今日、生徒の子に「So do I.」ってやつを教えていた。
これは、たとえば
I agree with his plan.
(私は彼の案に賛成だな)
って言われて、それに「自分も」と答えるときに、
Me too. だけじゃなくて So do I.っていう言い方もあって〜というやつなんだけど、
これを知った生徒の子が、「かっこええーなーこれ!」とつぶやいてくれた。
これは、実はすごく嬉しかったというか、「あ、そうだよな!」と、自分自身、気づかせてもらった感じだった。
英語で話したり、英語を教えるのに慣れてしまうと、この「かっこええー」っていう感覚が鈍ってしまうことがある。
でも、英語って、
中学生のとき、初めてネイティヴの先生に話しかけた英語が通じてめちゃくちゃ嬉しかったあの瞬間とか、
英語のスラングを覚えて、何か嬉しくてむやみに使いまくってた大学生の頃とか(いま考えれば品のない言葉だらけだった気がするけど...)、
そういう「英語使えて嬉しいー」みたいな感覚をもてれば、もっと楽しくなる教科だと思う。
そういえば年末に、三浦知良さん(通称、キングカズ)っていう伝説的なサッカー選手の人の本を読んだんだけど、
この本に出てきて「おおっ」と共感した記述に、こんなのがあった。
「たとえば、チームみんなでスーツを着て、新幹線に乗って、4時間かけて岡山に遠征に行く-というようなこと自体が嬉しい。」
この部分は気に入ったので、すぐにスマホに書き写した。
こういうのって、誰でもあると思う。
チームみんなでユニフォームを着ただけでテンションが上がってくるとか、
好きな楽器に触れるだけで、幸せな気分になっちゃうとか。
それでいえば、
日本語のかわりに、英語で少し話せただけで嬉しいとか、
吹き替えのかわりに字幕つきで海外ドラマを見て、たまにセリフが一瞬聞き取れただけでも嬉しいとか、
そういうのもアリだと思う。
もともと英語が好きな人もいれば、
自分のように、もともとは英語が嫌いだったけど、そのあと好きになったという人もいる。けど、
どちらにせよ、「かっこいい!」とか「しゃべれて嬉しいー」とか、
そういう気持ちがあれば、英語は今よりもっと楽しい教科になる(し、身につくのも早くなる)だろうなと思う。
So do I. を教えていて、そんな気づきがもらえるなんて思ってもいなかったので、今日はすごく感謝だなー。
みんなも、今日の授業で何か、「かっこええやん」とか「あ、そうか!」っていう気づきがあってくれてたら嬉しい。
また明日から頑張ろう。よし。