2014年11月28日金曜日
教育委員会のウェブサイトが更新されている。
(5/27追記)
新傾向のリスニング問題に対応した、実戦問題集を作ってみました。
興味のある方は こちらの紹介ページ もご覧ください。
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大阪府の、教育委員会のウェブサイトが更新されている。
「大阪府立高等学校の英語学力検査問題改革について」
というページは生き残っている。
もしかして「やっぱりこの問題だと難しすぎるから無しにします」とか宣言される可能性もゼロではないと思っていた(笑)ので、よかった。
というわけで、平成29年度入試【いまの中1】からは、国数英の3教科は、
学校別に入試問題が3パターンに分かれることになる。
ほかにも、
★大阪府は全国で唯一、「相対評価」で内申点をつけていたのが、
平成28年度入試【いまの中2】からは「絶対評価」に切り替わる。
★今までは中3の内申点だけが入試で使われていたのが、
中2・中1の成績も使われるようになる。
◆H28 年度選抜【いまの中2】
第 3 学年の評定のみ活用
◆H29 年度選抜【いまの中1】
第 3 学年・第 2 学年の評定を活用 ≪3 年:2 年 = 3:1≫
◆H30 年度選抜以降【いまの小6以下】
全学年の評定を活用 ≪3年:2年:1年 = 3:1:1≫
・・・など、システムが激変する。
大阪は特にシステムの変化が激しいので、
生徒のみんなだけじゃなくて、保護者のみなさん含めて、
ついていくのがかなり大変だろうなあと思う。
たとえば、いま中1の子が、
来年、この新しいシステムを知らないで
「まあまだ中2だし、学校のテストはそこそこでいっか~」とか言ってたら、
入試で痛い目に遭うことになる。
この前も、たまたま小6のお子さんがいる保護者の方と話していたら、
「まあこの子は勉強あんまり好きじゃないから、来年はのんびりさせようと思って・・・」と
話していた。
「えっ、でも、いま小6ってことは、
高校入試のとき、中1の成績も入試で使われますよ!」って伝えたら、
かなりびっくりしていた。
そりゃ、ふつう知らんよね・・・。
で。
もちろん僕が特に興味があるのは、
今の中1の子たちから始まる、新しい英語入試だ。
今までは「11月になったら最終決定します」みたいなことが教育委員会のウェブサイトに書かれていたんだけど、
その文字も消えているから、もうこの新型の英語入試でGOするということは決定だと思っていいだろう。
新しい入試では、
伝統的なリーディング(読み)問題よりも、
リスニング(聞き)・ライティング(書き)の比重が大幅に高くなる。
将来的には、最難校ではスピーキングのテストも加えてくるんじゃないかと思うけど、
それまでは、まずは
★従来のように、塾や学校で【リーディング】のスキルを倍速ぐらいで鍛えつつ、
★プラスして【リスニング】・【ライティング】のスキルを高めていく
ことが第一になるだろう。
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