もうすぐ、SATという、いわばアメリカ版センター試験の問題が改革される。
で、これが最近発表された、その類似問題のサンプルなんだけど...
この連立方程式で、
xの2乗の値は? という問題だ。
上の式に、下の式を代入するだけで解けるこの問題が、難易度「中」。
数学で苦しんでいる日本の高校生は「何この問題?!」と叫ぶと思う。
一番最後の、難易度「高」が、この問題。(高2のみんななら解けるはず)
cos Xの値は?
二等辺三角形の頂点から垂線を引くと、
底辺が半分、つまり16ずつに分けられるから
cos X イコール 16/24、つまり2/3が答え。
ひっかけじゃない。これが答えだ。
三国丘の4stepとか、泉陽のニュースコープだったら、
三角比の最初の1問目とかで出てきそうな問題が、
SATだと「Question difficulty: HARD」に分類されている。
もちろん、これよりややこしい文章題もあるけど、
日本のセンター試験と比べると格段に易しい。
数学は専門じゃないから分からないけど、
数学に苦しんでいる日本の高校生のみんながものすごく多いことは確かだ。
この難易度の差には、とても考えさせられる...。