2016年5月18日水曜日

シンガポール旅行記


今夜は、3月に行ったシンガポールのことを、(やっと)書こうと思う。



とりあえず、「シンガポール」といえば誰もが思い浮かべる、マーライオンの写真から。

Jeffが初めてシンガポールに行ったのは、大学生のときだ。

2週間ぐらいのプログラムがあって、そこで、

シンガポール人、アメリカ人、中国人、オーストラリア人、ニュー人ランド人、台湾人、マレーシア人、インドネシア人・・・

などなど、とにかく、たくさん友達ができた。

それ以来、大のシンガポール・ファンになってしまっている。









シンガポールは、とにかく小さい!世界地図では、ほとんど、点だ。

国土面積は、大阪府の4割ぐらいしかない

大学生のころ、シンガポール人の友達の車に乗っていたら、

「この国は狭いから、ボーッと運転していると、気づいたら隣の国に行っちゃってたりするぞ」って冗談を言われたのを思い出す。

人口も、大阪府の6割強の、約540万人。

なのに、1人あたりGDPは世界7位で、日本(26位)よりもはるか上位にいる。

ものすごく小さくて、資源に恵まれているわけでもないのに、ものすごく豊かな国だ。








これは、たぶんシンガポールで最も有名なホテルの1つ、マリーナ・ベイ・サンズだ。



中には、高級な時計や服のショップ、それにカジノも入っている。

夜景も絶景で、屋上にプールがある・・・んだけど、これは宿泊客じゃないと入れない。




でも。実は、屋上には、それとは別にバーもある。

このバーなら、1杯飲むだけでも誰でも行けるらしいので、

今回は、そっちに挑戦してみることにした。









さっそくエレベータに乗ろうとすると・・・

"No, sir." って・・・え? 

相棒(今回は2人で行っていた)の足元を、ホテルマンが指さしている。

「あーーー、足元見えてるし!」

そう、足が完全に隠れていない服装で行ったので、その日はエレベータすら上がらせてもらえなかった。(このルールは男性だけ。)

男性でこのバーに乗り込む人は、気をつけよう・・・。













とにかく、翌日、無事にバーに。



とにかくオシャレな雰囲気だ。

夜景は・・・



めちゃくちゃ綺麗だった。

去年行った香港も夜景は有名だけど、シンガポールも負けてない。

この夜景ひとつとっても、経済発展している国だというのが分かると思う。

シンガポールに行くたびに思うのが、「シムシティみたいだな・・・」ということだ。

シンガポール人の友達も、笑いながら同意していた。

シムシティっていうのは、街を組み立てていくゲームの名前なんだけど、

実際、シンガポールは、いつ行っても、何か工事をしている。

常に新しいビルが建っていて、しかも、どのビルも個性的。

国全体が、コンスタントに新しく生まれ変わっているような、そんな感じがする。

















ちなみに、あらゆる場所で日本の商品を見かけた。





















シンガポールは、多様性(Diversity)の国でもある。

ざっくり、中華系の人々が75%、そしてマレー系・インド系などで残りの25%を占めているイメージだ。

それぞれ、もとの言語は異なるので、共通語は英語ということになる。

だから、友だちのシンガポール人(中華系)も、

家では中国語で会話しているけど、大学・仕事場では英語で話している

もちろん料理も、文化ごとに全然違う。

今回は、インド系の料理が多い感じだった。






定番のチキンライスも食べたし、




もちろん、ラクサも。









こっちは、インドの寺院。



シンガポールだと、

リトル・インディア っていうのがインド人の集まる場所なんだけど、

ここは足を踏み入れた途端に、「あれ、インドに来たんだっけ?」という空気に包まれる。

と思いきや、

チャイナ・タウン という場所に行くと、もう中国の雰囲気が充満している。

場所によって、目まぐるしく表情を変えるところも、シンガポールの魅力だと思う。












ちなみに、シンガポールのタクシーは、日本より格段に安い。

逆に、自動車はめちゃくちゃ高級品。

国土が狭いので、国民は自由に車を買うことが許されていない

みんなが車を乗り回していると、すぐに道路が車で一杯になってしまうからだ。

だから、車を買うために、まずその許可を国からもらわないといけない。

同じ理由で、住宅も、ものすごく高い。

人口の90%が、集合住宅に住んでいる

とにかく、狭い国土を有効活用することがものすごく大切な国だ。









最初に書いたように、シンガポールは、国土も狭く、資源もない。人口も少ない。

なのにこれだけ経済発展しているのは、とにかく合理主義にこだわっているからじゃないかなと思う。

シンガポールは、国っていうより、もはや1つの企業っていう感じだ。

この国を支えているのは、とにかく「人」。

だから、優秀な人材を集めるための制度もしっかりしている。

たとえば、高校を卒業した時点で優秀な成績をおさめた人は、

国からの援助で、海外の一流大学に留学することもできる。

ただし、この人たちは、卒業後、シンガポールに戻って、数年間、官僚として働いて、

国のために恩返しする義務がある(それが嫌なら、留学にかかった資金を返さないといけない)。

英語を使いこなせる、っていうのも、かなりの強みだろう。











今回はシンガポールの友達にも会えたし、

自転車でシンガポールをめぐるっていうアクティブな経験もできたし、

この国の良さを再発見することもできた数日間だった。

日本に帰ってきてから、最初の授業で着たのは、もちろんこのTシャツ。



香港から帰ってきたときは、 『I love HK』というTシャツを着ていたので、

生徒の子たちの反応は、「またそのTシャツかい!」という感じだった。

このTシャツ、たったの300円。

ともかく、今回も行って良かった。

生徒のみんなも、高校を卒業してからでいいから、いろんな場所に行ってみてほしいなーと思う。

自分も、また旅の経験を授業にも活かして、生徒のみんなに還元していきたい。

というわけで、ザックリだけど、シンガポールに行ったときの話、でした。