2014年1月31日金曜日

東大も、ついに推薦入試が開始!

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既に報道されているように、東京大学が、
2016年度入試から行う「推薦入試」について詳細を発表しました。


2016年度ということは、この春の新高2生からが対象ということです。







東大の動きは、他の大学に与える影響が大きいので、
他にも同様の動きをする大学、特に国公立大学は出てくるのではないかと思います。








読売オンラインによると、


教育学部をのぞく9学部は、英語や中国語などの外部テストの成績証明書を評価の対象として明記した。医学部医学科は、国際科学オリンピックなど学術コンテスト受賞などの実績か、海外の有力大学院入学に求められるレベルの「TOEFL(120点満点)で100点以上」のいずれかを求めている。国際科学オリンピックには数学、化学、地学など7科目があり、毎年各科目4~6人が国際大会に出場し、ほぼ全員がメダルを獲得している。 
【記事=こちら。強調は引用者による。】 



TOEFL iBTで100点。これはかなり高い要求です。

TOEFL iBTは、前にもご紹介したように(⇒ 大阪では 中学生からTOEFL? )、

スピーキングとライティングを含めた4技能全てが試される試験(満点は120点)ですので、

この点数がとれる子であれば英語はかなりデキることになります。





しかも、、、推薦入試とはいえ、センター試験は受けなければなりません。



学力は求める。面接試験のあと、年明けの大学入試センター試験を受けてもらい、一定水準を求める。達しなければ、面接の成績がよくても不合格となる。総合的な学力がないと、東大1、2年の教養課程を修了することができない。 
【佐藤副学長のインタビューより。記事=こちら




というわけで、かなり高い要求水準ですが、

それでこそ「推薦」入試の名にふさわしいのかもしれません。






海外、たとえばアメリカの大学などは、

日本のように、一斉に受験生が出願し、

センター試験を受けて二次試験があって・・・ というような

一直線の入学パターンだけではありません。



志望理由書を出して、高校時代の成績(GPA)も加味されて、

これまでの活動や、将来の展望などをしっかりと伝えて・・・という、

学力だけでなく人格まで見られるような審査も珍しくありません。





東大が、100名程度とはいえ、入試の制度を多様化して、

様々な「トガった」生徒を集めようとしていることは評価に値するのではないかと思います。

これは僕が東大を受験したときには考えられなかった動きです。

10年前に受験したばかり(?)なのに、これだけ情勢が変化すると、

何か既にものすごく年をとった感じがします... (-_-)






それはさておき、上記からも分かるように、

英語は、「それさえできれば認められる」ものではなく、

むしろ「できて当たり前(そこがスタートライン)」とみなされるスキルになっている、

そういう時代なのだと改めて思わされました。




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2014年1月25日土曜日

大阪では 中学生からTOEFL?

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超英塾は高校生向けの塾ですが、

大阪では、中学生の高校入試でも大きな変化が起きています。



けっこう報道された のでご存知の方も多いかもしれませんが、



大阪府教委は20日、府立高校の2017年春の入試から、TOEFL(トーフル)や英語検定試験を活用する方針を決めた。府教委が独自の基準でTOEFLなどの結果を換算し、入試の英語の得点と比べて高い方を採用する。外部検定の活用は大学入試に広がるが、府教委は「都道府県単位の公立高入試での活用は聞いたことがない」としている。

(ソース: 朝日新聞デジタル [記事はこちら]






そう、
大学入試どころか、高校入試にTOEFLを活用(!)するんです。


活用というだけで、今までの英語の試験が消えるわけではありません。

が、この意味は大きいでしょう。



なお、実際には、
 * TOEFL iBT   だけではなく、
 * 英検 (おなじみ!)、そして
 * IELTS(アイエルツ、と読みます)
という3つの試験が対象となります。

この4つの試験に共通しているのは、
リーディング・リスニングのみならず、
ライティング・スピーキング能力も測る試験だということ(英検2級のみライティングがありませんが)。

「使える英語」を本気で試そうということなのでしょう。






2017年春の入試ということは・・・

この春、2014年に新中学1年生になる子は、既にこの対象に含まれるということです。






ちなみに、「活用」というのは、

TOEFL等で一定の点数をとっていれば、

入試のときの英語テストが「満点」だったとみなしてくれる

ということです。









大阪の英語に対する本気度が伝わってくるこの政策ですが、

注目すべきは、その求めるレベルの高さです。




「満点に換算」してもらうためには、

英検準1級、TOEFL iBTでも60点をとる必要があります。



英検といえば、2級でやっと「高校卒業程度」ですから、

準1級イコール、大学レベルまで要求していることになります。

ちなみに、英検2級をもっていれば、満点ではなくて「80%」の得点に換算してくれます。




・・・って、英検2級の力があれば、おそらく本番のテストは絶対80%以上とれると思うのですが・・・、

そこは、今後この条件を緩めていくのか、

あるいはそれで釣り合うほどに入試の方の英語テストが難しくなっていくのかもしれませんね。

※くわしい換算リストは [こちら] 。






「日本の将来を支えるリーダーとなる素質を持った子たちの頭を抑える教育から脱却する」

という理念のもと実施されるこの政策の意図にはとても賛同できます。





求められる水準から考えても、

今までの英語レベルを少し強化するといった次元ではなくて、

根本から英語を大改革する時代になっている、ひとつの表れといえます。




ちなみに、TOEFLにもTOEICと同じように、TOEFL Junior という弟分がいて、

中高生が挑戦する場合にはまずここから始めるのがちょうどいいのではないかと思います。

超英塾でも、夏や冬の長期休暇を利用して、まずはここからチャレンジしていくつもりです:)




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2014年1月19日日曜日

センター試験の英語、新形式は良い流れ??

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今年のセンター試験も始まりましたね。

今年の英語は、新形式で出題されたと話題になっています。



文章の「まとまりをよくするために取り除いた方がよい文」を選ぶ、

というものでしたが、

これは、一言でいえばessay writingの要素がセンターにも入ってきたということです。





・・・ってどういう事かというと、

「英語も言葉である以上はメッセージであり、

そのメッセージを伝えるにはどう文章を構成すればいいかを考える」

という問題が出てきたということで、

僕はとても良い傾向じゃないかな、と思います。





「今後はこういう勉強もしっかりしてきてね」というセンター試験のメッセージで、

もし来年も同じ形式で出題されるならば、問題のレベルはグッと上がるかもしれませんね。






ちなみに、アメリカ版のセンター試験「SAT」とかでは、
もっとモロに文章のテクニックや意図を問題にしてきたりします。たとえば・・・

ex)
Which of the following strategies are used by the writer of the passage?
A. frequent reliance on figurative language.
B. chronological arrangement of events.
C. connecting the first and last sentence of the passage.
D. use of a first person speaker.

例)
この筆者によって用いられている、文章表現上の戦略は次のうちどれか?
A. 比喩的な表現を頻繁に活用している
B. 時間軸に沿って出来事を並べている
C. 文章の最初と最後の一文を関連づけている
D. 一人称を用いている



ちょっと国語のテストっぽくもありますね。

こうした問題は、「読み」という受け身の勉強だけではなくて、

「書き」、つまり自分から効果的にメッセージを伝えようとする力も試そうとしているもので、

上に書いたように、好ましい流れではないかと思います。


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2014年1月9日木曜日

スマホがあれば塾なんか要らん? その3




それで、英語の勉強はスポーツだって書いたけど、

スポーツってことは、これは頭だけじゃできない。

身体があるってことを忘れちゃいけないと思う。



「いきなり何の話?!」って思うかもしれないけど。



例えば、音読するよね。英語の勉強で。

僕が音読漬けのおかげで急に英語ができるようになったって話は前に書いたけど、

僕はとにかく、英語を勉強するときは、半分は机、半分は部屋をうろうろ歩きながらって感じだった。



机に座って音読するより、立ち上がって喋ってる方が、テンションが上がるからだ。

その方が、飽きないしね。

ときには淡々と、

ときには1万人の聴衆の前で喋ってると空想しながら情熱的に、音読してた。

もし他人が見たらこれは間違いなく変人なんだけど

(実際、「音読する声がうるさい!」って何度も親に怒られた)、

まあ、それで英語ができるようになったんだから、ラッキーなもんだと思ってる。

 テンションをあげて!




で、やっぱり、英語の勉強って、知識じゃなくて、

「身体化」のプロセスそのものだって思う。

また分かりにくい言葉使っちゃって・・・という感じだけど、

結局、「身体に染み込ませて、英語がふと口をついて出てくるレベル」にならないと、

英語でレベルアップしていくのって難しいんじゃないかなって思うのだ。




これはもちろん、TOEFLとかでスピーキングのテストをしてるときは100%当てはまる話だけど、

長文とか読むときだって、本当に長い文章になってきたら、

一文一文を「この構文はこうなってて・・・」とかって読んでたら間に合わない。

それ以上に、そうやってたら、「結局全体として何が書いてある文章だったっけ?」ってなっちゃう。




もちろん、これと全然違う信念で英語をやってる人もたくさんいるし、

そういう人で結果を残してる人はたくさんいる。

でも僕は、英語って、とことんスポーツだよなあって思ってる。



まして、本気でライティングとかスピーキングを身につけようと思ったら、

これはもう独学じゃかなり厳しい。








で、その1で書いた、スマホの話に戻るんだけど。

結局、今後の勉強スタイルって、

そういう「スマホの授業動画とか、参考書で済ませられる」分野と、

「対面でバリバリとスキルを身につけていく」分野との2種類に、

今以上にどんどん分かれてくるんじゃないかと思う。




「人の助けがなくても、自分はこの分野の知識を身につけたいだけだから」っていうときは、

クールに受験サプリとかを活用すればいい。スマホとかタブレットが大活躍の分野だ。

電車の中で高校生がイヤホンつけてスマホの動画を見ている、

それをのぞいてみれば授業の動画だったり、

単語を覚えるゲームアプリやってたりってだった、っていうのがこれ。

逆に、スキルを身につける系、僕は英語はこっちにあてはまるんじゃないかと思ってるんだけど、

そういう方は、とことん対面の利点を活用するべきだ。



なんか、中途半端っていうのがなくなって、

とことんこの両極に分かれてそれぞれ進化していくんじゃないかなっていう気がしている。




僕もこの波を最大限活用して、

生徒のみんなにしっかりスキルを身につけさせてあげたいなあと思う。





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2014年1月5日日曜日

スマホがあれば塾なんか要らん? その2

「スマホがあれば塾はいらない」

僕は、これには、半分は賛成、半分は反対だ。




どういうことかっていうと、

「対面で、仲間と一緒に、決まった時間に勉強する」っていうのは、

どういう良さがあるのか?  ってことと関係してる。




対面の授業、

これをリアル授業っていったり、

オンラインの反対だからオフライン授業って呼んだりするけど、

これの最大の魅力は、すぐに君だけのフィードバックが返ってくるところだ。

僕が昔働いていた会社では、
「Feedback is a gift.」、
つまり「フィードバックは贈り物だ」っていうのがスローガンの1つだった。




フィードバックっていうと難しいけど、簡単に言えば

「君はこれがすごくできてるね」 「君はここが弱いね、ここをもっと説明するね」

っていうやりとりが、頻繁に起こるってことだ。



これは、英語とかの 「スキル」系 の科目だとかなり重要だ。

英語とか国語は、これは「知識」系ではなくて「スキル」系の教科だ。

もちろん、英単語を覚えるとか、漢字を覚えるとか、そういう知識面は当然あるけど、

基本的には読解ができないと話にならないので、そのためのスキルを身につけないといけない。



スキルってことは、これはサッカーとか野球、テニスみたいに、スポーツと一緒。

知識だけ身につけてもダメで、それを「使って」いかないといけない。



誰も、

「スイミングって、自分やったことないんやけど、

ま、スマホの動画見ればできるようになるよね」って思う人、いないよね?

スキーだろうがゴルフだろうが、見てるだけじゃうまくならない。

だから、部活とかスポーツのチームには必ず、監督やコーチがいて、先輩がいて、

さらに同期っていう仲間がいるのだ。


独学で、間違ったフォームで素振りばかりしていると、

もうその素振りでしかプレーできなくなってしまう。

素振り。








・・・でも、やっぱり「知識」は必要でしょ。

そういう声が聞こえてきそうだ。

スポーツ選手だって、日々の筋トレとか、基礎トレーニングがあるんだから、

それと一緒で、英語だって、単語覚えたり、文法やったりしないといけないでしょ。って。

その通りだと思う。

こんだけ言っといて、例えば高1のあいだは、僕も、

ほとんどこの基礎トレーニングにあてないといけないかなと思う。

単語を覚えていないと話にならないし、文法を知らないのにハイレベルの読解なんて無理だ。





・・・でも。




だからこそ、やっぱりコーチと仲間が必要なんだと思う。

ダイエットって、やったことあるだろうか。

僕は「趣味なの?」って言われるぐらい

ダイエットだダイエットだって言ってるのだが、

つまりそれって、成功してないということだ。



痩せたいとは思ってる、思ってるんだけど、でもなかなか成功しない。

毎日ちゃんと運動して、お菓子とか食べ過ぎないようにして、・・・

ってやればいいのは分かってるんだけど、これが、うまくいかないのだ。




そう、ひとりっきりじゃ、無理。

実はこんなこと言っといて、ここ1年ぐらい、実は僕はちょっとダイエットに成功しているのだが、

それは、思い切って僕がfacebookに体重グラフを毎月発表して、

しかもダイエット仲間を(無理やり…)誘い、作ったからだ。




人は、ひとりじゃ、無理なのだ。

ペースを作ってくれるコーチと、仲間(ライバル)がいて、

それで初めて、人のパワーって開花するんじゃないかなって思う。



「そんなの私には不要よ!」っていう、最強に固い意志をもってる人だけは別だけど・・・。



塾はいいよーーって話ばっかり書いてしまった・・・









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2014年1月3日金曜日

スマホがあれば塾なんか要らん? その1


「受験サプリ」をご存知だろうか。

一時期、ものすごい量のCMが流れていたので、知っている人も多いと思う。

簡単にいうと、スマホで一流講師の授業を視聴できるし、

大学入試の過去問もダウンロードできるし、

それでなんと月額980円。 衝撃デビューだった。




受験サプリ以外にも、日本には動画で勉強できる仕組みがたくさんある。

東進なんかはその代表例だろう。



日本だけじゃない。

韓国でも、Megastudy(メガスタディ)というのがあって、

これも動画で一流講師の授業を受けられちゃう。

(ソウル大学に通っていた韓国人の友達にきいてみたら、これも韓国ではすごく人気らしい。彼女も受験生のときはこれを受けていたそうだ。)


韓国で人気のMegastudy(メガスタディ)





どんどん、学習スタイルが変わっていく。 

本当に、どんどん・・・





僕が高校生のときは、当然ながらガラケーだった。

大学生のとき、シンガポールに行って、小学生がiPhoneを持ち歩いているのにビックリした。

そして今、日本でも、小学生が携帯を持ち歩いているのは全く珍しくないし、

中学生の携帯もほとんどスマホだったりする。




僕が高校生のときは、「実況中継」シリーズという参考書があるんだけど、

それに付属されていたCDをいつもウォークマンで聞いていた。

MDっていうディスクに入れて。

MDなんていっても知らないよね、今の高校生は。。。

こんなの。MDディスク。





僕はまだ20代だから、そんなに高校生と年代的に離れていないはずなんだけど、

それでも環境は激変した。

今や、スマホで何度かクリックするだけで、音楽も、授業の動画も、一瞬で手に入る。

しかも受験サプリは、なんと月額たった980円。




こうなると、もう、塾なんて必要あるの?って話に当然なっちゃう。

高いお金だして塾に通わなくても、

必要な知識は本で手に入るし、それで足りなきゃスマホで見ればいいじゃん、って。



僕は、これには、半分は賛成、半分は反対だ。

キーワードは「二極化」だと思う。








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