僕が大学生だった頃、
友達がブログに、「人が生きる目的は、幸せになることだ」って書いてて、
それを読んでガツンと殴られたような衝撃を受けたことがある。
伝統的に、人が生きる目的は、
「正しく」生きることだ、という流派と、
「善(よ)く」生きることだ、という流派がある。
どちらも真面目というか、ストイックな響きがあるよね。
それと比べて、「幸せに」生きる、っていうのは根本的に人生の見方が違う気がする。
考えてみれば、
親は子どもに「幸せになってほしい」と願うものだし、
僕も、自分の仕事が、生徒のみんなが「幸せになる」ためのサポートになることを願って英語を教えている。
僕の中では、「幸せ」は「楽しい」と密接に関連している。
僕のモットーも
Enjoy! You live once!
楽しめ!人生は一度きりだ!
だから、当然なのかもしれないけど。
ただ、この「楽しい」って、いくつか種類があるような気がする。
たとえば、
友達とUSJに遊びに行く、
大人だったらお酒を飲んで騒ぐ、
これだって「楽しい」し、
ふつうイメージする「楽しい」はこういう活動が多いだろう。
一方で、
僕は英語の勉強をしたり、
「これを授業で教えたらみんなビックリしてくれるかもな」とか
「この知識は一生役に立ってくれるはずだ」とか考えながら
授業の準備をしたりしているときは、
とても「楽しい」。
また、
今までの努力が一気に報われた瞬間とか、
今まで分からなかったことが
あるとき、ふと「分かった!」ってひらめいたときほど楽しい瞬間はない。
これは楽しいというより嬉しいに近いかもしれない。どちらにせよ「快」を感じる物質が脳みその中でスパークしている感じだ。
みんなが10代のうちに、
一種類の「楽しい」だけじゃなくて、
他の「楽しい」にもたくさん出会ってほしいなと思う。
前も書いた気がするが、
英語でenjoy「楽しむ」は、
en(力を与える) ➕ joy(喜び、楽しさ)
だ。
多種多様なことにjoyをenできるようになることを学ぶ、
その一つの場になりたいなと思う。
勉強とか努力すら、将来の「楽しい」に繋がってくれるなんて...
なんてお得なんだろう。
どうせなら徹底的に頑張って、
徹底的に楽しめたらベストだ。