2014年2月27日木曜日

今年の東大の問題は、「自動販売機」?


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今年の東大の入試問題は、例年とほとんど変わらない形式だった。



今年もイラストが出てきた。英作文は2つで、1つ目がこういう感じ。




【1】
下に示す写真の左側の人物をX、右側の人物をYとして、
二人のあいだの会話を自由に想像し、英語で書け。分量は全体で50~70語程度とする。
どちらが話しているかわかるように、下記のように記せ。
X: -----------   
Y: -----------  
X: -----------   
Y: ----------- 




おもしろいよね。





「えっ、東大ってこんな問題出すの?」という感じかもしれないけど、

去年とほとんど同じ形式だから、

会場の受験生は「またか」という感じだったんじゃないかと思う。




(去年の問題の写真はこれ。
鳥かなんか飛んでるのかな。 「UFOよ!」とか書いた人も多そう。)






「こういう問題の意図はどこにあるんだ」と疑問に思う人も多いと思う。

僕の考えは、会話文を書かせるってことは

できるだけ実践的な英語・日常的な英語もできる素地をもっていてね」という

メッセージなのかな、と思う。





もちろん大学では、

アカデミック(学術的)で難しい英語もたくさん読まされることになる(特に理系の人)ので、

そういう力も、他の問題で当然試される。






だけど一方で、「それだけじゃ足りないよ」っていうのがこういう問題なのかなと思う。

まあ、先生たちがちょっと英語の問題で遊んでる気もする。






正直、語数に関して言えば、50~70語なんて、全然長くない。

高校入試の英作文とそんなに変わらない語数だ。









東大は全教科、僕が受験した10年前ぐらいと、ほとんど問題の形式が変わってない。

僕の時も語数はこのぐらいだった。一貫してるよなあ、と思う。






じゃあ、こういうイラスト問題からの、東大のメッセージは何だろう。

それは、



「簡単そうに見えるでしょ? 

・・・そう、実は簡単。

だから素直に、どんな会話がなされているか想像して、

そして素直に、君の英語力を見せてね」だと思う。








「素直」がキーワードかもしれない。

よく、東大の問題を深読みして、「こういう力が求められている!」 「出題の意図は、ここにあり!」

みたいなことを言う人がいて、

僕もけっこう「なるほど」と思っちゃうけど、

「英語」に関していえば、東大は、かなり素直というか、ひねくれていない、まっすぐな大学だと思う。








それは、大学に入ってからの英語の授業を受ければ、さらに分かる。

教科書も、授業で流れる映像も、実際の先生たちの姿勢も、とにかく「ひねくれていない」。

マニアックな英語を教えられたことは全然なくて、

とにかく正統派って感じ。





まっすぐに、素直に英語力を身につけてほしいっていうのを

授業やテストのたびに感じた。

(あと、その授業で使われる映像に、毎回違う教授がスピーカーとして「出演」しているんだけど、

 そのスピーカーがみんなお茶目っていうかユーモアをもってる感じで、

 「ああ、こういう人たちがいる環境であの入試問題は作られてるのね」と思うと、

 「ひねくれて問題を深読みするより、素直に考えればいいのかもな」って思った、っていうのもある。)





だから、こういう問題は、素直にミスなく、自由に状況を想像して答えを書ければ、それでOK。

「正しくて完璧な英語を書かなきゃ」というより、楽しんで英語で表現すればいいんだと思う。



ちなみにこの写真、



とりあえず犬みたいなのがいるのが気になるよね。

全然問題文で触れてもらってないけど。使いたければ使って、という感じかな。






あと、東大受験生で、vending machine(自販機)ってワードを知らない子はいなかったと思うけど、

もしいたとしても、会話文を書く問題だから、簡単にスルーできる。

「この自販機、壊れてるんじゃない?」みたいな会話をしなければOK。

「あー寒いから温かいコーヒー飲みたいのに、冷たいドリンクしかないわ!最悪!」 

みたいな会話をしとけば、vending machineって言わずに済む。



この「逃げ」ができるっていうのも、実践的な面の1つだ。

現実でも、ネイティブと話していて、「しまった、英語で出てこないぞ」ってことはけっこうある。

そこでフリーズしてても仕方ないから、瞬時に別の表現で言い換えることになる。

それと同じことをすれば大丈夫。










・・・長く書いてしまったので、いったんこの辺で。



ただ、「会話文を書かせる」という工夫された問題だけど、

TOEFL(トフル)のスピーキングテストみたいに、

実際に受験者が人orマイクに向かって話して、それをジャッジされるテストに比べたら、

その難易度・実践的な英語力を判定する精度からいって、紙ベースのテストでは かなわない、 

というのは事実だと思う。

大学入試にTOEFLが入ってくるとすれば、

アカデミックな英語・実践的な英語、ともに、そちらで嫌というほど試されることになるので、

そうなるとこういうイラストの問題も「過去のもの」になっていくのかな? と想像してる。








※追記

この犬が「ペット」で、そして自販機の「ペットボトル」とかけて何か書く、

っていう遊びがこの問題にあったりして...と、

後で思いついた。

英語ではPET bottleよりはplastic bottleの方が一般的なので、

そこを利用してうまく書く...

ことが本番でできたらすごいね。






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2014年2月25日火曜日

that that that・・・ 君は訳せる?


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I think that that that that that boy used is wrong.



これは、ちょっと お遊び の問題。






まず、最初のthat。

I think that OOO

これは、「私はOOOだと思う」、でいいんだけど、せっかくだからもう少し深く知っとこう。


I think that he is crazy! (彼、頭おかしいと思う!)

これ、「thatがあってもなくても一緒」って習ったと思うんだけど、

少しだけ違う。



thatって、そもそもは、「あれ」って意味で習ったよね。

なのに、なんで急に、

「I think that みたいなときは、接続詞として訳す、このthatに特に意味はない」

みたいに言われるんだろう? 意味なくthatなんか言うわけないよね。






このthatも、「あれ」と同じ感覚でOK。

「今から何か言うよ、言うこと聞いといてよー。 ほらっ!」っていう、

「あれ見て!」って指さしてるのと同じ気持ち。




だから、このthatの特徴は、「thatの中身は普通の文章」って僕は呼んでるんだけど、

thatの中身は、主語も動詞もある、普通の文章になる。


だって、指さして「ほらっ」って言った後、別個の話がそこに入ってくるから。



もう一度、こんなイメージ。


ちなみに、thatの上に かいてあるのは、指さしてる手ね・・・







。。。このまま行くと、ものすごく長くなっちゃうから、サクサク行こう。








I think that that that that that boy used is wrong.


「thatの中身は普通の文章」。  だから、もうその「中身」の方だけ見よう。

「中身」の方の主語は、

that that that that boy used になる。 







ヒントは、下線部のthatが関係代名詞。








答えは、










<あの少年が使った>、 あの[that]

ということ。


だから、


【that that that that boy used】  is wrong は、

「あの少年が使った、あの[that]ってのは間違ってる」、となる。

上のイラストみたいな感じで、

「あの少年はthatっていうのを使ったけど、あのthatの使い方は間違ってるよ」みたいな感じ。






で、もとに戻って、それが「ほら、聞いて聞いて!」っていう 「 that☞ 」 の中身だから、




全部訳すと・・・


I think that
   that "that" that that boy used>  is wrong.


(僕が思うに、
    あの少年が使った、あの"that"っていうのは間違ってる。)







まあもうちょっと普通の順番で訳すと、
「あの少年が使った、あのthatは間違っていると私は思う。」 になる。





最初に書いたように、これは「お遊び」の問題だから、

けっこうパズルを解きほぐすみたいに解説しちゃったけど、






こうやって「1語1語を丁寧に分析する」のはたしかに大切だけど、

高校に入ったら、このやり方 一本だけで押し通すのはやめよう ね。

こういうのは、たしかに楽しいけど、

これができても喋れるようにはならないし、「使える英語」に直結はしてくれない。




・・・こんだけ説明しといて何てこと言うんだ! という感じかもしれないけど、


今日は、

「that」=「あれ」 っていう中心のイメージがあって、

あくまでそれを核として、thatにはその他にも色んなイメージが広がっていっている

っていう大切なところだけ頭に入れておけば大丈夫。




そういう、はずせない、重要なイメージを頭に入れていって、

あとは楽しんで英語をトレーニングしていけば、

英語は余裕で「最強の武器」になるからね。

高2の終わりまでに、さっさと英語を君の最強の武器にしておこう。





その力を一緒に身につけたい人を、超英塾は楽しみに待ってるね。





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2014年2月21日金曜日

英語がダメな国には人が来ない?


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ソチ オリンピックが盛り上がる中、面白い記事を見つけたので紹介しよう。




【ソチと世界】「Water」が通じない!? 東京五輪にも教訓

  ロシア南部の保養地ソチで開かれている冬季五輪は、会場のあちこちで外国人観光客から「英語の通じない五輪」との声が聞かれる。ソ連時代の教育の名残やソチの国際化が遅れたことが原因とされるが、駅で身体検査する警察官や地元のタクシー運転手のほとんどはロシア語しか話さず、トラブルが続発。ソチの課題は、非英語圏で行われる2020年東京五輪にも大きな教訓となりそうだ。

  英語が通じず最も困る場所の一つが、治安対策のため厳重な持ち物検査が行われている鉄道駅だ。オーストリア人のフローリアン・ミッチェラさん(27)は「簡単な英単語で持ち物を説明してもわかってくれない」とあきれ顔だ。 

  英語に堪能な30代の日本人女性も、売店で飲料水を買おうとしたところ、店員に「Water(水)」が通じなかったと驚く。 

  ・・・国際オリンピック委員会(IOC)も、今後の五輪が16年夏季のリオデジャネイロ(ブラジル)、18年冬季の平昌(韓国)、20年夏季の東京と、非英語圏での開催が続くだけに、「言葉の問題が大きな課題となる」と指摘している。

(記事はこちら




ロシアは英語圏じゃないんだから、英語が話せなくて当たり前じゃないか、っていうのも分かる。

だけど、オリンピックみたいな国際イベントを開く場所や、

観光で経済を盛り上げようとしている地域にとっては、

「英語を使えるかどうか」は死活問題だ。




たとえば、日本でも、

電車に乗る。すると、アナウンスが日本語だけ。

ホームに降りて、電車を乗り換える。だけど、掲示板には日本語の案内しかない。




・・・注意してみると、こういう場所ばっかりだ。僕らは日本人だから、

意識して観察してみないと、なかなか気づかないけど。




(海外に行くと、どんなに小っちゃくても、英語表記があるだけでホッとする・・・)




これは、自分が海外を旅してみれば、もっと分かるようになる。

タクシーに乗っても、どこに行きたいかすら全然通じない。

わけの分からない言葉で、ものすごい高い金額をふっかけられる(あのときは困った)。






このとき、初めて、「ああ、言葉が通じるって、それだけで何てすごいことなんだ・・・」って気づくことになる。




日本が、

もっと海外からの観光客の人たちにとっても過ごしやすい場所になるといいな・・・



英語はそのための、とても大きな道具の1つだと僕は思う。







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2014年2月14日金曜日

君への挑戦問題 4


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(1)~(3)を埋めるのに正しい選択肢を答えた上で、この話の面白い点を簡潔に説明せよ。
※ただし、まず問題関係なしで一読してみて、タイムを計ってみること!※


          Sandy was a school perfect and she was always eager to help. One day, she noticed a girl standing on one side of a *field (1) alone. The rest of the pupils were enjoying a game of soccer at the other side of the field. Sandy approached the girl and asked if she was alright. The girl *nodded her head. A little while later, Sandy noticed the girl was still standing in the same spot by herself. Approaching again, Sandy offered, “Would you like me to be your friend?” 
          The girl looked at Sandy suspiciously and replied hesitantly, “I (2) I suppose.” 
          Feeling she was making progress, Sandy then asked, “Why are you standing here all alone (3) 
          With an incredulous look on her face, the little girl said with great exasperation, “I have to! I’m the goalkeeper!” 

*field 運動場 
*nod うなずく

(1)
   A) [ - ] dash                    
   B) [ : ] colon
   C) [ ! ] exclamation mark
   D) [ ; ] semi colon 
(2)
   A) [ , ] comma
   B) [ . ] full stop
   C) [ ... ] ellipsis points
   D) [ ! ] exclamation mark 
(3)
   A) [ . ] full stop 
   B) [ ? ] question mark 
   C) [ .” ] full stop and inverted commas 
   D) [ ?” ] question mark and inverted commas








この問題、答えはそのまんまなのでラストに載せます。

どっちかっていうと、知りたいのは最初に読んだときのタイム。





WPMって聞いたことある?

「1分間に何個の単語を読めるか」を測定する単位(words per minuteの略)で、

1分間に100語の速さで読める人は、100WPMだ。






上の文章は135語だから、

次の式の□に、君が読むのにかかった秒数をいれれば、自分のWPMが計算できる。


君のWPM
 = (135 × 60) ÷ □

つまり、 8100 ÷ □


たとえば3分かかった人なら、
8100 ÷ 180 だから、だいたい45WPMになる。




ちなみに、高校生になったら、少なくとも150WPMを目指そう。

150WPMということは、上の文章でいえば54秒だ。



いま、全然これに達していなくても大丈夫。

速く読む力は、これは技術なので練習で身につけることができる。



高校の最初から、速読モードの頭をどんどん作っていこう。




【こたえ】
1) A
2) C
3) D

面白い点)
一人で立っていた女の子を友達がいないのだと思って助けようとしたら、
実はサッカーのゴールキーパーをしていただけだった点。






・・・どうだっただろうか?
挑戦問題12問を全て通して、10問以上正解していたら、かなりすごい。
自信をもっていいと思う。




そうじゃなかった人も、しっかりやっていけば大丈夫。

ただし、「いまから3年間あるから大丈夫」と思ってる人は少し要注意だ。




3年間ギリギリで英語を完成させるのでは、ちょっと遅い。

特に、大学受験する人は、どうしても他の教科の勉強もあるし、

そもそも語学は、のんびり勉強していれば伸びるというものでもない。



ここまで読んでくれた君は、普通の受験生が3年間でマスターするところを、

まずは2年間で、9割方マスターしてしまうことを目指そう。

高1のスタートからペースを守って、集中して頑張れば、全然難しい話ではない。





超英塾は、そのサポートをするためにある塾だ。

興味をもってくれた君は、ぜひ、一緒に英語をマスターしていこう。

超英塾については、こちらで紹介しているので、よかったら読んでみてね。









⇒体験会やります。詳細は【こちら】からどうぞ。












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君への挑戦問題 3


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・挑戦問題 1 はこちら
・挑戦問題 2 はこちら






今回は、前とはちょっと違う形式の問題だ。






今日の問題は、君は3問とも正解できるだろうか?










Fill in each blank with a suitable word.
(次の空欄を適切な語で埋めよ。 ※選択肢はない!自分で埋める。)



The tiny *humming bird gets its name from the sound it makes when it *flaps its wings. This wonderful bird flaps its wings fifty (A)________ a second. To many people, this is quite an amazing *feat. How (B)________ can you *click or snap your fingers in a second? By rapidly beating its wings, the humming bird can remain in the same position, fly backwards and even *rise (C)________ a helicopter. 

* humming bird ハチドリ(翼を速く動かしブンブンと音を出す小鳥) 
* flap (翼を)羽ばたく 
* feat 芸当、早わざ 
* click or snap your fingers 指を鳴らす 
* rise 舞い上がる





細かい訳とかは気にしなくていいから、まずは(A)から。

This wonderful bird flaps its wings fifty (A)________ a second. 
(この素敵な鳥は、1秒間に50、翼を羽ばたかせる。)




・・・まず、答えに行く前に、

1秒間に50回って・・・すごすぎじゃない?

1分間に50回でも、僕にはキツい。まあ、僕は飛べないけど・・・。



それはさておき、「回」。ヒントは、tから始まる。









答えは・・・
















This wonderful bird flaps its wings fifty (A)  times  a second. 
(この素敵な鳥は、1秒間に50、翼を羽ばたかせる。)








できてた??








どんどんいこう、次は(B)。
How (B)________ can you click or snap your fingers in a second?
(君は、どれだけ早く指を鳴らせる?)







fからはじまる。








How (B)_ fast   can you click or snap your fingers in a second?
(君は、どれだけ早く指を鳴らせる?)


quicklyとかもOK。
他にもHow many times とかも入れたくなるけど、
一語しか入れられないから、残念だけどこれはNG。








そしてラスト、(C)。



By rapidly beating its wings, the humming bird can 
   remain in the same position, 
   fly backwards 
   and even rise (C)________ a helicopter. 
(素早く羽ばたくことによって、
 コマドリは同じ場所にとどまったり、
 後方へ飛んだり、
 そしてヘリコプターのように上昇することだってできる。)





一語だけ。答えは・・・・










...and even rise (C)  like   a helicopter. 
(...そしてヘリコプターのように上昇することだってできる。)






どうだった? 全問正解できた君はすごい。


この問題は、前にも書いたように、


英語に多く触れている子なら、自然に単語が出てくる。



ほんとに?
って感じかもしれないけど、たとえば自己紹介って設定で、

Hi, I'm Kazu. I'm ______ Osaka. Nice to ______ you.



・・・ってきたら、


I'm from Osaka も Nice to meet you も
けっこう無理なく出てくるよね。  これと同じことを、
ちょっとレベルの高い英文でやっている感じだ。




だから、逆に言えば、今できなくても心配しなくていい。

これから、正しいやり方で、どんどん英語に触れていけば大丈夫。






超英塾では、これを音読を中心に、きっちりやっていく。

五感をフル活用して英語をマスターしていこう。








では次回、挑戦問題のラスト!

満点を目指せ!




⇒つづく











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2014年2月13日木曜日

君への挑戦問題 2


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挑戦問題の第1回分は【こちら】からどうぞ。






3) The old lady is eating chestnuts and wants some tea, but there isn't ________ tea left in the teapot. 
    A) any      B) many     C) some    D) a little


(Chestnutsイコール、クリ。)





これも「someは肯定文、anyは疑問文か否定文」って丸暗記している人は
Aをすぐ選ぶんだと思う。

でも、ちょっと待って。someだって、疑問文で使える。


Could you lend me some money? (お金貸してくれない?)
みたいに。




別にmoneyのときはsomeって決まってるわけじゃないよ。たとえば

Do you have any money? (お金もってる?)
もいける。


だから、これも、someとanyって、根本のところで、
どういう単語なのか? を知っていないと、
レベルが高くなってくると答えられなくなってしまう。






ちなみに、someを「いくつかの」って訳す人も多いけど、これもおかしい。

Some lady called my name, but I couldn't find anyone there.
(女性に名前を呼ばれたんだけど、そこには誰もいなかったんだよ)
って、これladyは単数だよね。

単数形なのに「いくつかの」とは訳せない。





・・・混乱させてごめん。





someもanyも、いままで単純に暗記していた以上の、ものすごく豊かな意味をもっている。
これをマスターしておけば、全然怖くない。
分かってしまえば、すぐにどれを使うべきか分かるようになるから大丈夫。

言葉の正しい意味、イメージが分かってしまえば、
ものすごく楽しく英語を使えるようになる。
これもきっちり高校でマスターしよう。



まあ、これだけ色々としゃべっておいて、答えはBのanyで合ってるんだけどね・・・。















もう1問!






4) Mary could not ________ on her work because the other students were talking too loudly.
      A) duplicate    B) meditate    C) appreciate    D) concentrate 







これはボキャブラリー、つまり単語を知ってるかどうかの問題。

なんだかんだ言って、単語を知らないとどうしようもない。
これは、残念ながら、事実。さっさと覚える単語は覚えてしまおうね。





とはいえ、少しは頭に入れやすくする方法もある。
例えばAの「duplicate」、これは複製するって意味なんだけど、
頭についてる「du」っていうのが、2って意味だって知ってるとけっこう楽に覚えられる。



この問題の答えはDのconcentrateで、「集中する」って意味なんだけど、
これも「con」っていうのが「一緒に」とか「ともに」とか、
そういう、何かが集まってくるイメージ。
だから、全精神を1つのものごとに集める、それって「集中する」っていうこと、
と連想していけば覚えやすい。



composerは「作曲家」だけど、
これもいろんなパーツを1つに集めてきて、曲っていう1つのかたちにするのが仕事。
だから「com」って頭についてる。
conもcomも、意味は一緒。









次は、ちょっと違ったタイプの問題にいってみよう。



⇒つづく



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2014年2月12日水曜日

君への挑戦問題 1


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シンガポールの小学生向けの英語テストだけど、
やってみるとけっこう難しい・・・かも?




1) Everyone in my class always ________ to my teacher’s stories. 
    A) enjoy to listen 
    B) enjoy listening
    C) enjoys to listen
    D) enjoys listening 











「Everyoneは単数扱い」って暗記してる人は「enjoys」のCかDにしぼれるんだけど、
その暗記だけではちょっと寂しい。
なんでeveryoneは単数扱いなのに、all the classmatesだと複数扱いになるんだろう?


それは、everyという言葉に特別な感触があるから。
every dayは、日本語だと「毎日」だよね。  そう、この「毎」という感覚。
my classのなかの、生徒一人ひとりに順番に視線をあてていって、
その結果トータルで「みんな」になるイメージ。
だから、一気に「全員」とひとくくりにするallとは、全然、感触が違う。


そうやって一人ひとりに視線をあてていくから、
単数扱い。だから、Everyone enjoysって、sがつく。




そして、「enjoyの後は動名詞」って覚えている人は、
また簡単にenjoys listeningって決められるんだけど、これも、丸暗記することじゃない。
動名詞、っていうか、ingがついた動詞ってどういうものなのか? を知っていれば、
enjoyのあとに ○○ing のカタチがくるのは当たり前。
こうやって英語ひとつひとつに自分のなかでしっかりイメージを持っていれば、
英語を理解するのは格段に簡単になってくれるからね。
これは高校でしっかり勉強しよう。

というわけで答えはDでした。






もう1問いってみよう。








2) James ________ thrilled when his parents take him on a holiday.
      A) is    B) are    C) was    D) were 








日本語でも「スリル満点の映画」とか言うけど、このスリル(thrill)、
I'm thrilled! (わくわくするなー)
のように使う。 I'm excited! とかの方が馴染みがあるかもしれない。

で、この問題、ジェームズ君(James)は人の名前なので、is か was にしぼられる。

ちなみに僕の友達にこの問題を見せて「5秒以内で解いて!」って言ったら、
焦って、Bのareを選んできた。
Jamesの「s」は複数形じゃないからね。(笑)

あとは、whenから後ろを見て、「両親が休日に彼を連れ出してくれるとき」ってあるから
(tookじゃなくて、takeってなってるよね)、
過去の話じゃなくて、もっと普段の、普通のときの話だなって分かる。
だから答えはAのisになる。
過去形とか現在形にもそれぞれイメージがしっかりとある。
このイメージも、高校のうちに必ず自分のなかに作り上げておこうね。




⇒つづく



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2014年2月11日火曜日

シンガポールの小学生に英語で挑戦??

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シンガポールは、僕が大好きな国の1つだ。


・・・それについてはいつか書くとして、




(夜のマーライオン。写真を見ているとまた行きたくなる・・・)



今日は、シンガポールの小学生向けのテスト問題を紹介しよう。

そう、小学生向け(!)だ。 





とはいえ、なめるとヤバい。






シンガポールではいろんな民族が入り混じっているので、

みんな、家庭では例えば中国語で会話していても、

学校では英語でコミュニケーションしたりしている。

だから、

めちゃくちゃ英語ができる。








シンガポール人の英語って、聞いたことある?

シングリッシュって呼ばれるんだけど、正直、あまり聞き取りやすい英語じゃない。

それにちょっと方言みたいなのも入ってて、

たとえばOK! っていうところを OK lah! (OKラー、と発音)って言ったりする。






でも、それでもとにかくシンガポール人の友達は、みんなペラペラなのだ。








下の問題は、そのシンガポールで、小6が受ける英語のテスト問題だ。

チャレンジしてみてみよう。

4点以上とれた君はエライ!





Fill in each blank with a suitable word.
(次の空欄を適切な語で埋めよ。 ※選択肢はない!自分で埋める。)


          Children in well-developed countries are eating far too much fat and are prime candidates for heart disease from the age of 12, a study has (A)__________.
          The eating habits of 1,000 12-year-olds show they are (B)__________ double the recommended amount of saturated fats which come from animal and dairy (C)__________.
          The study was (D)__________ at an international health organisation. Associate Professor Robert Smith said the (E)__________ of the study were alarming and suggested many children would get cardiovascular disease at an early (F)__________.










・・・どう?

答えを紹介する前に、

この文章、まず、単語がけっこう難しい。

それに、単語が何とか分かっても、たくさん英語の文章を読んできた子でないと、

何が適切な語かすぐ出てこない。

逆に、英語に多く触れている子なら、自然に単語が出てくる。







ほんとに?

って感じかもしれないけど、たとえば自己紹介って設定で、


Hi, I'm Kazu. I'm ______ Osaka. Nice to ______ you.





・・・ってきたら、





I'm from Osaka も Nice to meet you も

けっこう無理なく出てくるよね。  これと同じことを、

ちょっとレベルの高い英文でやっている感じだ。








もう1回言っとくけど、これで、小学生が解く問題だ。






答えを言う前に、1文字目だけ書いてある、ヒントバージョンを載せてみよう。



          Children in well-developed countries are eating far too much fat and are prime candidates for heart disease from the age of 12, a study has (A) s             .
          The eating habits of 1,000 12-year-olds show they are (B) c                     double the recommended amount of saturated fats which come from animal and dairy (C) p                .
          The study was (D) c                     at an international health organization. Associate Professor Robert Smith said the (E) r                  of the study were alarming and suggested many children would get cardiovascular disease at an early (F) a           .










・・・いけた?





答えは・・・・














・・・・・・・

















          Children in well-developed countries are eating far too much fat and are prime candidates for heart disease from the age of 12, a study has (A) shown .
          The eating habits of 1,000 12-year-olds show they are (B) consuming  double the recommended amount of saturated fats which come from animal and dairy (C) products .
          The study was (D) conducted  at an international health organization. Associate Professor Robert Smith said the (E) results  of the study were alarming and suggested many children would get cardiovascular disease at an early (F) age .

   先進国の子供たちは脂肪分をあまりに摂取しすぎており、12歳から既に、心臓病にかかる可能性が高い候補になってしまっていると、ある研究が(A)示している
   1,000人の12歳児の食習慣が示すところによると、彼らは、動物や乳(C)製品由来の飽和脂肪分を、推奨量の2倍(B)消費している
   この研究は国際健康機関によって(D)行われた。准教授のRobert Smithは、この研究の(E)結果は警戒すべきものであると述べ、また多くの子供が若い(F)年齢の時点で循環器系の病気にかかるであろうと提言している。






4点以上とれた??  とれたら、実際、すごい。

とれなかった人は、

文章の難しさとか言う以前に、英語のvocabulary(ボキャブラリー=知ってる言葉の数)に

差があるなーって感じた人が多いんじゃないかと思う。






シンガポール人と日本人は関係ないじゃん、

って人もいるかもしれないけど、




社会に出て君が一緒に働くのは、

このシンガポール人かもしれないし、

インド人かもしれないし、

そもそも英語ネイティブのアメリカ人かもしれない。







正直、僕もこの問題が小学生向けって知ったときはショックだった。

実際、同じような問題がたくさんあるなかで、

今日選んだ問題は最も簡単なやつだ。

そりゃ、小学生からこれだけ解ければペラペラになるよな、って素直に思う。






でも、高校生からでも別に遅くはない。

というか、高校生ぐらいがギリギリ間に合うチャンスなのかもしれない。




中国人の女の子の迫力に圧倒された話は前に書いたけど(ここ)、

 中国の衝撃 1



そもそも英語力で負けていたらボコボコだ。



負けないように準備しとこうね。





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