2016年9月2日金曜日
2020年からの大学入試、その「英語」
いまの高校生にはあまり関係がないけど、
2020年には「センター試験」が終了して、新しいテストが始まる。
仮称で「大学入学希望者学力評価テスト」という名前だが、
長すぎるので、通称は「新テスト」と呼んだりする。
先日の発表だと、
この「新テスト」では、英語のテストは、
しばらくは「新しくつくられる英語テスト」と、「民間の英語テスト」とを組み合わせて使うことになりそうだ。
それで、なんと、将来的には「民間の英語テスト」に一本化していくらしい。
いよいよかー、という感じだ。
一本化された場合には、
例えば「新テスト」が今のセンター試験と同じように高3の1月に実施となれば、
受験生は、高3の12月までに民間の英語テストを受けておいて、そのスコアを受験で使うことになる。
受験生からしたら、民間の英語テストなら、
もう「センター試験一発勝負」ではなくなるから、
良いスコアが出るまで何度もチャレンジできるという利点がある。
(受験料が高すぎると、人によって有利・不利が生じて、そこは問題だけど・・・。)
「民間の英語テスト」っていうのは、具体的には、
英検やTOEFL、それにGTECとか、そういう4技能型の英語テストのことだ。
結局、「4技能型」の英語テストとなると、特に大変なのがスピーキングの採点で、
これにはどうしても膨大な採点時間と採点者の数が必要になってくるから、
「新テスト」で全国一斉に50万人をテストするというのは難しいんだと思う。
民間のテストなら、そこは各テストを実施している組織にお任せできるので、
そちらの方が現実的、ということなのかもしれない。
この時代が来ると信じて、自分も、4技能型の試験を受けまくってきた。
英検・・・
TOEFL iBT・・・
TEAP・・・
GTEC CBT・・・
IELTS・・・
TOEIC/TOEIC SW・・・
知らない人から見たら、「英検」以外はただのアルファベットの羅列にしか見かもしれないけど、
近い将来は、これらの試験の名前が、
大学受験にトライするみんなにとって普通のボキャブラリーになってくるかもしれない。
「ティープどうやった?」
「ティープのライティング、自分やっぱ向いてないわ。セファールのB2目指すんやったら、俺はジーテックの方がチャンスありそうやから、この夏はそっちやるわ」
「そうか、そういや隣のクラスのやつはアイエルツでバンド7ゲットしたらしいで」
「まじかー神やなー」
・・・そんな会話が電車の中とかで普通に繰り広げられてもおかしくない。
英語に関しては、特に時代が変わりまくっている。
個人的には、上に出てきたどの試験も自分自身で受けてきたし、
どのテストも好きなので、センター試験等に限定されず、
こういう色んなテストに高校生がチャレンジするのをサポートできる時代が来ることが、ものすごく嬉しい。
英検には、既に塾生メンバーは全員トライしてくれている。
塾自体も、生徒のみんなと一緒に、これからもどんどん進化させていきたいなーと思う。よし。
参考記事: 英語、民間併用 将来は一本化(毎日新聞)