今日から、高校も、通常通り授業が始まっている。
新しい教科書も、1ヶ月もすれば「見慣れた本」になってしまうのに、
受け取ったとき、最初に感じるあのワクワクした気持ちは何なんだろうと思う。
新生活を予感させるっていうか、
今まで知らなかった世界への入り口な感じがするというか、不思議な感覚だ。
教科書は、
「ワクワク」期 → 「見慣れた本」期 、
そして人によっては「もう見たくない」期や、「戦友」期を経て、
しかし卒業後にはほぼ全員「懐かしいー」期へと移行していく。
今思えば、高校を卒業して以降、もう味わう機会が激減するイベントはいろいろある。
席替えで盛り上がったり、
毎日放課後に部活をしたり、
同じメンバーで同じ授業をずっと受けたり、
学生服を着たり・・・
なんか、大学生も「学生」だけど、もう質としては全然変わってしまう。
高校の時に髪を染めるとワクワクするのに、
大学で染めると「フツー」になるのは、
高校の方が制約が多いからだ。(校則とか)
大学に入ると、社会のルールを守って、授業の単位をとってさえいれば、
あとは自由だ。
「生活指導担当の教授から怒られる」なんてことはない。
すると、「早く大学生になって遊びたい」って言う高校生も多いのに、
卒業したら、なぜか不思議と、途端に高校が懐かしくなったりする。
高校生は、本当におもしろい時期だと思う。
子どもすぎないし、一方で、大人には程遠い。
もしかしたら、人として成長したり、人格が形成されたりする割合が
最も大きい時期かもしれない。
そんな時期のみんなと関われる自分の仕事は幸せだなーと思う。
まあ僕も、社会から見れば、この前書いたみたいに「息子みたい!頑張って!」とまだ言われるぐらいなので、
自分自身まだまだ成長していかないといけないんやけど・・・。
今日の高1クラスの準備もできた。
「2時間の授業って長くない?」と言われることがあるけど、
正直、2時間じゃ足りないぐらいだ。
(部活で考えれば、2時間ぐらいの練習を、平日の放課後は「毎日」やったりするわけだし。)
とりあえず、塾の本は「もう見たくない」期に入らないようにしつつ(笑)、
今日も、みんなの英語が一歩先に進めるように頑張ろう。よし。
おまけ