大学生になった卒業生には毎年、「本を読んどいた方がいいよ」とアドバイスするようにしている。
自分自身、大学生時代にあまりたくさん本を読んだとは言えないんだけど(もっと読書しとけば良かった…)、
塩野七生(しおの・ななみ)さんの『ローマ人の物語』シリーズは、大学の本屋で手にとって以来、狂ったように読み進めた記憶がある。(いつか1巻から再び読破してみたい。)
英語の勉強しかり、読書しかり、
学生の頃は半ば義務感から取り組む人も多いと思うんだけど、
社会人になってからだと、「仕事の合間の限られた時間にやる贅沢」に変わる。
特に、社会人になってから留学を目指す人たちの英語の勉強は凄まじい。
夜まで働いて、そのあと飲み会も趣味も振り払って、
自分の給料から自習室にお金を払って通い、限られた1日〇時間をひたすら英語の勉強にあてる。
半端なく強い意志がないと、とてもじゃないけど続かない。
それと比べると、日本の大学生は、良くも悪くも自由時間が比較的多いケースが多いので、
社会人よりは格段に有利な立場で、英語も読書も打ち込める。
小説でもいいし、ビジネス書でもいいし、とにかく色んな本を読んで世界を広げてほしいなと思う。
(あとは、いろんな友達をつくって、そして海外で異文化も経験してほしい。)
Harry Potterシリーズを英語で読むのも楽しいかもしれない。
Jeff自身は日本語でも読んだことがなくて、大人になってから英語版を一気に読んだんだけど、
もう読むのが止まらなすぎて、日常生活に支障が出かねないレベルだった。
「面白すぎて、本を閉じて下に置く(put down)ことができない」という意味で、
unputdownable という形容詞があるんだけど(un-put-down-ableということ)、
まさにハリポタはunputdownableなストーリーだった。
イギリス旅行ではハリポタのスタジオツアーにも行ってしまったぐらい。(→その時の記事)
Jeff自身は、最近はもっぱら電子書籍で本を読んでいる。
AmazonのKindleアプリを使っているんだけど、特に英語の本を読むときにはものすごく重宝する。なにしろ、気になる英語があれば、単語を長押しするだけで辞書がピョコンと意味を表示してくれる。
それに、スマホさえあれば、本を持ち運ばなくても、どこでも読める。
毎月1冊 "課題図書"を選んで、希望者の卒業生の子たちと、その内容をディスカッションする会とかやるのも面白そうだなーと考えたりもする。
とにかく、本はものすごくコスパの良い媒体("タイパ"は良くないかもしれないけど)。
何なら、図書館で借りれば、0円で、膨大な知識・世界に触れることができる。
どうしても受験生なんかはゆっくり読書の時間をとるのは難しいから、
是非、大学生になってからでいいので、たくさん本を読んでほしい。
(そして英語ね。大学受験で身につけた英語力を錆びつかせるはもったいない!)