2016年3月31日木曜日

英検などの点数が、どうやって入試で使われるのか


先日、国公立の鹿児島大学が、全学部で

英検やTOEFLなどの いわゆる英語「外部試験」の点数を活用すると発表した。

国公立大学で、しかも全ての学部、っていうのはかなりインパクトがある。






こうやって、ジワジワと「外部試験」を活用する大学が増えていって、時代の流れが確実に変わっていっているのを感じる。






ところで、「英語の外部試験を入試に活用」っていう話になると、

よく、「それって、内申書みたいな感じで、資格の欄に書いてアピールできるみたいなことですか?」

と聞かれることがある。

でも、実際にはもっと直接、合否に影響する話だ。

たとえば今回の鹿児島大学では、英検準1級をとっていれば、センター試験の英語の点数を、満点とみなしてくれる

これを、「みなし」得点とか、換算得点とか呼んだりするけど、

要は、「外部試験でこの級・スコアを持ってるんだったら、実際の入試当日でコケても、〇〇点は保証しますよ」っていうチケットをもらえるという感じだ。

(※上智大学のTEAP利用型試験みたいに、みなし得点ではなくて、『ある一定スコア以上があれば受験してOK、それ以外の人は受験お断り』、みたいな方式を用意している大学もある。)






受験生からしたら、試験当日よりも前に点数が保証されるんだから、どうせなら取っておきたいと思うのが自然な気持ちだろう。

超英塾だと、レギュラークラスの子みんなに、まずは「英検」の受験をオススメしている。

新高3・新高2のどちらにも、次の6月の英検準1級を目指している子たちがいるし、

まずは2級を頑張るぞっていうメンバーのみんなも、そろそろ過去問を購入して、トレーニングをやり始めている。

感覚的には、準1級は、2級に合格した後、強めに負荷をかけて英語の勉強をして、何とか届くかどうかっていう感じのレベルだ。(問題が難しくなるうえに、合格に必要な得点率も、2級より10%ぐらい上がる。)

でも、それでセンター満点が保証されるなら、かなりラッキーだ。

センターの勉強は他教科に時間を注げるようになるし、英語に関しては二次試験だけに集中すればよくなる。

鹿児島大学は「みなし」得点のシステムをおととい発表したけど、

他の大学も、学校のなかでは確実に似たようなシステムが議論されているはずだ。

大学は、入試システムについて、「まあ、やるかもね~」と微妙な予告ができないので、

新しい案が100%固まってから、一気にドンッと発表するはずだ。

そのときになって、「えー!」とうろたえるんじゃなくて、

「おっ、やっと始まったか!」ぐらいの気持ちで準備してあげられるようにしておきたい。よし。







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