今日は、3年生クラスを教えたり、
推薦入試で面接を受ける子の練習に付き合ったり、
英検の二次試験がある子たちの練習スケジュールを考えたり・・・
な1日だった。
1月に 英検S-CBT を受けた三国丘高校の子が、めでたく準1級に合格したという報告を受けて(おめでとう!)、
それとは別で、紙で受ける "従来型" の英検準1級では、泉陽高校の子が2人、一次試験を通過してくれた。
2級の一次試験を合格した子たちもいて、この "従来型" の英検で一次を突破した後は、二次のスピーキング・テストが待っている。
今日は3年生クラスの曜日だったんだけど、2年生の子たちも部活後に自習に来ていた(エライ!)。
~~~~~~~~
1年生クラスの方では、授業冒頭に少し発音練習をしたりしている。
前回やったのは Flap T (フラップ・ティー)の音。
たとえば:
Got it!
→とりあえず主語の I は省略されていると考えよう。
この表現は、相手に何か言われて、それが「分かったよ!」という意味で使える。
ChatGPTに作ってもらった例文だと、こんな感じ:
"Our next meeting is Wednesday after school."
"Got it!"
で、この Got it! を「ガット・イット」と発音することはほぼ無くて、
基本的にはこの2語はくっつけて発音することになる(これを "リエゾン" と呼ぶ)。
すると、「ガティッ」という発音になりそうだけど、
アメリカ英語ではこのとき頻繁に tの音が dの音、あるいは日本語でいう「ラ行」っぽい音に変化する。これが Flap T というやつ。
つまり... Got it! なら「ガリッ」と聞こえる(※ ガ の方を強く読もう)。
4技能クラスのリスニング問題でも頻繁に登場する音で、
Flap T 自体は何度も授業中に説明したことがあったので、
この前の授業では、この Flap T を使った早口言葉を紹介してみた。
Betty bought a bit of butter.
(ベティは少しのバターを買った。)
ためしに一度、Flap Tで読んでみてください。
多分こんな感じで聞こえるはず:
ベリ・ボラ・ビラ・バラ
カタカナで書くと意味不明だけど、本当にこんな音になる。
(実際にどんな音で聞こえるか気になる人は、このWikipediaのページで聞いてみてください。)
慣れてくると、そのうち何も考えなくても Flap T で発音するようになってきたりする(多分、そっちの方が発音するのが楽だからだと思う)。
別に自分で発音するときは Flap T にしなくても良いんだけど、いずれにせよ耳で聞くときには Flap T のことを知っていないと、リスニング問題を復習しているときに「あれ、これちゃんと発音してないぞ?」と戸惑うかもしれない。
他にも、
She sells seashells by the seashore.
(彼女は海辺で貝殻を売っている。)
も発音練習には有名な例文。
要は she の「シー」と、seaの「シー」が区別できているかどうかなんだけど、
これを正確に発音できる高校生は、案外少ない。
(どちらも、日本語の『し』とは全く違う音なんだけど、気にしていない人が多い。)
あまりに「その発音、ちゃう!」ばっかり言われると、英語が楽しくなくなっちゃうけど、
たまには発音の練習をするのも楽しい(&リスニング・スピーキングに役立ちまくる)。
家で
Betty bought a bit of butter.
を練習してくれると嬉しいなー。
~~~~~~~~
保護者の方から差し入れをいただきました。
お心遣い、とても嬉しいです。ありがとうございます!
(個人的には、東京のお土産といえば、この『東京ばな奈』と、それから『ごまたまご』が頭に浮かぶ。『東京ばな奈』は、いま何げなく調べてみたら、なんと1991年から発売されているらしい。30年以上も前から…知らなった…。とても美味しくいただきました!)