センター試験まで、あと2日だ。
僕がセンター試験を受けたのはちょうど10年前だが、今でも、
手の甲にマーカーで「あと○日」と毎朝書いていたのを思い出す。
今と違って、僕のときは、
一日目の朝一番が国語、
二日目の朝一番が英語だった。
あれ...もしかしたら国英は逆かもしれない。
でもどちらにせよ、緊張マックスの朝一発目から、英語と国語という、かなり緊張を強いられる時間割だった。(それに比べて、社会系の科目は必ず時間が余る。)
英語は余裕をもって解けたので
200点満点だったが、
(まだリスニングはなかったので、200点が上限だった)
国語はとにかく緊張して、試験が終わってからも、文章の内容をほとんど覚えていなかったような気がする。
とにかく機械のように選択肢を消しまくっていったのを覚えている。
2日間の試験が終わって、
夜、自分の部屋にこもって自己採点したときの不思議な緊張は、今も鮮明に覚えている。
翌日、学校に行くと、僕の同級生(男子)は、点数が取れなかったといって泣いていた。
教室の中が、まさに天国と地獄という感じになっていた。...と、こういうリアルな話は、またクラスのときに、折を見て話そう。
センター試験が入り口に過ぎない人もいれば、
センター試験で大学が一発で決まる人もいるだろう。
体調が万全な人もいれば、
風邪気味の人もいるだろう。
とにかく、みんなが、もてる力を全て発揮できますように...と願うしかない。
高1のみんなは、あと2年、約730日でセンター試験だ。
今この瞬間に、まだ全く会ったこともないライバルが全国のどこかで勉強している。
そして2年後の4月には、まだ会ったこともない、そのライバルと大学で友達になるだろう。
不思議な感じだ。
みんなの、そこに向かっていく人生の一部分だけでも、助けになってあげられるのが塾の先生という仕事だ。
こんな幸せな仕事はないなーと思う。
とにかく、あと2日。
高1のみんなは、高3の先輩の姿をよく見ておこう。
この時期は、高3生らしき子を街で見かけると、心の中で「頑張れよ!」と声をかけてしまう。