2024年2月28日水曜日

Do your best and leave the rest.


国公立大学の前期試験も終わって、ついに3年生は明日が卒業式。

まだ中期・後期試験も残っているけど、ひとまず一区切り。

教室に来て、試験の感想を教えてくれた子たちもいた。




いずれにせよ「人事を尽くして天命を待つ」で、

できることをやって答案を提出したからには、あとは結果を待つしかない。

明日はみんな笑顔で卒業式に臨んでほしい!




受験シーズンで3年生のことばかり書いてきたけど、

2年生メンバーはというと、この1~2月だけで、3人が英検準1級に合格してくれた(三国丘高校から1人・泉陽高校から2人)。

受けたことのある人なら分かると思うけど、準1級は、学生にとって決して簡単な試験じゃない。

実際、学校で英語を教える先生たちでも、準1級レベルの資格を取得しているのは、

中学校で約41%、高校でも約72%という数値になっている。

(出典: 文部科学省 令和4年度「英語教育実施状況調査」の結果について

※ちなみに高校の先生で英検「1級」レベルの資格保有は約22パーセント。




学生が準1級にトライする場合、特に単語力が壁になることが多いんだけど、

みんな頑張って乗り越えてくれた。

(バランスよくスコアをとった子あり、Jeffに何度も添削を受けてライティングの後押しで合格を勝ち取った子ありで、同じ合格でも個性が出ていて面白い。)

これからも更に英語力をどんどん上げていこう。





こちらは、卒業生の大学生が、受験生のために買ってきてくれたキットカット。ありがとう!




これは、別の大学生が、旅行先の福岡で買ってきてくれたお土産。「めんべい」というらしい。美味しかった!



こちらは、保護者の方からの差し入れ。ありがとうございます!!






そして・・・こちらは、Jeffが気づかないうちに、塾の「お菓子コーナー」に加えられていたお菓子の差し入れ。

「あれ、誰かお菓子もってきてくれた?」と自習していた生徒の子に聞いてみても、「知らない」らしい。え、そんなことある??

卒業生の子が、不意に差し入れをもってきてくれることはあるんだけど、こんな忍者のような出来事は初めて。サンタクロースなのか…「実は自分です」という人からの連絡を待ってます!

→追記:サンタの正体が判明しました(こちらの記事







2024年2月21日水曜日

早稲田大学の合格発表日


前の記事に書いたように、国公立大学の試験までは、あと数日。

一方で、私立大学の方は、合格発表が続々と届いている。



今日は、早稲田大学(国際教養学部)の合格発表があって、

見事に合格を決めた3年生の子が報告に来てくれた。




国際教養学部の英語はライティング問題があって、

英語で答える問題はもちろん、英文を日本語で要約する問題もあって、両方ともいろんな問題で添削してきた。

英語面も内容面も、細かいところまで指摘することもあったから大変だったと思うけど、しっかりと実力をつけて、最高の結果を出してくれた。

高校の間にトライした英検準1級も、ライティングの基礎力を身につけるのに役立ってくれたと思う。

本当におめでとう!





これで、2年連続で早稲田大学に進学する卒業生が誕生した(去年は泉陽高校から・今年は三国丘高校から)。

東京にある大学で言うと、過去にも、青山学院大学(泉陽高校から)・一橋大学(三国丘高校から)等に進学した子たちがいる。

東京に限らず、大阪という住み慣れた場所を離れて、新しい土地で生活するのは、

最初は戸惑うことも多いだろうけど、新しい世界に触れるチャンスでもある。

素敵な大学生活を送ってほしい。

(そして、早稲田の国際教養学部は授業が英語で行われるので、これからさらに英語力も伸ばしていってくれるはず。)





こちらは、その子が東京で買ってきてくれたお土産。ありがとね。





こちらも、合格の報告に来てくれた3年生の子たちからの差し入れ。
嬉しい報告だけでなく、教室に来る生徒の子たちへの気遣いまで、本当にありがたいです。







そしてこちらは、2年生の保護者の方からいただいたお菓子。
お心遣い、ありがとうございます!!






国公立大学の前期試験 (2/25) が終わると、

数日後にはどちらの高校も卒業式。

3月には、中学3年生の子たちの公立高校の受験・合格発表もあって、新しい三丘生(さんきゅうせい)・泉陽生が誕生する。

少し暖かい日も増えてきて、春が近づいてきている。

みんなが素敵な春を迎えられますように!



2024年2月17日土曜日

エライ

私立大学の入試シーズンで慌ただしかった2月前半も過ぎ去って、

ついに2月後半。

国公立大学の前期試験が、約1週間後に迫ってきた。

最近は、英語の添削をどんどん受け付けている。



たまに思うんだけど、

高校に入った時点では、みんな単語力もまだまだ "伸びしろ" だらけで、

たとえば manipulate とか anthropologist とか、

そういう高校レベルの単語は知らない状態で入ってくる。

それが、たった3年弱で、こんなに難しい入試の長文を読めるまでに成長するなんて、

ものすごい進化としか言いようがない。



しかも、3年間、英語の勉強「だけ」してきたわけではない。

部活も大変だし、

数学・物理・古文…などなど、大量の他の勉強もこなして、

体育祭や文化祭といった学校行事まであって、

そのうえで、英語までこんなに進歩している。

本当にエライと思う。この頑張りが報われてほしい。



1・2年生も、学年末テストが来週から始まるのに合わせて、

今日も自習に来ていた。

特に2年生は、「いよいよ自分も、高校生活あと1年か…」という時期。

自習に来ていた子も、「今日はこれまでで一番勉強した」ということを言っていた。

最近入塾してくれた別の2年生の子も、今日は特に集中して頑張っていた。

「遊び」も・「青春」も・「部活」も・「学校行事」も… に加えて、「勉強」も。

めちゃくちゃ充実した1年間が、また始まろうとしている。

どんどん成長していってほしい!



=======


このお土産は、受験で東京に行っていた3年生の子が買ってきてくれた。


こっちは、沖縄旅行から帰ってきた卒業生の子からのプレゼント。


どちらも美味しくいただいています。ありがとう!!


2024年2月8日木曜日

ベリ・ボラ・ビラ・バラ


今日は、3年生クラスを教えたり、

推薦入試で面接を受ける子の練習に付き合ったり、

英検の二次試験がある子たちの練習スケジュールを考えたり・・・

な1日だった。



1月に 英検S-CBT を受けた三国丘高校の子が、めでたく準1級に合格したという報告を受けて(おめでとう!)、

それとは別で、紙で受ける "従来型" の英検準1級では、泉陽高校の子が2人、一次試験を通過してくれた。

2級の一次試験を合格した子たちもいて、この "従来型" の英検で一次を突破した後は、二次のスピーキング・テストが待っている。



今日は3年生クラスの曜日だったんだけど、2年生の子たちも部活後に自習に来ていた(エライ!)。



~~~~~~~~



1年生クラスの方では、授業冒頭に少し発音練習をしたりしている。

前回やったのは Flap T (フラップ・ティー)の音。



たとえば:

Got it! 

→とりあえず主語の I は省略されていると考えよう。

この表現は、相手に何か言われて、それが「分かったよ!」という意味で使える。



ChatGPTに作ってもらった例文だと、こんな感じ:

"Our next meeting is Wednesday after school."

"Got it!"



で、この Got it! を「ガット・イット」と発音することはほぼ無くて、

基本的にはこの2語はくっつけて発音することになる(これを "リエゾン" と呼ぶ)。

すると、「ガティッ」という発音になりそうだけど、

アメリカ英語ではこのとき頻繁に tの音が dの音、あるいは日本語でいう「ラ行」っぽい音に変化する。これが Flap T というやつ。

つまり... Got it! なら「ガリッ」と聞こえる(※  の方を強く読もう)。



4技能クラスのリスニング問題でも頻繁に登場する音で、

Flap T 自体は何度も授業中に説明したことがあったので、

この前の授業では、この Flap T を使った早口言葉を紹介してみた。


Betty bought a bit of butter.
(ベティは少しのバターを買った。)

ためしに一度、Flap Tで読んでみてください。



多分こんな感じで聞こえるはず:

ベリ・ボラ・ビラ・バラ


カタカナで書くと意味不明だけど、本当にこんな音になる。

(実際にどんな音で聞こえるか気になる人は、このWikipediaのページで聞いてみてください。)



慣れてくると、そのうち何も考えなくても Flap T で発音するようになってきたりする(多分、そっちの方が発音するのが楽だからだと思う)。

別に自分で発音するときは Flap T にしなくても良いんだけど、いずれにせよ耳で聞くときには Flap T のことを知っていないと、リスニング問題を復習しているときに「あれ、これちゃんと発音してないぞ?」と戸惑うかもしれない。




他にも、

She sells seashells by the seashore.
(彼女は海辺で貝殻を売っている。)

も発音練習には有名な例文。

要は she の「シー」と、seaの「シー」が区別できているかどうかなんだけど、

これを正確に発音できる高校生は、案外少ない。

(どちらも、日本語の『し』とは全く違う音なんだけど、気にしていない人が多い。)



あまりに「その発音、ちゃう!」ばっかり言われると、英語が楽しくなくなっちゃうけど、

たまには発音の練習をするのも楽しい(&リスニング・スピーキングに役立ちまくる)。

家で

Betty bought a bit of butter.

を練習してくれると嬉しいなー。


~~~~~~~~


保護者の方から差し入れをいただきました。

お心遣い、とても嬉しいです。ありがとうございます!


(個人的には、東京のお土産といえば、この『東京ばな奈』と、それから『ごまたまご』が頭に浮かぶ。『東京ばな奈』は、いま何げなく調べてみたら、なんと1991年から発売されているらしい。30年以上も前から…知らなった…。とても美味しくいただきました!)




2024年2月3日土曜日

Hello, "英語ライティング添削先生"!

  

おなじみ ChatGPT を使って、

自分だけのオリジナルのアプリみたいなものを作成できるようになっている。



これを使って、ライティングの添削ソフトを作ってみた。

名付けて、「英語ライティング添削先生」。




まずこちらは、わざとミスを何個も入れている、手書きの英作文。






これを、画像のまま「添削先生」に渡すと、さっそくアドバイスがどんどん始まる。




1文ずつ取り上げて、「ミスを教えてくれる → 修正版を見せてくれる → より高度な表現を使ったバージョンも作ってくれる」ようにしてみた。




さらに、「この単語を使って英文を書く練習がしたいから、練習問題を出して」のように、追加トレーニングも簡単にお願いできる。




自分の答案について質問してみても、即座に答えてくれる。




こういう「日本語を英語になおす」問題の添削サービスを作ろうと思ったら、

昔だったら、人間が問題をあらかじめ作っておいて、

さらに答案例を何パターンも用意しておいて、

それと照らし合わせて「正解!」とか「sが抜けてるよ!」とか表示して…と、

1問作るだけでも膨大な手間がかかっていただろう。

(まして自由英作文の添削なんて、人間がやるしかなかった。)

それが、問題作成からアドバイスまで、一瞬でできてしまう時代になってしまった。




すごいのは、この「添削先生」、プログラミングは全くのゼロで作れてしまったところ。

「こういうアプリにしたいんだけど」

「答案の良い点も必ず指摘するようにして」

など、すべて会話するかのように入力することで完成してしまった。

(実際には英語で指示を出して作成したんだけど、日本語でも同様に作れる。)





もちろん、完璧ではない。

"bussy" とか "alowed" といったスペリングのミスは勝手に修正されてしまっているし、

文法的に間違った説明をしてきたりもする。

だけど、即座に自分の英作文にアドバイスがもらえるだけでも、助かる場面はたくさんあるはず。




今日は、ChatGPTのアカウントをもっていない生徒の子でも、

同様の添削をすぐに受けられるようにできないかなと思って、ちょっと勉強していた。




以前は、プログラミングの勉強で分からない箇所は、

頑張って検索する

得意な友人に尋ねる

のが基本だったんだけど、今はそれすらChatGPTが力になってくれる。

表示されたエラーを貼り付けて尋ねるだけで、「ここをこうして、ああして…」とすぐに解決。

なんだこれは… まさに未来に生きている、という感じ。



相変わらず、授業では、AIに一瞬で例文を作ってもらったり、

話をイメージしやすくするために画像を生成してもらったりしている。

高校生のみんなが社会に出る頃には、今よりもはるかにAIが身近になっているはず。

どんどん自分自身でも使いこなせるように成長してほしいなと思う。



=======

多くの差し入れをいただいています。

お菓子からスープまで、お心遣い、本当にありがとうございます!!

生徒の子たちで(Jeffも!)美味しくいただいています!