2016年4月8日金曜日

「使える」にもっていく!


今日は高1クラスの初日だった。

なんか、こちらまで初心に帰る気持ちにさせてもらえて、すごく新鮮だった。

楽しんでくれた(&ためになった)ならいいなーと思う。

そういえば、今の高3クラスも、2年前に始めたとき最初は2,3人しかいなくて、

でもそこから、友達を連れてきてくれたり、チラシやブログを見て新しく来てくれたり、としているうちに人数が増えてくれた。ありがたいことだなーと思う。




高1の最初って、文型がどうとか、付加疑問文がどうとか、

そういう基本的なことばっかりがまずは続くけど、

そのときに、「知ってる」と「使える」を区別してマスターする子は強いなと思う。

たとえば、

How many Japanese words do you know?

という文は、三国丘や泉陽に受かった高校生なら、簡単に意味も分かるし、テストで英訳問題が出れば簡単に答えられるだろう。

でも、この文を、

海外からの留学生に対して、「即座に」「スラスラッと」言える高校生、となると、驚くほど少なくなるんじゃないかと思う。

たいがい、文を作るのに時間がかかりすぎたり、

あるいはそもそも発言できなかったりする。

これが、「知ってる」と「使える」の差だ。






だから、高1の最初の、簡単めなパートは、

「これ知ってるわ」で止まらずに、

「この英語、サクッと英語で言えるようになりたいー」っていう方の気合いでやれば、全然身につく度合いが違うんじゃないかなと思う。






自分はTOEFLっていう英語テストが好きで、このWriting問題は満点をとっているんだけど、

前に自分が書いたライティングの単語を全てチェックしたら、ほとんど(90%以上)が、塾で使ってる高校生向けの単語帳に載ってる単語だった。

それぐらい役に立つのが、高校でやる英語だ。

同じ単語でも、

たとえば passive と見たときに、

「受動的な」という意味が出てくるだけの人にとっては、

この単語は「認識語彙」と呼ばれる。

ただ意味が分かるだけ、という段階だ。

これが、自分で英語を話したり書くときにもpassiveという単語が使えるようになると、

この人にとってこの単語が「運用語彙」になったという。

つまり、ただ意味が分かるだけじゃなくて、使いこなせるようになっているということだ。

単語を勉強しても、それが認識語彙のままの人と、運用語彙にまで高めている人とでは、ものすごい差があると思う。

これって、勉強するときの、ちょっとした意識の違いなんじゃないかなーと思ったりする。

もし高1の序盤で「余裕やん」と思う人がいたら、是非そこでストップしないで、

「使える」英語にまで高めてマスターしてしまえば、もう怖いものなしのはずだ。




来週からどの学年も学校の授業がスタートするけど、学校でも塾でも、みんなが有意義な時間を過ごせますように。よし。


PS

お菓子の差し入れ!です。
いつもお気遣いいただいてありがとうございます!!^^