2016年1月27日水曜日

成長する




今回の英検は、ほとんどの子が「ギリギリのレベルを攻める」というチャレンジだったので、点数もバラバラだ。

「自己ベスト更新した!」っていう子もいれば、「ボロボロだったよー」という子もいる。

自己ベストを更新した子や、おそらく合格確実だろうっていう子は、もうこのままの勢いで、イケイケで二次試験に進んでいくだけだ。面接(スピーキング)の練習も一緒にして、合格をゲットしにいこう。







一方で、いつもより調子が出せなかった子とか、ギリギリ合格に届かなそうな子。実は、このみんなの方が、成長のチャンスは莫大だ。

その点数には、意味がある。

もちろん、点数は運によっても上下するけど、いつもより結果が出なかった場合は、何か原因があるって思った方が、成長できる可能性が高まる。







たとえば、今回でいえば、

「やっぱり単語が曖昧なままにしているのが多すぎた」っていう「原因」をよく聞く。

「いざ落ちると、本当に悔しい。絶対に次はとりたいから、マジで単語も頑張るわ先生」って言ってくれる子は、もうその時点で、「もっとできるようになりたい!」って気持ちが倍増しているから、

同じ「新しい単語を覚える」っていう場面でも、吸収力が全然違うはずだ。

「雑に読みすぎてた」のが原因なんだったら、それを改善すればいい。

「緊張しすぎた」なら、次の英検とか校外模試とか、同じように緊張感がある現場をたくさん踏んで、だんだん「適度な緊張」にもっていけるようになればいい。

合格したら「やったー!」で終わるけど、

失敗したときは、「なんで?」っていう原因を考えるから、そこを改善しようとする分、今後グングンと力が伸びていくきっかけになることが多い。

何より、「次は絶対とってやる」っていう気持ちでやる子は、強いし、こっちだって応援したくなる。








今回「くそーっ」と思うような結果になっても、あとで大挽回すれば、それでOKだ。

「はあ、もう知らん。どうせ無理や」って腐っている子がいないのはすごく嬉しい。

「もう何でなん?!うー、でも負けたくないから頑張る」と、

気持ちを吐き出しながら、前向きにチャレンジしようとしているっていうのは、もうそれだけで、成長しているサインだ。

自分も、TOEICで満点をとるまでに何度も失敗したし、英検1級だってサクサクってとったわけじゃない。

失敗したときは「ガーン」一色、という感じだったけど、あれがあったから今の自分の英語力がある、と思って感謝している。

アウトだった子は、絶対にそれを活かそう。受験料だってタダじゃない。お金を出してくれてるのは、みんなのお母さんやお父さん、保護者の人たちだ。絶対に今回の機会を使って成長しまくって、その受験料の100倍ぐらいの効果をゲットしてしまおう。







みんながどんどん成長できますように。 よし。