2014年10月31日金曜日

大阪府公立高校入試の英語改革 【その2】 ~リスニング問題~


(5/27追記)
新傾向のリスニング問題に対応した、実戦問題集を作ってみました。
興味のある方は こちらの紹介ページ もご覧ください。

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前に紹介した、

「 大阪府公立高校入試の、英語問題の改革について。 」

という記事が好評だったので、もう少しこの新しい問題について紹介してみようと思う。








今回は、リスニング問題についてだ。

リスニング問題は、分析のやり方がいくつかあるんだけど、

ここでは「単語数」と「スピード」に注目してみよう。



教育委員会は、サンプルの音声まで提供してくれているので、

本番の読み上げスピードの目安まで考えることができる(太っ腹!だ)。




で、それぞれの問題の「単語数」と、「秒数」をまとめたのが次の表だ。





WPMっていうのは、「Word Per Minute」、つまり1秒間に処理する英語の単語数のこと。

普通はReadingの練習で使う概念だけど、リスニングにも当てはめられる。

これを使えば、どんな問題でも、リスニングが読み上げられる「分速」が求められるという感じだ。







で、上の表なんだけど、まず目につくのは、やはりPart-Cの単語数と秒数。

571語。これを耳だけで聞きとらないといけない。しかもう放送時間が207秒、つまり約3分半だ。




これがどれぐらいすごいかっていうと...、




英検「1級」で、一番ラストに流れる長いリスニング問題と比較してみよう。



英検1級で、

単語数「482」語、秒数「210」秒。


一方、「英語改革」のサンプル問題では、

単語数「571」語、秒数「207」秒。





えっ・・・   

サンプル問題は、

英検1級と比べて 単語数が多い上に、

読み上げる秒数は英検1級より短い・・・。










すごすぎる。

もちろん、あくまでサンプルの問題だし、英検だって回によって数字は異なる。

それにしても、(問題で使われる単語の難しさとかは当然違うにしても、)

凄まじい破壊力をもった問題だ。

しかも、答え方は4択問題じゃなくて、「5分間で記述」だし・・・。

このPart-Cは、とにかく練習しまくらないといけないだろう。





もう一度、同じ表。






このPart-Bの199語というのも十分に長い。

ただし、

Part-Aに関しては、少なくとも語数・秒数という意味では、そこまで難問ではない。

ので、そこは安心していいと思う。

(問題の作り方は、今までとちょっと異なる。これは別の機会にご紹介します。)








それで、比較のために、英検3級・準2級・2級も、少しまとめてみた。













こうしてみると、WPM、つまり読み上げるスピードに関しては、

英検は別にどの級でもそんなに大差ないことが分かる。

概して、英検のリスニングのスピードは、WPMでいえば130~150程度。

「標準~ややゆっくり」と言っていいと思う。




これに対して、「英語改革」のサンプル問題のWPMは、平均して177。

「やや速め」という感じだ。

試験用の吹き込みというよりも、

ナチュラルなスピードを聞き取れるようになってほしいということなのかもしれない。

(※ここでいう「平均」は、単純に各問題のWPMの平均値をとったものです。
ちなみに、サンプル問題の「全単語数」と「全秒数」を使って平均WPMを出すと、
WPMは165になります。177よりけっこう小さい数字になる(が、それでも英検よりは速い)という感じです。
英検に関しては、どちらの算出方法でも、たいして平均の数値に違いはありませんでした。)








ところで、この英語改革の問題が、

TOEFLへの橋渡し的な役割も担っているという見方を前の記事で紹介したけど、

そのTOEFLでは、リスニングの語数はだいたい500~900の間、WPMは150~200の間、という感じだ。

(問題によってかなり異なる。放送時間は大体3~6分弱、ぐらいの間。)

だから、TOEFL予備軍(?)として期待されることになる、この問題の受験生は、

上で紹介したPart-Cの「571語」のリスニングを聴きとおすぐらいの

タフさが高校入試の時点から求められる、ということなのだろう。






➡次の関連記事

大阪府公立高校入試の英語改革 【その3】 ~リスニング問題(どれぐらい長くなる?)~









雨とチラシ。



ええっ 明日、雨降るのかぁー 天気予報がズレたらしい。

明日は久々にチラシを配りにいくのになぁ・・・







しかも、今回のチラシは特別だ。

塾生の子が、わざわざこのチラシ用にメッセージを書いてくれた。





だから、今回のチラシは是非みんなに読んでほしい。





雨・・・ チラシの紙は、少しぐらい雨に濡れても大丈夫な素材なんだけど、

傘をさして歩いてたら、

チラシ受け取るのが面倒くさくなっちゃうよね・・・

こっちはカッパでも着ていこうかな。悩ましい。






ちなみに明日は、去年 教えていた関大生が手伝いにきてくれる。

念のため・・・ ほぼ手書きのチラシを配ってる、

茶髪じゃない方が、塾長のJeffです。





というか、11月は他の日も、けっこうチラシを配る感じになってしまった。

関大生だけじゃなくて、イケメン京大生が手伝ってくれる日もある。

なんか豪華・・・

その辺りは、人とのつながりに感謝だ。





とにかく雨だけは勘弁してほしい。

でも、まあ・・・ 降ったら降ったで、

それでも受け取ってくれた人は、何か特に縁がある気もする。

今回は今までと全然違うスペシャル企画もチラシに入れたので、

受け取った人はラッキーだと思う。

是非活用してください。







2014年10月28日火曜日

やってます。


朝からカチャカチャとパソコンを叩いている。

ちょっとスペシャルな解説シートを書き中...。

色々と新しいことが動き始めている。んだけど、それはもう少ししたら発表しますのでお待ちください。






パソコンの画面を撮ろうとしたら、

画面だか自分だか分からない、反射しまくりの写真になってしまった。




2014年10月24日金曜日

A happy day :)



英検、みんな一次試験を合格していた!!


すごいなぁ...

本番って何が起こるか分からない。

なのに、みんな合格なんて、本当に嬉しい。

英語のテストでクラス1位をとってくれたりして、

今日はなんかハッピーすぎる。

みんなありがとう。このまま楽しく頑張っていこう。








おまけ。


授業中、なぜかこの絵で爆笑してくれて(特に右の3人分の絵...)、

数分間、授業が中断するというアクシデントが起きてしまった。

みんな酔っ払ってるんじゃない?ってほど笑っていた。

まあ僕は毎回真剣に絵を描いてるんだけどね...これが限界だ^^;




2014年10月22日水曜日

「ここ、覚えるマークねー」


みんなのテストも終わって、

前回のクラスから、またどんどん先に進み始めた。

文法だけじゃなくて、

高2以降の基礎になる、単語&長文の練習にも時間がとれるようになった。







ところで、毎回、クラスの冒頭でCheckup Quiz(確認テスト)をやってるんだけど、

今回から少し形式を変えて、

accumulativeなテストにすることにした。

accumulativeはイコール「累積的な」という意味。

たとえばその日のテストに、2〜3回前のクラスで覚えた内容が出たりするってことだ。

こうすれば、ちょこちょこでも昔やった内容を定期的に復習できるから、

記憶が残りやすくなるはずだ。

学校のテスト前に、

「あーこれ昔やったなあ、ちょっともう覚えてないけど...」みたいなことも少なくなるだろう。








このホワイトボードは、僕が書いたものじゃなくて、

昨日のCheckup Quizの前に生徒の子が何度もペンで書いて練習した跡だ。


interfere(妨げる)とかsymptoms(症状)とか、

だんだん覚える単語も難しくなってきてる。

こうやってクラスの前にしっかり復習してくれるのはすごく嬉しい。









クラスでは、「ここ、覚えるマークねー」と僕が言うことが結構ある。

覚えるマーク、って言われたら、

これは問答無用で音読しまくって、口をついて自然に出てくるぐらいに覚えてほしい表現が出てきた合図だ。

僕は最近「九九のように」ってたとえるのが好きだ。

たとえば、「さんく?」って言われたら自動で「にじゅうしち」だよね。

「はっく?」

「しちじゅうに」だ。

これぐらいのつもりで、

反射で出てくるようにしてほしい文章が毎回出てくる。

簡単な表現ばかりじゃないんだけど


(たとえば昨日のテストで出てきたのは、Sometimes taking medicine to reduce symptoms is not always the best solutionっていう表現だった)、

みんなしっかり覚えてきてくれるのでとても頼もしい。

このSometimes〜 の文は、どちらかっていうと将来Writingとか英作文の問題を解くときに活用できる表現だけど、

昨日のクラスで出てきた

As far as I know, (私の知る限りでは、)

なんかは、Writingだけじゃなくて、Speakingでも使える場面がくるはずだ。

こういう表現は、無意識にポンッと言える・書けるようになってほしいなと思って、

大変なのは承知の上で、心を鬼にして「覚えるマーク」にしている。






昨日から、新しい生徒の子も正式に超英塾メンバーの一員として頑張ってくれている。

もう入学から半年が過ぎて、みんなの高校生活も1/6が終わった。

残り5/6が、さらにスペシャルなものになりますように...。





2014年10月19日日曜日

10年以上の付き合い。


僕は、大学生のとき、いろんなバイトをした。

観光地で人力車をひっぱるバイトもしたし(自動車の真横を、人力車をひっぱって走る!初日は死ぬかと思った)、

スポーツジムでも働いた。







でも、やっぱり思い出深いのは、塾でバイトしていた頃のことだ。

人との出会いが一番深い仕事だったからかな。

当時、中学生から浪人生まで、あらゆる学年の子に教えていた。






もはや、そのときの高3も社会人だ。

ちょっとギョッとする。そんな時間が経つんだな...と。






今日は、そのうちの1人が大阪にやって来る。

その子は、アメリカの公認会計士(CPA)の試験を受けにはるばる大阪まで来るんだけど、

立派に、全国最大級の銀行でしっかり働いてる。

昔教えた子と会って話すぐらい嬉しい&楽しいことはないよね。

人って、自分1人分しか生きられないけど、

先生って仕事のいいところは、

教えたみんなが将来、自分の何倍もいろんな経験をしてくれるのを想像できるところだ。







今の超英塾のみんなも、10年後、どうなってるだろう。かなり楽しみだ。

最近、時間が過ぎるのが激烈に早く感じる。

昔は10年後なんて遠い先だと思ってたけど、

今は10年なんてすぐ過ぎ去ってしまう気がしている。ちょっと怖いね。

ま、時間が早いってことは、楽しく生きてるってことだからOKだ。

今日も Enjoy! You live once! でいこう。









追記。


あ、今日は堺東も祭りをやってるのか!

みんな楽しそうだ。


2014年10月17日金曜日

正常性バイアス



突然だけど、

この前、朝の5時半(!)に、アパートの非常ベルが鳴りだした。

最初は「誤作動かな・・・」と思っていたんだけど、

廊下に出ると、なんか焦げ臭い・・・


「や、やばい・・・」









眠くてフラフラななか、パーカーを着て、貴重品をもって外に出た。

階段を降りる間・・・ うん、やっぱり、なんか焦げ臭い・・・

でも煙とか出てないし・・・。






外に出ると、2人だけ、僕と同じように避難してきていた。







全然ベルが鳴りやまないので、消防車まで来てもらった。

ちょっと騒然とした感じだ。














・・・まあ、オチを言うと、

結局、住人の1人が魚を焼いてただけだったんだけど。(笑うしかなかった)








それはいいとして、問題は、僕を含めて3人しか避難していなかったことだ。

これ、もし本当に火事だったら・・・

たぶん、逃げ遅れた人も発生していただろう。





いつもだったら僕も「まあ大丈夫やろ」と部屋にずっといたかもしれないんだけど、

たまたま前日に「正常性バイアス」の記事を読んでいたので、この日は体が動いた。










正常性バイアス、ってみんなは知ってる?

たとえば、地震が起きたときに、部屋にいる他の人が「まあ大丈夫でしょ」という感じで

だれも動きださなかったら、自分も動かなかったりすることがある。







でも、もしそれが本当に破滅的な地震だったとしたら・・・

たぶん助かるのは、真っ先に机の下に隠れたり、

ドアを開けて逃げ道を確保したりする人だろう。

(僕は 3.11 の地震のときは東京でアパートの7階にいた。

 急激に部屋が揺れはじめて(尋常じゃない揺れ方だった)、

 そのときはルームメイトが「逃げるぞ!」って走り出したので、

 僕もサンダルだけはいて、一緒に逃げ出した。

 階段を降りているあいだ、壁の表面が剥がれ落ちたりしていて、

 『あ、もしかしてこれは死ぬかも』と少し思ったのは忘れない。

 部屋に戻ると、冷蔵庫もタンスも、とにかく家具が全て倒れていた。

 あのとき走って逃げる選択肢が正しかったかは分からないけど、

 とにかくそのときはすぐに行動した。

 当時、防衛省のすぐ近くに住んでいたので、

 とりあえずサンダルのまま防衛省の目の前まで走っていった。

 他にもたくさんの人が不安そうに防衛省に駆けつけていた。

 別に防衛省が安全な場所ってわけではなかったと思うけど・・・。

 あれ以来、地震がきたときは真っ先にドアを開けて逃げ道を確保することを思い出す。

 地震後にドアが開かなくて逃げられなくなるケースがあるということを、そのルームメイトが教えてくれたからだ。)

 




このたびの御嶽山の噴火事故でも、自分は大丈夫だろうと判断して、

携帯電話で写真を撮影していたために逃げ遅れた人がいるらしい。









正常性バイアスの「バイアス」は、biasつまり先入観という意味だ。

最近、この正常性バイアスのことをよく思う。

こういう非常事態では正常性バイアスを振り切って自分の安全を確保しないといけない。







これは、自然災害以外の分野でもそうなんじゃないかな。

僕は塾の先生だから、勉強に関しても正常性バイアスのことが気になる。

たとえば、「まあ勉強なんてテキトーでいいでしょ」っていう人が集まる場所にいたら、

たぶん「それが正常なんだ」と考えるようになるだろう。

これだって正常性バイアスだ。

結果、ジワジワと勉強が苦手になっていくんじゃないだろうか。











もちろん、正常性バイアスは、生きていくためには必要な機能だ。

いちいち「自分の行動は正しいのだろうか」って悩んでいたら、生活していけない。

だから、「まあ、みんなもそうしてるし大丈夫か」といういい加減な判断も生きる上では必要になってくる。

ただし、常に正常性バイアスに侵されていると、あとで後悔することもあるだろう。

「あれ、なんかこれ変じゃない? ここは大勢の意見に従ったらまずいのでは・・・」という

ちょっとした違和感、ピンとくるものがあったときは、

この正常性バイアスのことを思い出すようにしたいね。














さて、英検の一次試験も終わって(これはみんなにとって本当に成長の機会になったと思う。

まだ二次があるけど、そっちも楽しんでチャレンジしていこう)、

学校のテストももう終わる時期だ。

実は今夜の授業には、三国丘からも泉陽からも、新しく体験に来てくれる子がいる。

すごく楽しみだ。




超英塾は、「地元で何十年と実績がある塾です!」みたいな存在ではまだないから、

僕の塾に興味を持ってくれる子というのは、

正常性バイアスにあまり感染していない子が多いんじゃないかな、とちょっと思ったりする。

自分から「英語を得意にしたい」って思って来てくれるみんなは、本当に心強い。

どんどん突き進んでいこう。