2017年6月29日木曜日

不真面目な英語の教材。



自分が小学生ぐらいだったころ、NHKで夕方に『フルハウス』というアメリカのドラマをやっていた。

もう少し正確には「シットコム」という部類で、登場人物が面白いことをするたびに、観客の笑い声が入る。

1回分が20分ぐらいで短いので、夕飯を待っている間とかにテレビで見ていた(もちろん当時は、日本語の吹き替えバージョンで)。




で・・・


それを・・・


ついに・・・・・・


買ってしまった。


コンプリート版の、DVDボックスだ。


ここで少し真面目な話をすると、

英語の先生をやっていると、どうしても英検や入試問題ばかり念頭においてしまいがちになる。

それはもちろん良いんだけど、じゃあ翻(ひるがえ)って、自分自身はどうやって英語に触れてるかって言うと、

寝る前に英語のホラーな本を読んで「うわー怖っ」とつぶやきながら眠りについたり、

英語でドラマを見て「おーこんな表現かっこええなー、授業でも教えてあげようかな。にしても喋るのめちゃくちゃ早いなー」と考えていたりで、

必ずしも「真面目な教材」だけで英語力をブラッシュアップしているわけではない。







考えてみたら、





英語ほど、「真面目じゃない教材」にあふれた世界はない気がする。

だって、どんなにくだらなく見えるアメリカのバラエティ番組でも、それが英語で話されている限り、リスニングの勉強になってしまう(スラングだらけだけど…)。

歌だってそうだ。ちゃんと歌詞を理解すればだけど、

聞いていればリスニングだし、歌っていればスピーキングの勉強に早変わりする。







…で、元に戻って、Full House。このドラマは、古いのが最大の難点だけど、

良いのは、他のドラマに比べて、英語がそんなに難しくないし、聞き取りやすい。

もちろん、だからといって高校生が100%完璧に聞き取るのは至難の業だけど、

それでも、だいたいの話は理解できる可能性が高めだ。

それに、シットコムだから、ジョークとか面白い動きが満載で(笑いどころは、挿入されている笑い声で分かる!)、

見ていて飽きない。

真面目な教材ならいくらでもあるんだけど、こういう、息抜きしつつ、「いやでも英語の勉強になってるし」と言えるような、おもしろい教材は大歓迎だ。

というわけで、さっそく先ほどアマゾンで全巻セットを買って、塾に置くことにした。

貸し出しにするか、それともDVDプレーヤーを置いて「自習中に寝るぐらいだったら、フルハウスで英語を勉強しながら息抜きするべし」みたいにするかは分からないけど、

とにかく「不真面目な教材」第一号だ。

「英語の歌しばり」のカラオケとかやるのも楽しいかもね。 

…とか言いつつ、まずは定期テストが目の前に迫ってきている(今も目の前で、高1メンバーが自習中)ので、ひとまず「真面目」な方の英語の勉強も頑張ってもらおう。






↓お菓子の差し入れをいただきました。いつもありがとうございます!!






↓アメの消費量が半端ないので、最近は業務用のアメをKg単位で買っている。





↓ライティングの1on1をやった直後のホワイトボード。地球の絵がシュール。