2015年9月8日火曜日
アメリカ人だって苦労した
いまTEAPの新しい本を書いているんだけど、
原稿のなかの英語表現は、すべてアメリカ人のネイティブスピーカーと一緒にチェックしている。
で、チェックしているときに、そのネイティブのパートナーが言っていたのがこれ。
Even natives have a difficult time learning English when we are young, especially grammatical rules, structures and the like.
つまり、ネイティブでさえ、若いときは英語を学ぶのに苦労するんだということ。
これって、けっこう驚きじゃないだろうか?
「あーアメリカとかイギリスで生まれてたらなー、そしたら今ごろ英語ぺらぺらなのに」って思ったことがある人、けっこういると思うんだけど、
そのネイティブだって、小さい頃に「そこはwillじゃなくてwouldでしょ!」とか先生に言われながら英語を完璧にしていったということだ。
僕らだって、自動的に漢字や敬語を身につけたわけじゃないよね。
漢字ドリルで何度も書いて練習したはずだ。
文法も、「そこ、『食べれない』じゃなくて『食べられない』でしょ!」とか、言われたりして、
そうしてジワジワと日本語のレベルを上げていった。
それと同じなんだなーというのを、上のセリフで改めて実感した。
僕は、これはけっこうencouragingというか、励みになるなーと思う。
ネイティブが何の苦労もなしに英語を身につけてるって、なんか不公平だなーと思ったこと、ないだろうか?
でも、(そりゃ、僕らが英語を学ぶときの労力とは比較にならないとしても、)ネイティブだって少しは苦労して英語を身につけている。
英語は、全てがただ自然に身につく魔法じゃないってことだ。
ネイティブが苦労したように、僕らも試行錯誤を通じて、
変な英語をしゃべったりしながら、段々と上のレベルの英語に近づいていけるということ。
「おっ」と思ったので、本人の許可をもらって紹介してみた。
というわけで今日も頑張ろう。よし。