこのSSの時間はみんな集中モード。

1人だと時間の区切りがなくてついダラダラしがちな子も、

みんなで集まって集中すれば案外時間はすぐに過ぎ去っていく。

(ちなみにJeff自身も、作業がものすごくはかどった。)








途中で、例の研修医をしている卒業生が、差し入れとともに顔を出してくれた。

いつもありがとう!





そして、3年生からの化学の質問にも答えまくってくれた。

助かったー!




この定期テストが終われば、学校の授業も短くなって、

半分もう「夏休み」みたいなものだ。

もう1学期が終わる… 早すぎる…

6月だって、今日がラスト。

7月が始まるわけだけど、今年の7月1日は、共通テストまでちょうど200日前!


どんどん進んでいこう。


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ところで先週は久しぶりに、生徒の子たちと Bananagrams という単語ゲームをプレーした。






アルファベットのタイルがあって、

手持ちのタイル全てを組み合わせて単語を作っていく。

こんな感じ↓



すべて、タテorヨコで英単語が成立していることが分かると思う。

これ、いざやってみると、思いのほか楽しい。

そして、難しい。

(タイルは交換しても良いけど、その時はタイルの数が増える。)

ちょうど2年生の子たちが単語を覚えるのを頑張っていたので、

じゃあ勝負しよっかということで、

3年生の子も加えて気分転換に3ラウンド勝負した。




「X」の使い道で困っていた子に、

Oと組み合わせて OX で「雄牛」って意味やでと教えて覚えてもらったり。

こちらは、 QUESTION を完成させたいのに、

Oがなくて困っている様子... ↓




じゃあ、QUEST という単語にしてしまえばいい。

(『ドラゴンクエスト』の、あのクエスト。冒険・探究といった意味がある。)

…というように、けっこう英語の勉強になったりする。

何より、知っている単語が多いほど有利なこのゲーム。

今回はJeffが全勝だったけど、

生徒の子たちがさらに単語力を磨いて、

驚きの単語をタイルで完成させて勝ってくれる日を楽しみにしよう...  :)




2025年6月24日火曜日

まさかの万博


前回、大学時代の友人たちと大阪万博に行ってきた話を書いた。

そのときは、もうとにかく人が多くて、「これはもう来ることはないかも…無念…」といった気持ちだった。




それが。

先日、ある用事で中央線に乗ることがあったんだけど、

「これ、終点まで行くと夢洲(ゆめしま)だなー」ということに気づくJeff。

ウェブでパビリオンのリアルタイム待ち時間を検索してみると、

案外、短時間で入れる施設もある様子…

行っちゃおっかなー…今日1人だし…。

「うーん・・・ よし、行くか!




ということで、電車内で急いで当日チケットを購入して(夜間券はちょっと安い)、

フットワーク軽く 二度目の万博へ行ってきた!





電車を降りて・・・




うわあああ、ゲートに誰も並んでない!


約40分待った前回とは雲泥の差。

直射日光もないし、夕方に来るのもありだなーと思いつつ、ずんずんと中へ。





前回の経験があるので、「20分待ち」でも、ものすごーーーく短く感じる。

そんなこんなで、比較的すぐ入れそうなパビリオン2つを訪れた後、

前回は断念した大きめサイズのパビリオンにもトライすることに。




フランス館、アメリカ館はそれでも、さすがに長蛇の列だったんだけど、

気になっていた中国館へ行ってみると・・・





最後尾の係の人に聞いてみれば「40分」とのこと。

そう。前回で鍛えられた今のJeffは、「たった40分?」という感覚になっている。

迷わず並ぶことに。




しかも、いざ並んでみれば、実質20分で入れた。

どうなってるんだ・・・

気合の入った展示を味わって外に出てみれば、もうすっかり夜。








この時間帯でも、例のフランス館・アメリカ館の前はやはり長ーい列ができていた。

「うう・・・ 待ち時間だけでも聞いてみるか・・・」

頑張ってフランス館の最後尾を探しだして、

係の人に聞いてみる。



「20分。」



…え?



嘘でしょ? こんなに列、長いのに? フランス館だよ?

信じられない思いで再確認するも、「20分」だそう。

まじかーーー! 

これは並ぶしかない。

一般的に「20分並ぶ」っていうのはそんな短時間ではないと思うんだけど、

もう「万博で20分待ちは一瞬」という感覚が完成しているので、

嬉々として列に加わることに。



そして、15分程度で入ることができた。




アピールする世界観が中国館とは大きく異なるフランス館を堪能した後は、

夜の水面に映る大屋根リングの美しさに絶句。




これ、写真じゃうまく表現できなくて、こればっかりはぜひ現地で味わってほしい。




ところでこんな写真を撮っていたのが8:30過ぎだったんだけど、

実は多くのパビリオンは9時前にクローズしてしまう(ちなみに閉場は10時)。

これを知っていれば、この時間に急いでもう1つぐらいパビリオンを回れたなー…

そして、9時以降に、のんびり夜景を満喫すればよかった。 …とはいえ、

たった約3時間で、予想以上に万博を楽しむことができた。

まさか万博に行くことになるとは、自分でも想像だにしていなかったので、

我ながら刺激的な展開だった…。

暑さがニガテな人は、「ふらっと夜間券で万博」、ありかもしれない。

(行く前に、待ち時間の目安を見ておくと安心。)




~~~~~~~

保護者の方々、そして遊びに来てくれた卒業生の子たちから、

お菓子の差し入れをいただいています!

とてもありがたいです。どれも美味しくいただいています!!









2025年6月16日月曜日

「大阪・奈良サミット 2025」をやってきた!

 

Jeffの記事をよく読んでくださっている皆さんにはおなじみ(?)の、サミット。

大学時代の友人たちで年1回を目安に旅行して、

一緒に観光したり、ディスカッションしたり…

という企画を、自分たちで勝手に「サミット」と呼んでいる。




去年の金沢サミットに続いて、

行ってきました、大阪・奈良サミット2025

Jeffに加えて、TとOは毎年のメンバー、

そして今年はたまに来られるKも数時間だけ参加することができた。

「え、ということはKは関西圏に住んでるの?」と思ったあなた。

違うんです。



Kは、当日の早朝にウズベキスタン(だったはず)から成田(羽田だったかも?)に飛行機で到着して、

そのまま新幹線で大阪へ(→11時集合)。

そこから4人でレンタカーで奈良まで一緒に行って、

昼食をとってお寺を回ったあと、15時頃には東京へと戻っていった。

何しろ、夜にはまた別のフライトで海外へというスケジュール。

「桃鉄なのか?!」っていうぐらいのフットワークの軽さだ。

今は2つの会社と関わっていて、

海外で契約したりする仕事を任されているらしい。

あいかわらずのエネルギー量・・・

どういう体力をしているんだろう。

とにかく、去年は会えなかった(&その前はコロナによる制限の時代もあった)ので、

久々に対面で話すことができてよかった。

次に会う時はどうなっているのか楽しみだ。




というわけで、なんばで昼前に集合したあと(みんな関東圏から苦労してやってくるのに、Jeffは自宅から電車で1本…)、

まずはホテルのある奈良へ。

まったくのノープランだったんだけど、直前に生駒山に寄ろうと決まり、東へのドライブ。

ふだん奈良に赴くことはないんだけど、かなりの近さでびっくりした(30-40分ぐらい)。





生駒山にある そば屋をドライブ中に発見して、そのまま直行。

全てが行き当たりばったりで決まったのに、とても素敵なお店で腹ごしらえすることができた。




ちなみにこの日は雨天。

ランチの間も外からはザーザーと音が聞こえるぐらいのどしゃ降りだった。

とはいえ、ひるむわけにはいかない。

そのまま長い石段をのぼり、傘を手にお寺へと向かう。



⇧こんな山中を、ザーザーの雨のなか、ひたすら歩く4人組。

とにかく飛行機での移動の量が半端じゃないKは、交通安全のお守りを買っていた。




なんとか車に戻り、Kを生駒駅へと送る。

(そう、大阪から奈良までともにやってきたんだけど、ここからKは電車で大阪に戻り(!)、新幹線で東京へ向かう…)

とんでもなく慌ただしくKを見送り、

3人になった一行はホテルへ向かう。




…んだけど、車内でJeffがChatGPTに尋ねてみると、

ホテルのすぐ近くに、平城宮跡歴史公園なる施設があることが判明。

これは行くしかない。チェックインの予定時間を遅らせて、さっそく直行することにした。

これがもう、すごかった。

まずは船がお出迎え。これが遣使船なのか、遣使船なのかをみんなでワーワー言いながら駐車場へ…


答えは遣使船を復元したものだった。

「遣唐使は630~894年で…」と、受験生のときに覚えた知識を総動員。




そしてこれが、朱雀門を復元したもの。




とんでもなく広い施設で、とてもじゃないけど1時間程度で見尽くせる場所ではなかった。

資料館に行ったんだけど、「え、なんでこれが無料なの?」という充実ぶり(駐車場料金しか払っていない)。

そして雨のせいか、人もまばら。

これは日本史好きの人にはたまらないだろうな…(ちなみに資料館も複数あって、時間の都合で1つか回れなかった)。




時間はもう夕方。

ここから旅館に向かって、いよいよサミット(という名のディスカッション)を開催。


いまこういう活動をしていて…とか、

こんなことをやってるんだけど、どう思う? とか、

各自のテーマについてみんなで好き放題に言う時間。

1人で考えていると思いつかないような視点から意見をもらったり、

「去年言ってたあれはどうなったの?」という指摘でこの1年間の変化を実感したり。

例年通り、一瞬で時間が過ぎ去っていった。

気づけば時計の針も12時を回り、ヘトヘトになって就寝。




そうして翌日です。



そう。行ってきました、大阪万博!

いやー、もう、とにかく人、人、人!

雨天の翌日の晴れた日曜ということもあってか、

とにかくものすごい人だった。



入場まで40分ぐらい。12:20に予約しているパビリオンがあったんだけど、

それまでに入れないんじゃないかと、少し焦った…




中に入り、ミャクミャクのお出迎えを受けて…




大屋根リングに感動し…





そうして無事に時間通り、

事前予約できていた唯一のパビリオン、大阪ヘルスケアパビリオンへ。



これ、Oが予約してくれていたんだけど、

心の準備ができていないままに、

個別ブースで「髪ランク」、「肌ランク」、果ては「歯ランク」までマシーンによって測定され、

「髪ランク=B」「肌ランク=C」・・・と宣告されていく。(笑)

そのまま次のエリアでは、

画像データをもとにした「25年後の自分」の姿がリアルに映し出され、

なかなかドキドキさせられたパビリオンだった。

その後のエリアでは、各企業がいま実現しようとしている「未来の姿」がブースごとに紹介されている。

⇩これは人間洗濯機。実演も見てみたかったな…。





と、これで、もう「予約」できたパビリオンは終了。

「1週間前予約」、「3日前予約」・・・と、全て落選した自分たちは、

あとはもう現地で何とかするしかない。(ちなみに『当日予約』も上手くいかず…)




曇っていた空が晴天に変わり、太陽に照らされてヘロヘロになりながら、

なんとかアフリカ風のランチが楽しめる店へ。

注文するまでに並び… ご飯が提供されるまで待ち…

でも、それが万博。それだけ盛況ということで、仕方ない。

ま、まあ、これで3,900円は高い気がするけど…とはいえ美味しかった。




隣のテーブルでは、家からもってきた卵焼きをタッパーから食べている猛者もいた。

ちなみに暑さにやられたOは途中、アメリカ館の前で売られている缶コーラ800円を飲み、

「ここ3年で一番うまい」という、謎の感動の声をあげていた。

(ちなみに会場内の施設では、Tは160円で同じサイズのペプシをゲット。Oによると、売店のアメリカ人も『本当に買うの?』みたいな表情でOに売っていたらしい。(笑) だけどOいわく、通常の5倍は美味しく感じたらしいので、だったらまあ良いよね。)



あとはもう、炎天下の中をひたすら歩き・・・



歩き・・・


歩き・・・


歩いた。



有名なパビリオンはどれも数時間待ちだったり、受付停止だったりで、

とりあえず手あたり次第にそこそこ空いてそうなところを攻めていく、体力が限界に近づきつつある3人。

「お土産も買わなきゃ」という2人とショップに向かうと、

店に入るためだけに長蛇の列(たぶん1-2時間待ち)。

もう笑うしかなかった。すごいよ万博。



万博の洗礼を受けた3人は、予定より少し早く、万博会場を後にした。



ちなみにこの日、一番役立ったのは、

生徒の子のお母様からプレゼントしていただいた、会場マップのうちわ。

いま自分がどこにいるかすぐ確認できるし、

うちわで風を浴びられるしで、本当に重宝しました。

あれがなかったら、どうなっていたか…ありがとうございました!




ところでお土産はどうなったかというと、

夢洲駅から弁天町駅に戻ると、ふと入ったセブンイレブンで、

大きめの万博グッズ販売コーナーを発見して、無事にそこで買えた。

なんばor梅田のデパートに買いにいこうとしていたところだったのでラッキーだった。

(他方、おそらく万博会場のお土産ショップの方では、そこでしか入手できない限定グッズなんかがあるんだと思う。)




2人が帰る前に、ネットで見つけたお店でちょっと飲んで…と思ったら、

行ってみるとその店が閉店日で(本当に行き当たりばったりな旅だ)、

偶然見つけた串カツ屋(美味しかった!)で3人で乾杯。

今までで最も体力を使ったサミットだったかもしれない。

(体重を計測したら、旅行前と比べて約2キロ痩せていた。)

何にせよ今年も充実したサミットだった。

Oがちらっと、来年のサミットは北海道と言っていたけど、それもいいな…。