2016年3月2日水曜日
卒業・英検のメリット
昨日は、三国丘も泉陽も卒業式だった。
高2のみんなは、「先輩とお別れしてきたー」って涙目の子もいれば、「3年の先輩って、関わりゼロやから行かんかった」というクールな子もいた。
あと1年後は、この、いま高2のメンバーが卒業していくのかぁ・・・すぐ1年が過ぎそうでちょっと寂しい。濃い1年にして、力をグングン伸ばしていこう。
そして昨日は、英検の二次試験の合格発表日でもあった。
幸い、「合格してましたー」という報告がどんどん入ってきた1日になった。
英検の価値って、
「毎回のテストの水準が一定に保たれていること」が大きいんじゃないかなと思う。
たとえば、今年の東大の英作文の問題は、これだ。
これをみて、60~80語の英語で、「あなたが思うことを述べよ」という問題。
とてもおもしろいし、採点に手間がかかるのも惜しまない大学の姿勢が見て取れる。
でも、こういう問題を出すと、毎回のテストの難易度が一定水準におさまらなくなる。
大学受験は、「その年に集まってきた受験生のなか」だけで力の差を測るのが目的だから、
これで全然、問題ない。
でも、「自分の英語力が伸びてきているのか」を定期的に計測しようと思ったら、
こういう問題はかなり使いにくい。
一方で、英検みたいな試験は、回によって難易度がバラバラだと、
前回2級に合格した人と、今回2級に合格した人との間で、「2級」の価値が変わってしまう。
だから、そうならないように、できるだけ毎回の問題レベルを一定にそろえようとするし、問題の形式も決まっている。(それでも難易度が完全には一致しないから、合格点を上下させて少し調整することにはなるけど。)
こういう試験は、自分の力がどれぐらい伸びていっているのかを計測するのにピッタリだから、活用しやすい。
英検に合格したみんなは、胸を張って、「力が伸びた」と自信をもってほしいなーと思う。
ただ英検は、一度合格してしまうと、次の級への距離が結構あるのが難点だ。
そういう意味だと、TEAPみたいに、毎回スコアで成果が出てくる(合格or不合格じゃなくて、その回の、自分の合計点が算出される)試験の方が、継続的に使いやすかったりもする。
(TEAPは、現状だと高2からしか受験できないんだけど、そんな枠は取っ払って、何歳でも受けられる試験へと早く変化してほしい。)
とにかく・・・ 英検に合格したみんな、おめでとう。
自信をもって、次のレベルに進んでいこう。よし。