2014年12月10日水曜日

「立教大が全学部で英語外部試験を導入」



日経新聞の見出しから。


「立教大、全学部で英語外部試験を導入 入学者選抜で16年春から」





2016年春ってことは、いまの高2の子たちから適用されるということだろう。









===以下、引用===


立教大は9日、2016年春の入学者選抜から全10学部の一部定員について、TOEFLなど外部の英語資格検定試験を活用すると発表した。10学部で計100人の定員を見込む。文部科学省によると、全学部で英語の外部試験を導入するのは国公立を含め初めて。
 外部試験で基準を満たす成績を取れば、入試で英語の試験は免除する。基準は実用英語技能検定(英検)準1級以上などを想定している。塚本伸一副総長は「語学力をバランスよく身に付けた学生に入学してもらいたい」と話した。

===引用終了(ソース:日本経済新聞2014/12/9。強調や傍線は引用者による。)===








立教大の2014年度の入学者数が4,608人みたいだから、

そのなかの100人っていったら割合は小さいけど、

それでも「全学部で導入」っていうのはインパクトが大きい。






ちなみに僕自身は、

「どんな学部・レベルだろうと、英語の外部試験を採用すれば全てハッピー」とまでは思わない

(英語が関係ない学問分野だって絶対にある)。

だから、この立教大の方針に100%賛成ってわけでもないけど、

それでも、これは大きな第一歩だろう。







こういう変化って、水が沸騰するように、

最初はこの立教大(とか、上智大学のTEAP試験とか)のように

個別の改革がポツポツと泡のように出てきて、

それがあるとき急激にブクブクと増えたりするものじゃないかなと思う。

たとえば、

東大や京大が学部入試でTOEFLを導入します、なんてことになったら、

もう一斉に全国に同じ流れが拡がるかもしれない。

そうなったとき、英語は一斉に、TOEFLや英検が主戦場になったりする。








ちなみに、記事には「英検準1級」って書いてあるけど、

これはTOEFLで換算すると、(たとえば大阪府教育委員会の換算表だと)

60点、つまり120点のちょうど半分ぐらいだ。

英検はともかく、TOEFLは受験料を半分 国が負担してくれるぐらいの

大胆な施策をやってあげてほしいな。

できれば、1回の受験で、上限1万円ぐらいにしないと不平等だと思う。

(それか、TOEFLを受ける前に受験予定の大学に申請しておいて、

目標点数に達した&合格したら入学するって確約している場合は、

大学が受験料を負担してあげるとか。)






こういう施策は、できるだけ実用的な英語、使える英語を

高いレベルで身につけている子を集めたいという大学側のメッセージだから、

学生は、こういう流れになることを前提に、

ちゃんと「使える英語」を意識して勉強していかないといけないんだろうと思う。







まずは超英塾の高1のみんなは、

英文法の次は、絶対的なボキャブラリーの量を増やさないといけないけど、

そのうえでどんどん高2からは英語を「使いこなして」いくトレーニング・勉強をしていきたいなと思う。