2015年3月6日金曜日

大阪大学で、新しい入試が始まるらしい。(新高2から)




大阪大学が、2017年度から後期入試を廃止して、

新しいAO入試&推薦入試を導入するらしい。




特に三国丘高校で、

SGH(スーパー・グローバル・ハイスクール)の活動か、

SSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)の活動をしているorする予定の子にとっては、少し有利かもしれない。





■■■以下、引用■■■

大阪大学は3月3日、平成29(2017)年度から「世界適塾入試」と題したAO入試、推薦入試を全学部で導入すると発表した。

・・・中略・・・

 AO入試と推薦入試では、大学入試センター試験の受験が必須。このほか、高校の成績や課題研究の実績、国際バカロレア資格、TOEFLやIELTSなどのスコアスーパーサイエンススクール生徒研究発表会の出場経験、全国規模の科学分野コンテストでの成績、提出書類、口頭試問(面接)などから、志願者の能力、意欲、適性を多面的・総合的に評価するという。

・・・中略・・・

 募集定員は、平成31(2019)年度に入学定員の約10%と設定している。出願期間は、AO入試と推薦入試が平成28年(2016)年11月上旬、国際科学オリンピックAO入試は同年10月中旬となる。

 平野俊夫総長は「世界に羽ばたく高い志を有する有能な若者を大阪大学に一人でも多く来ていただきたいという思いで創設しました。従来の学力のみにとらわれない、皆様一人一人の実績ややる気を重視する入試プログラムです」とコメントしている。

■■■引用おわり(出典:リセマム2015年3月5日。赤字・下線は引用者による。) ■■■







「10%」というのを大きいとみるか、小さいとみるかは人によるだろう。

個人的には、10人に1人がこの入試制度で入ってくる、というのは、けっこう大きい存在感だと思う。






ひとまず、2017年度(新高2のみんな)は、たとえば法学部(法学科)なら17人。

ここで要求される資格は、まず何より、

TOEFL(iBT)で、スコア79以上。
(またはIELTSスコア6.0以上)

ちなみに、TOEFLの満点は120点だ。

79というスコアが何を意味するのかについては改めてブログで書きたいと思うけど(単純に『得点率66%』ということではない!)、

やっぱり、少しずつ、TOEFLをはじめとした英語資格試験の存在感が増してきている。

これ、「提出してもいいですよ」という扱いではなく、「必須」要件であるという点には特に注意だ。

つまり、法学部でこの入試にチャレンジするなら、

TOEFLで79のスコアがないと、門前払いされてしまうということになる。









他に目を引くのは、

スーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定されている学校において
SGH に関連する コースや科目を履修し、得たことを志願者がA4用紙1枚にまとめた書類

を、該当者は提出することになっている。

これは、そもそも学校がSGHに指定されていなかったら提出しようがないのだから、

三国丘高校でこのプログラムに参加している人は有利だ。








ちなみに、法学部では記載されていないけど、他の学部では

スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている学校において 
SSH に関連する コースや科目を履修し、得たことを志願者がA4用紙1枚にまとめた書類

というのも書いてあったりする。こっちは、SSH活動に参加している子に有利だ。







学部によって要件は異なるので、

気になる人は、大阪大学の、このページで調べてみるといいだろう。


ただし、留意点としては、どの学部でも、結局「センター試験の受験は必須」ということ。

センターから逃れられるわけではないので、結局普段の勉強はちゃんとしておかないといけない。







それにしても、TOEFLスコア、79以上かぁ・・・。(ちなみに医学部関連はスコア80以上と書かれていた。)


今年の新中1の子たちが大学入試をするときには、

本格的にTOEFLのような4技能(読む・聞く・話す・書く)型の試験が導入される可能性が大きいけど、

その前に、こうしてジワジワと、国公立大学のような主要プレーヤーがTOEFLを入試に使い始めていって、

だんだん基準となるスコアが形成されていくんだろうなと思う。









ちなみに、明日は僕の友人がTOEFLを受ける。

東京に住んでいてなかなか会えないので、

facebookとかLINEで勉強のアドバイスしているんだけど、

ここで上手くいったやり方とか裏ワザも、そのまま塾の生徒のみんなに伝授していきたい。

僕自身も、もうすぐまたTOEFLを現場で受けてくる予定だ。

何より、こんな楽しい英語の試験は他にないよ、ほんまに! と思っているので、

今回の大阪大学のような動きは大歓迎だ。

全ての大学で使える試験ではないだろうけど、

活用するべき大学は、どんどんやってほしい。

(ただ、いつも言うけど、受験料が高いよね・・・

 お金を出して何回も受けられる人の方が有利、っていうのはちょっと不公平な気もするから、

 それだけは、例えば合格者だけでも受験料をあとで補てんしてあげるとか、

 基準点がとれた場合は家庭の収入に応じて補助するとか、そこまで徹底してやってほしいなと思う。)








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