2015年3月13日金曜日

「反射」で英語がしゃべれるようになるまで。



たまにYouTubeで、『〇〇 ピアノ伴奏』で検索して曲を聴くことがある。

(〇〇には好きな曲名を入れる。)

そうすると、自分でピアノ演奏している手元を録画した動画をよく目にするんだけど、

もう、見ていて

「なんでこんなことできるんだ?」

という感想が第一に出てくる。



(↑こういう感じ)




手が飛び跳ねるように弾いていて、どう見ても、いちいち頭で考えながら弾いているとは思えない。

なんていうか・・・

「反射」とかいう言葉がピッタリくる感じだ。もう、

頭で考えなくても、

指が勝手に正しい位置にスイスイと動いていってくれる

という感じ。








たくさん練習してきたんだろうな、というのがものすごく伝わってくる。

僕はピアノに関しては素人なので、「すごいな」しか分からないけど、

ピアノを弾ける人は、こういう動画をみて、

「ここの弾き方が特にすごい」とか、逆に「ここはミスってる」とかまで分かるんだろう。








僕は英語の先生なので、どうしても英語と比べてしまうけど、さっき急に

ピアノと英語は一緒かもしれない

とひらめいた。

英語も、トレーニングをしていると、いつのまにか、

いちいち頭で文法とかをあまり考えずに話すようになってくる。

簡単な例を挙げると、「お腹がすいたよ!」っていうのを英語にしてくださいって言われたとする。

そこでいちいち、

「主語が I だから、be動詞はamを使って、

 あとは、えーと“空腹だ”っていうのはhungryっていう単語だったな、

 じゃあこれを組み合わせて・・・あ、あと短縮形を使ってみよう。

 よし・・・では・・・ I'm hungry!」 

なんて考えないよね。一瞬で「I'm hungry!」が出てくると思う。






もちろん、だんだん難しくなってくると、ちょっと頭を使わないといけない。

でも、その頭を使わないと話せないっていう割合が、

トレーニングとともに、どんどん小さくなってくる。







これ、ピアノと本当に似てるなと思う。

人から見れば「なんでそんなことできるの?!」って思われる動きも、

本人からしたら、今までにトレーニングしてきたことが身体に染み込んでいるだけだ。







僕は授業で「覚えるマーク」っていうのを言うことがあるんだけど、

僕が「覚えるマークねー」と言うと、

生徒のみんなはテキストに「覚えるマーク」をつけて、何度も読んで覚えてきてくれる。

No way! 

みたいなやつから、

Alaska is larger than any other state in the United States.

のように少し長め&真面目なやつまで多種多様なんだけど、

これは、ピアノでいえば、

よく使う指の動きを何度も練習するのと一緒だ。

(ピアノの練習をしたことがないので正確には分からないけど・・・。

 ちなみに、ピアノを弾けるようになるのは、将来の夢の一つだ。

 あとはサックスとフルート。まあ、ここでは関係ないけど・・・。)






英語は、今は「話す」「書く」まで含めて、「4技能型の英語」というのが大流行している。

その「話す」ときに、いちいち文法を考えていたら歯が立たない。

(たとえばTOEFLのSpeakingの1問目だと、たった15秒で考えた後、45秒で意見を全て口頭で話さないといけない。)

だから、来年度は、今よりもさらに「反射」で英語が出てくるスキルも身につけられる、

そういうトレーニングの時間も多く作るようにしてあげたいな と考えている。








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