2015年2月27日金曜日

高1で、京大の入試問題。




今日の授業で、

高1の子に、昨日の京大の入試問題を1問、解いてみてもらった。








これ・・・ほぼ完璧だよね。

超絶に嬉しかったので、本人の許可をもらって載せさせてもらった。






少しヒントをあげたけど、ほとんど自力で、この答えを作りだしてくれた。

素晴らしすぎる。かっこいいなー。






この調子、この調子だ。どんどん突き抜けていこう。よし。









東大と京大の英語【2015】







東大の英語。

英作文は今年も「東大らしいなー」という感じ。










★下の絵に描かれた状況を簡単に説明したうえで、それについてあなたが思ったことを述べよ。
(60~80語)





ちょっと・・・遊びに近いよね、こうなってくると。

ちなみに10年前(もう10年…)、僕が受験したときのイラストはこんなのだった。







★下の絵に描かれた状況を自由に解釈し、30~40語の英語で説明せよ。






これはメチャクチャ分かりやすい。

それに比べて、最近の東大は遊んでいるような感じ。

好みは分かれるだろう。





個人的には、解いていて楽しい問題であることは間違いないから好きだけど、

英語力を正確に計測できるかっていう点ではだいぶ怪しい気がする。

まあそれも、4技能型のTOEFL等の英語試験が入試に活用されるようになったら、

こういうイラストの問題は駆逐されていってしまう可能性が高いだろうから、

「あと何年楽しめるかなー・・・」という、引退する選手を見守るファンの気持ちだ。










にしても、さっきの問題、


この絵を見て思ったことを述べよ、って・・・

何を書く?

僕が最初に思いついたのは、

「自分が抱いている自己像と、他人から思われている人物像は一致しない」

みたいな内容だったけど、

ちょっとノーマルすぎかもしれない。

もちろん、本番は、受験生は

鉛筆を走らせる前に「その内容、英語で書けるか?」っていうのを大前提で考えないといけないけど・・・。









最後の小説の問題(英語のテストで「小説」ってあんまり出てこないよね。国語ではあんなに出てくるくせに)、

あれも受験生のときはあんまり得意じゃなかったけど、今は読んでいて楽しいなと感じる。

でもこれも、そのうち消えていくのかな・・・。






ちなみに今年の英語は、記号問題は全てマークシートに変わっていた。

採点ミスも減るし、人間が採点する労力も少なくて済むからという理由だろう。

東大は、学部生の英語の期末テストとかだと普通にマークシートを使っていたから、

職員の人たちは慣れたものだと思う。










そして、京大。

こちらも、「ザ・京大」だった。





記号の問題もあったけど、やはり基本はひたすら「英訳」「和訳」だ。

ブレなさすぎて感動してしまう。この硬派な問題も好きだ。

そういう京大の英語も、数年したら無くなってしまうのか、

それとも、このまま さらに何十年と突き進み続けるのか、かなり興味がある。

(ちょっと京大は突き進みそうな気もする。)




それにしても、誰が問題を作っているんだろう・・・

大学の内部でも、

「この問題はそろそろ変革すべき」って声が、ないわけではないらしい。

とにかく注目だ。













どちらの大学の問題も、伝統とクセがあって、個人的には大好きだけど、

これが今の大学入試改革でどう変わっていくのか。 そこがポイントだと思う。

今年は、どちらも、例年通りの流れを汲んだ問題だったように感じた。
 
また来年の問題も楽しみだ。





そして、再来年は・・・いま高1のみんなが受験だ。

そのときは「楽しみ」なんて言っていられないかもな・・・

でも、みんなが試験中に「楽しい」って言えるぐらいの実力をつけられるようにしてあげたいなと思う。















2015年2月26日木曜日

ハリポタ



塾の本棚に入れる予定の、

ハリーポッター。


英語の本なら、いくら読んでても「英語の勉強やから!」って言えるし、

怒られないんじゃないかな...。








本でも映画でも、英語が絡んでいれば、

なんとなくサボってるという罪悪感もなく、

「ま、英語の勉強にもなるしな!」って言えるのはいいところだなと思う。

せっかく英語を頑張ってるんだから、

その英語を使って、純粋に楽しめる時間もないとね。







ちなみに...

生徒のみんなには話したけど、

まだJeffは3巻目なので(今ごろ読み始めた...)、

3巻目以降のストーリーをJeffに話すのは厳禁です。  よろしく!







国公立大学の入試の日。


昨日から、国公立大学の二次試験が始まっている。

高1のみんなには教室で話したけど、

この前、1月にセンター試験が終わったよね。

で、それから1ヶ月経って、もう二次試験。

この時間感覚を身体に染み込ませておいてほしいなと思って、

「この前のセンターから今日までの期間、長かった?短かった?」

と聞いてみたら、

みんな「短かった」に手を挙げたのでビックリした。

「案外長いから、二次の対策とか余裕ちゃうん?」みたいなことを言う子がいるかもなと思っていたけど、

けっこうみんなシビアにこの期間を捉えていた。いいことだなと思う。






高1のみんなは、あと2年で同じく試験の日がやって来る。

それまで、どんどん進化していこうね。できることはそれだけだ。









おまけ。

ここ数年、東大の数学を「1問でいいから」解いてみるようにしている。

英語の先生なんだから、数学なんか関係ないといえばそれまでなのだが、

それでも、解ければ素直にめちゃくちゃ嬉しい。




嬉しすぎて写真を載せたけど、もしチャレンジしたい子がいたら、第2問がオススメだ。

こういう「解ききった喜び」みたいなのは、英語より数学の方が感じる場面が多そうだから、そこは少しだけうらやましい気もする。

「終わったテストのことは試験全体が終わるまで忘れる」が鉄則だから、

もし東大を受けた受験生の子がリアルタイムでこのブログを読んでいたら最悪だが、

今年はたぶんその可能性は無いと思うから許してもらおう。



明日は英語の問題も出てくるので、それも楽しみだ。




まあ、何より...

受験生のみんなが、悔いなく力を出しきれますように。


2015年2月24日火曜日

【2015前期】大阪府の公立高校入試の英語問題。



公立高校の前期入試が終わった。受験した中3のみんな、お疲れさま。

後期の可能性がある人は、もう気持ちを切り替えて、今ごろは理科・社会の勉強を頑張っていると思う。

落ち着かないと思うけど、終わったことは一旦忘れて、そのまま最後の最後まで頑張ってほしいなと思う。

もう答案用紙は渡してしまったんだから、あとは待つしかない。今は自分にできることをしっかりやろう。



★★★


ここからは、受験生のみんなは読む必要なし。そのまま勉強に戻ろう。






僕も今朝、新聞に掲載されている問題を一通り見てみた。

まず気づくのは、解答欄が今までの形式と変化していることだ。

記号の問題が、今までだったら「ア」とか「ウ」とか書かせていたところを、

「記号を〇で囲みなさい」という形式に変わっている。



「採点ミスをなくすぞ」という方針がしっかり見えてくる。

採点者の目線が、文字そのものよりも、○の位置の方にいくから、

たしかに、この形式の方が、採点ミスはしにくいだろう。

一つだけ気になるのは、

例えば濃くアに○をつけて、あとでそれを消してエに○を付けるような場合、

うまく消えなかったら〇が2つあるように見えたりしないかな・・・というぐらいだ。





とはいえ、これよりも安全策をとりたければ、もうマークシートしかないだろう。

ちなみに、2年後から始まる新しい入試問題のサンプルでは、

ライティングの問題以外、全て答えは記号になっている。

(↑こういう感じ)


ここまで来ると、もうマークシートに切り替えた方が早い、という議論になりそうな気がする。

各校にマークシートの読み取り機を購入するとかなり費用がかかるらしいけど、

泉陽高校とかは定期テストでもマークシートを前から使っているし、

入試だけじゃなくて普段の定期テストでもマークシートを活用できるんだったら

導入しても悪くないんじゃないかなと思う。

(※ただし、「思考力を見るために記述問題もしっかり残すべき」という意見にはもちろん大賛成。)












それと、英語の問題に関しては、発表によると

「英語では難度を上げ、

 読解問題の単語数を従来よりも約2割多い1350語とした」

らしい。

これは文理学科などの方(この辺でいうと三国丘高校)で使われる問題についてだ。

これだけを見ると「難化したんだなあ」という感想で終わると思うが、

個人的には、「あんまり例年と変わってない」ように感じた。

「2割増し」というとかなり単語数が多くなっている印象を与えるけど、

先ほども触れた、2年後からの新問題では、語数はこの2倍弱ぐらいはある。

この語数に近づけてもっと分量も増やすのかなと思っていたが、そこまではいっていない。

こうなると、来年は今年よりももっと語数を増やすかもしれないが、

それでも「新問題」ほどにはならないのかもしれない。

言い方を変えると、新中3のみんなと、新中2(&その後輩たち)のみんなでは、

準備しておくべき対策が全く別物ということになりそうな気がする。


【追記】

とはいえ、もう来年から入試制度が変わって問題の区分けも変わるので、

もしかして来年の英語がグッと難化してもおかしくない。

当然、そうなるっていう前提で勉強しておいた方が安全なので注意。









その他、「文理学科」系の問題の方の細かいところでは、


★グラフが登場しなかった

棒グラフも円グラフも無し。



★並び替え問題が無し。英訳は2題。

並び替え問題が消えた。英訳も去年は3題あったのが、今年は2題。

それにかわって、



★文挿入の問題が2題。

これは去年の1題から増えた。TOEFLでもかなり出題されるパターンの問題。



★ライティング(いわゆる英作文)の問題は、去年と同じく「意見」を書かせる形式。

Imagination is more important than knowledge.
(想像力は、知識よりも重要である。)

というテーマに対して、賛成or反対の立場をとって、その理由を述べる形式。

去年の「インターネットを使うことについてのあなたの考えを書け」という問題よりも

指示が明確で、形式としては書きやすい。

ただし抽象的なので、書く中身を考えるのに苦労した人も多そうだ。

もう、グラフと からめたライティングは出さないのかな。

ちなみに、この「立場を明確にして、理由を述べる」という形式は、新問題のサンプルと同じだ。

違いは語数制限の有無など。(今年は「40語程度で」という指示あり。)

たぶん、来年までは語数制限はついてくる可能性が高いと思うので、

新中3のみんなは語数に合わせて書く練習、

新中2より下のみんな(で、最難関の問題にチャレンジするつもりの子)は、

字数にとらわれずもう少し長めに書く練習をしておいた方がいいだろう。

(↑昨日の問題の解答例)


(↑「新問題」の解答例。語数をカウントする解答欄ではなくなる。)





余談だけど、語数が増えてくると、今までの

「スペルミスで1点マイナス、文法ミスで1点マイナス」みたいな採点方法では

正しく実力が判定できなくなってくる

(そういう採点だと、内容とか構成よりも、無難な文を長々と書くだけの答案の方が点数が高くなってしまう)ような気がしている。

でも、入試の採点が引き続きそういう形で行われるのであれば、

受験生はそれに対応するしかない。

だから、是非、問題を作成している委員会の方々には、

採点基準の方もより明確に教えてほしいなと思う。

学校ごとに採点の厳しい・甘いがあるのはみんな知ってることだけど、

もし採点基準は学校に委任するというのなら、

各学校の先生にはぜひその基準を公表してほしい。

「うちは正確な言語知識を重視するので、スペルミスや文法はガンガン減点します」とか、

「いや、うちは意見を明確にメッセージとして伝える姿勢を評価するので、

 細かなミスよりも、全体の構成や、主張の妥当性で判定していきます」とか、

同じ公立高校でも学校ごとのカラーが違うと面白そうだ。

まあ実際にそんなこと公表するのは難しいんだろうけど・・・。

でも、どうせ答案の開示で「この答案は何点で採点した」というのがバレる(?)時代なんだから、

そこでモメる前に、基準を明確にしておいた方が学校としてもリスクが減るかもしれない。



昔、東大合格を目指す高校生を描いた『ドラゴン桜』というマンガで、

「英作文は減点法で採点されるから、簡単な英文だけ書いておけばいい」

みたいなことが書いてあって、

僕も東大を受験したときは実際そういう方針で答案を作っていた(し、当時はそれが正しいと思っていた)けど、

ちょっとそういう方針だけでは(今後ハイレベルな4技能型の英語試験が入試で活用され始める状況において)ちょっと不十分かもなと個人的には感じている。

・・・余談おわり。










あとは、「文理学科」系ではない方の問題で、

ライティングの形式がかなり変わった。

「変わった」というか、「昔の形式に戻った」という感じだ。


答案用紙だけ見るとライティングの問題のようだが、

実際は英訳問題に近い。

メモに書かれている2点を英語で伝えられるように文章を30語程度で書け、という問題だけど、

この2点を英語にするだけで、もう30語が埋まる。

だから、実質、自分の考えを表明する余地はゼロだ。

こういう感じの問題は、前にも出題されていた。

(↑たとえば、2007後期の問題。)

どちらにせよ実質的には「英訳」問題なので、焦った子はそんなにいないんじゃないかな。












ラスト、リスニングは、例年通りの形式。

来年もこの形式で行くのだとしたら、新中3がやるべきことは「過去問でちゃんと練習する」に尽きる、ということになりそうだ。


今の形式で練習していても対応しきれないだろう。





・・・ただ「練習といっても、似たような問題がない」という課題がある。

新問題のリスニングは、ラストにメガトン級の問題があるが、

これに対応した練習問題はおそらくこの世にまだ存在していない。




というわけで、

実はいま、この練習問題を作成している。

というかほぼ完成しているのだが、色々あってまだ公開できていない。

こちらは完成したらお知らせしようと思うので、興味ある人はもう少しお待ちください。

(いまのところ未完成なのでちょっと小声)










全体としてみると、

「難化」と新聞などでは説明されているが、

2年後の新問題が大変化するのと比較してみれば、

去年からの形式をほぼ踏襲しているといっていい問題構成だった気がする。

ただし語数増加は(毎年のことだけど)要注意なので、

来月の後期対策をしている現中3(&来年 受験する新中3)のみんなとしては、

過去問は制限時間を短めに設定して練習するなどしておいた方がいい。

新中2のみんなは、とにかく猛スピードで(リスニング含め)英語力を付けておくことが何より大切だろう。









・・・上で「受験生のみんなは読む必要なし」と書いたけど、

それでも気になっちゃって、結局ここまで読んでしまった君へ。

いるだろうな・・・。(笑)

というわけで、今度こそ机に戻って、理科・社会を頑張りつつ、

英語は制限時間をちょっと短くして練習してみよう。





なんにせよ、みんなが後悔のない受験をできました(&できます)ように・・・。




2015年2月22日日曜日

明日は前期入試だ。


明日は、

大阪の公立高校の前期入試だ。

明日の朝は、どこの駅も、受験生と、その応援団で熱気に包まれるだろう。







僕は大学受験のとき、

とにかく正門のど真ん中を堂々と歩いて敷地に入る、というのをルールにしていた。

たぶん、何かの本に書いてあったアドバイスだったと思う。

「自分は合格(うか)りに来た」と、自信をもって臨んでほしいな。

三国丘も泉陽も、

どれだけ倍率が高くても、

受験会場の机で自分がやるべきことは何も変わらない。

力を出し切る、それだけだ。

あとは神様が決めることだ。







そして、試験が終わったら、

その瞬間に切り替えて、理・社をやろう。

合格するまで、絶対に気を抜いてはいけない。

せっかく頑張ってきたんだから、

最後の一瞬まで、メンタルと体調を保ってやり抜いてほしい。









明日、みんなが最大限に力を発揮できますように。







...そして高1のみんなは、

この連休を最高に活用しよう。よし。




2015年2月19日木曜日

親知らず



全然関係ないんだけど...

親知らずを抜いてきた。

上下2本。

グロすぎて写真を載せられない。

あー、緊張した。

まだ神経を抜いたりが残ってるんだけど、

とにかく頑張ろうと思う。

明日の授業はスラスラ喋れる...はず。





受験前に高3で歯医者に通って、

診察の椅子でも参考書を読んでいたのを急に思い出した。






とにかくみんな、歯だけは磨こう。








2015年2月16日月曜日

中学生がたくさん...



こんな昼間に、中学生がたくさん...と思ったら、

今日は出願の日だった。


高1のみんなは、去年を思い出すだろう。もう1年だ。

入試の日も晴れるといいね。


2015年2月15日日曜日

バレンタインと、公立入試



金曜の授業は、

東京のお土産があっただけじゃなくて、

何人か、バレンタインのお菓子を

みんなに作ってきてくれた!



こんなの手作りできるなんて...すごすぎる。



イヌ。

シッポからいただきました。

どれも美味しかったー。







「太るー」と言いながら食べるのが止まらないところが面白かった。

そういえば、

僕もまた太り始めた気がする...

超英塾ダイエット部を始動するときが近づいているかもしれない...!






そして、

中3のみんなは、前期入試まであと8日。

僕は、朝に見た文章が、入試ににそのまま出たことがある。

その瞬間、神様に感謝した。

そういう奇跡が起こったりするから、

最後の1秒まで頑張ってほしい。

そして、前期が終わったら、息を抜かずに後期の準備開始だ。(周りのみんなは前期の発表まで気が抜けるから、もし後期まで行った時に一番差をつけやすい、お得な1週間になる。)

その瞬間、瞬間にやるべきことを、みんながしっかり頑張れますように。





2015年2月14日土曜日

大阪の英語入試は、教科書の英単語だけでは足りなくなる??


(5/27追記)
新傾向のリスニング問題に対応した、実戦問題集を作ってみました。
興味のある方は こちらの紹介ページ もご覧ください。

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今回の(=現中1のみんな以降が受ける)大阪府公立高校入試の英語改革では、

テストで使用される英単語についても改革される。

教育委員会の発表によると、




===引用===

4.予め単語集を配布

中学校で使用されている検定教科書にて使用されている単語を中心に、
府教委が編纂した単語集を予め市町村教育委員会に配布します。
これにより、中学生のより効果的な英語の学習を期待しています。

===引用終わり===




とる。

これは、言い換えると、「教科書に載っていなくても、

教育委員会が配布したリストに載っている英単語だったら、ちゃんとマスターして

入試を受けにきてね」というメッセージととることができる。



では、具体的にどんな単語が並んでいるのか??






まず、全体の単語数は1299語。

このなかには、 a とか the とか buy などの基本的な単語や、

America や Canada、さらに U.K. などの固有名詞も含まれている。


この単語数自体は、一般的な中学生の教科書に掲載されている単語数とさして違いはなく、

とんでもない数の単語力(ボキャブラリー)を求められているわけではないと判断していいと思う。







ただし、中には「この単語は、普通は教科書には出てこないんじゃないかな」という単語もあるので、少し紹介してみよう。





たとえば、


【complete】

これは動詞で「完成させる」、形容詞で「完全な」という意味。

これも、中学生が使っているイメージはあまりないよね。

手元にある中では、New Crownの2・3年生版で、

「完全に」という副詞completelyが出てくるのみ。





他にも、問題文の指示がすべて英語になることに対応した単語と思われるものも登場する。

たとえば、

【expression】

これは「表現」や「表情」といった意味だけど

教科書ではNew Horizonに「表現する・表す」でexpressが出てくるぐらい。

これは、教育委員会が発表しているサンプル問題には登場しないものの、

「次の表現(expression)のうち、空欄に埋めるのが適切なのはどれか」といった問題で使われる可能性がありそうだ。(※もちろん実際には問題文は全て英語)




他に、

【underline】

これはサンプル問題でも登場する。

underlined words、これで「下線がひかれた言葉」。

問題文に「下線部」という表現はよく使われるので、単語帳に入れられている。





【section】

まあ、そのまんま、セクションってことなんだけど、

こういう表現も、テストっぽいよね。

TOEFLでも、たとえば

This section measures your ability to understand conversations and lectures in English.
(このセクションは、英語での会話や講義を理解する能力をはかります。)

のように毎回使われる表現。




(※この前まで「brave」という単語も紹介していましたが、これは教科書の「Sunshine」等に出ていたので削除しました。)






・・・と、挙げればキリがないけど、

結局、教科書の単語だけで満足していると、万が一、痛い目に遭う可能性があるということには注意が必要だろう。

一般に、公立高校の入試問題を作成する先生たちは、

教科書に載っている単語かどうかは精査し、

もし載っていなければ注を付すという配慮をしてくれるものだと思う。

しかし、今回はあらかじめ教育委員会が単語帳を配布するため、

「事前に必要な単語は通知しているのだから、出題しても文句は言わないでね」という

スタンスで問題が作られる可能性は十分にあるという前提で臨むべきだろう。







とはいえ、極端に難しい単語は登場していないので、

基本の英単語は教科書でマスターして、そのうえで、

追加で知らない単語がないかどうかを難しい問題演習したり、

この教育委員会の単語帳をチェックしていったりすれば大丈夫かな。

そのためにも、できるだけ中学で習う文法・単語は早めにマスターすることが大切だ。









2015年2月13日金曜日

歯。


★昨夜メッセージくれた方、

アドレスが間違っているのか、メールが送れませんー。

もし良かったらまたメッセージくださいね!




---



数年ぶりの歯医者で、

テスト結果の面談を受けるときの、生徒や保護者の方の気持ちがより分かった。

かなりドキドキするね。

レントゲンをとって、その写真を見ながら説明してもらって、

「結局どうなの?! 早く教えて!」と言いたくなったり、

相手の一言一言に、喜んだり落ち込んだり...

って、こんなこと書いてると恋愛の話みたいやけど(笑)、

とにかくかなり心拍数が上がった。

勉強になったなー。



ちなみに次回は歯を抜くらしい...

嫌なことは一気に終わらせたい。

先生を信用して、気合を入れて行こうと思う。

だから...来週金曜の授業は、顔が腫れてるかもしれん...

許してー。



2015年2月12日木曜日

人と、あう。


今日は、大学時代の友達が大阪に来てくれたので久々に話した。







フィリピン人とスカイプで英会話の授業ができるサービスが今や複数あるが、

その中でも多分最も有名な会社で一緒にバイト・インターン等をしていた仲間で、

大学時代は他のもう1人も一緒に、3人でルームシェアをしていた。

各自の部屋があって、どの部屋も、ドアを開ければ、

みんなの共有リビングにつながっているという理想的なアパートだった。

フィリピンにも、3人とも一緒に研修というか見学に行かせてもらった。

その時の話も、久しぶりの海外ネタということでいつか書こう。









そして明日は、昔教えていた子が春から東京で社会人なので、その前に大阪に遊びに来てくれる。

こっちも楽しみだ。

数えてみたら、約5年以上ぶりらしい。それでも覚えていてくれて連絡をくれるのは本当に嬉しい。








放っといたら、僕は塾のこと・英語のことばかりやっているので、

こういう異世界の友だちや、昔の生徒くんと面と向かって話せるのはものすごく貴重な時間だ。

明日は、数年ぶりに歯医者に行くという以外は全て楽しみな予定ばかりだ(歯医者も気にいるかもしれないが...)。

みんなも良い1日になりますように。よし。






2015年2月9日月曜日

英検までパソコンで? そして4技能サイト。



英検といえば、マークシートを鉛筆で塗りつぶして・・・というイメージだが、

最近、パソコンで受験できるようになり始めているのを知っているだろうか。






なんと、二次試験の面接も、パソコンで受けられるようになるらしい。

いまのところ、2級と準2級だけとはいえ、すごい進歩だと思う。













ポイントだと思うのは

★一次試験は、

パソコンの画面上で、試験終了の直後に合否が分かる。

これはかなりすごい。

★受験日が、通常の英検と1週間ぐらいズレているので、

英検の日に部活などの予定があって受けられない子は、このCBTの方を受ければいい。

(※ただし、同じ回で、

 通常テストとCBTテストとを同じ級で両方とも受けるのは禁止。)

★問題形式や、合格したときの資格としての価値は、紙のテストと一緒。

★ちなみに大阪で受ける場合、今のところ開設されているのは、

 前にこのブログでもTOEFLの記事で紹介した、中津のテストセンター。

★面接は、パソコンの向こう側にいる面接官と実際にコミュニケーションをとりながら進む。

 (カメラとマイクを使って、スカイプみたいな感じで面接。)

 










・・・他にも、Readingの問題が早く終わったら自分のペースでListeningに進めるなど、細かな違いがある。

今後、日程が、TOEFLみたいに毎月2-3回 受けられるようになるとベストなんだけどな。

今は英検は年3回しか受けられないけど、

たとえば毎月受けられるようになれば、

その子にとって最適なペースでどんどん先に進んでいけるだろう。









会場は、どんどん増えていくと思う。

上に書いた中津のテストセンターは、英検だけじゃなくて、

TOEFLや、CPA(アメリカの公認会計士)の試験なんかでも使われている。

そういう会場とどんどん提携していって、英検だけじゃなくて、

新しいセンター試験(名前は全然違うけど)でもこういう会場が使われるようになるかもしれない。

大学入試改革で、TOEFLのようにパソコンを使った英語試験が広まるにつれて、

それに対応した会場もいっそう増えていくはずだ。

(そうならないと、ライブのチケットみたいに、

試験の予約だけで大争奪戦が起きてしまう。)









英検、時代の流れに乗っているなぁ・・・

ちなみに、英語の先生としては、

こういうパソコン画面の試験が広まると、

長文問題のときにアンダーラインを引いたりできなくなるから、

解き方も少しアレンジして教えないといけなくなるだろう。

(未だに全て紙&マークシートのTOEICだって、厳密には解答用紙への書き込みは禁止されている。)




・・・と思ったら、なんとこの英検CBTは、

読みながらアンダーラインも引けるらしい!




ちょっと笑ってしまった。これは画期的だ。

でも、将来的にはこの機能はなくなるんじゃないかな・・・

操作が面倒くさそうなのと、プラス、

実際にパソコンやスマホでニュースや記事を読むときって、アンダーラインできないよね。

だから、より日常で使える英語を目指すんだったら、この機能はない方がいいと思う。

まあ、英検が紙の試験を併用し続ける限りは、

紙で解く子たちとの公平性を保つために、パソコンでもアンダーラインできる機能は維持し続けるだろうけど・・・。






とにかく、このCBT方式はどんどん広がっていくと思う。

要チェックだ。

・・・そういえば、どうせその場で1次試験の合格が分かるなら、

そのまま引き続いて2次試験の面接もパソコンでやってくれたら楽なのにね。

そうなれば、週末を2日も潰さなくて済むかもね。












おまけ。

「英語4技能試験情報サイト」というのが開設されている。



4技能(Read, Listen, Speak, Write)型の英語試験を大学入試に導入する流れだが、

仕組みを作っている人たちも、今回はかなり本気だ。

学校の先生たちの中にも、

いま自分自身が急いで研究や勉強している人たちがけっこういるんじゃないかと思う。

教える方も、教わる方も、本気にならないとこの波は乗り越えられないだろう。

完全に時代が変わろうとしている。

こういう時代に学生として生まれていたらラッキーだったのにな、と思うが、

むしろみんなに教える立場としてこういう時代に生きていることは、さらにラッキーなのかもしれない。

どんどんみんなが英語を得意になっていくお手伝いをしていきたいと思う。






おまけ2

そして明日は、大阪府の私立高校の入試だ。

三国丘・泉陽を受けるつもりのみんなも、ほとんどの子が併願で私立も受験するだろう。

なんか堺市は雪が舞ってるけど・・・防寒に気を付けて、みんな頑張れ。と心のなかで応援中。





2015年2月7日土曜日

中3生のみんなも気になる。



大阪の中3のみんなは、

もうすぐ私立高校の入試の日だ(今週の火曜日)。




僕も中3のときは公立の前に私立を受けたが、

田舎だったので、私立っていっても地元に1つぐらいしかなくて、

中学校のほぼ全員が同じ高校を受けに行っていた。

ほぼピクニック状態だった。

それに比べると、大阪の子たちは選択肢が多くて、

選ぶのが大変なぐらいだと思う。

本屋に行って、私立高校の赤本の多さに驚かされる。




とにかく、私立専願の子も、公立が本命の子も、

頑張っている頃だろう。

私立直前、最後の週末だね。

私立が終われば、

公立の前期入試が約2週間後にやってくる。




「前期」「後期」が分かれている入試、ラストの世代。

「小論文」を書く、ラストの世代でもあるね。

でも、受ける本人にとっては、そんなこと関係ない。

来年がどうなろうが、とにかく目の前にある自分の戦いで頑張るだけだ。

みんなが力を発揮できますように。

それだけだ。






2015年2月5日木曜日

節分とマラソン


昨日は節分。



みんなでポリポリ豆も食べたし、

生徒の子のお母さんから恵方巻きもおすそ分けしてもらった!

(本当においしかった...おいしすぎて他の生徒の子にも少し奪われてしまったぐらいだ。)

お菓子をもってきてくれた子もいて、

ありがたいなーと感謝な日だった。

いつも、本当にありがとうございます。







今日は三国丘も泉陽もマラソン大会だったから、みんなヘロヘロだろうな。

ある生徒の子が一言、

「みんな、明日のマラソンで私死んだら、骨は拾ってな」って...

おいおい と思いながら、でも気持ちはよく分かる。(笑)

僕の学校もマラソン大会があって、

高3まで含め、11月あたりに男子は12kmぐらいの山道を走っていた。

帰り道の時点で既に全身筋肉痛だったのを覚えている。

公立の高校って、特にそういう変な伝統みたいなのが残っていたりして、

まあ、「なんで未だにこんな行事が...」と思いつつ、

今思えば案外楽しんでいた気もする。

でもやっぱり...正直マラソンは、きつかった思い出しかないかもな...。

高3で走り終わったとき、「ああ、これでマラソンから解放される!」と思うと泣くほど嬉しかったのを覚えているぐらいだから、相当だったんだと思う。





とにかく、みんな、マラソンお疲れ様。





2015年2月2日月曜日

心臓が...


新年度のチラシに、

「週2回」じゃなくて、間違えて

「月2回」って書いてた。

あ、危なすぎる!!!!!!

毎月、たったの2回って...。

本気で心臓が止まるかと思った。







気づいてよかった...本当にツイてる。