今日もまた、三国丘も泉陽もテストデーなので、
昼間に授業は終わらせて、
その後はさっきまでずっと自習組のみんなと教室にいた。
みんながテスト勉強で頑張ってる間、今日はこの2冊を交互に解きまくった。
改めて解き直してみると、気付くことがたくさんある。
やってて地味に嬉しいのは、自分が受験生だったときに比べて、明らかにスラスラ解けるようになっていることだ。
まあ、あれから10年以上経っていて、しかも英語を教える仕事してるんだから、当たり前といえば当たり前なんだけど...。
「なんでこんな問題で当時はつまずいてたんだろう?」とか、
「ああ、これ会場で自分が解いた問題だ...懐かしい」とか、いろんなことを思ってしまう。
ただ、どれもスラスラスラーっと瞬時に解けるわけじゃない。
英語が多かれ少なかれ得意だと人から思われると、よく尋ねられる質問が、
「映画とか、字幕なしで理解できるんですか?」だ。
でも実際はどうかっていうと、英語の小説を読んでいても、
ものすごい割合で「なんだこの単語?」っていうのに出くわす。
英語の小説を読むコツを教えてくださいと言われれば、
それは絶対に、「まずは単語を覚えなさい」なんてことではなくて、
「知らない単語が出てきても、ひるまずに読み進める図太さを身につけてください」だ。
まあ、だからこそ英語は面白いんだけど...
どれだけ得意になったと思っていても、必ず毎日新しい単語に出会う。
ともかく、入試問題だってそうだ。
軽々と解ける問題もあれば、
教えるこっちも「えっ。ちょっと待ってな、えーっとねー...」と頭をひねらないといけないような問題もある。
だからこそ、やってて面白いなーと思う。
受験が近づくにつれ、
「分からない・知らない」問題が出てくると焦ってヘコみがちだけど、
同時に、できれば、そこで新しい知識に出会えたことを楽しんでくれたらいいなーと思う。
だいたい、分からない問題で焦るってことは、分かる問題もたくさんあるからこそ「分からない問題があるなんて!」と焦るわけで、
つまりは勉強してる証拠だ。
まあ、元に戻って、
東大・京大の英語問題が、いまの時代で世の中に出てから役に立つ英語スキルとどれだけリンクしてるのか?っていう問題があるけど、それはまた別の話。とにかく解いてて楽しかった。
明日で三国丘も泉陽も定期テストは終了。まずはみんな、おつかれさま!よし。